日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
ダーウィン展
2008年09月18日 (木) | 編集 |
間もなく5時。
台風を予兆させるどんよりとした雲行きの中、いよいよPさんは目的地へ出発しただろうか?
屋久島上空の大型台風は日本上陸をじわりじわりと始めた模様。
既に宮崎辺りでは、お年寄りの皆さん方に避難勧告も発令され、不安そうな住民の姿がブラウン管から報じられている。
やばいなぁ~。

なぜって、明日Pさんと会うことになっている目的地に着いたら、多分台風も到着している確立が
結構高いから。。。

先ほどの午後4時22分。携帯電話に面接先の担当者から連絡が入った。
「今回は、ご縁がなかったということで・・・」
「そうですか。それでは、近くなのでボランティアなどがありましたら、宜しくお願いします。」

やっぱりなあ~。
期待はしていなかったけど、もしも採用されていたなら徒歩3分という理想的な通勤時間だったんだけどな。

昨日、その電話通知を待ち呆けて連絡がなかったので、採否の如何によらず、出かけることに決めていた。
ゆきんこの場合、保育畑で否応なく外で遊んだ習慣のせいか、オタクはどうも性に合わない。
家にいるのも結構好きだけど48時間以上じっと家にいると、3日目には何かしら用事を作って出かけたくなるらしい。

そういうわけで、まずは連ドラの「瞳」を見ながら朝食。
今日は瞳の祖父勝太郎と、母百子、瞳、そして過去の辛酸を清算すべく百子と離婚した瞳の父親が
17年ぶりに再会した。

身支度はのほほんマイペースでやっていると、食事15分の他に諸々諸々で2時間かかる。
10時過ぎに自宅を出て、前売りチケットをコンビニで購入。
図書館に取り寄せていた予約本を受け取りに立ち寄った。
ありがたいことに、地域の図書館には多分、所蔵していない専門書にもかかわらず、都道府県管轄の
図書館にも照会してくださったようだ。
それを証拠に、1冊は大阪府立図書館、もう1冊は更に入手困難だったらしく、何と「神奈川県立図書館」の所蔵書だった。

2冊のありがたい専門書をバックパックに入れるとずっしりと背中が重くなった。
そして、借り物でも入手できた2冊の本ににんまりと自己満足感が涌いてきた。
タイムリーにも、明日赴くであろう開催イベントとその2冊の本が入手できたことが自然にリンクするかのように。。。

電車で移動した目的地は、地下鉄長居駅。
ふと時計に目をやると、もう正午だった。
改札口を出てすぐ、平日の長居公園にはやはり、お年寄りの憩いの姿が目についた。
前方には、手をつないで歩いていく若い男女の姿もあり、追随するかのように目的地へ向かった。
そして、公園の沿道には等間隔に特別展ののぼりが会場までの道のりを誘っていた。

さて、着いたところは自然史博物館の「ダーウィン展」
今回は、事前に誰も誘わずに一人で観覧することにした。
大抵、誰か付き合ってくれそうな友人・知人を誘うのだけど、
9月の平日。誰も誘う人は思い当たらなかった。
開催期限が21日までと迫っていて、やっぱり見逃せないと思っていた。

平日の場合、客層はマイナーになるので独りでも案外孤独感を感じることもなく、無口にもかかわらず自然体で鑑賞できるということもある。
・・・という私は、連れ立っている相手がいるとお互い多弁になってしまい、じっくり鑑賞していないことも往々にしてあるからだ。

何より、ダーウィン展は夏休み中には、恐らく小・中学生の家族連れで連日賑わっていただろう。
群集が大嫌いな私には、ダーウィン展みたいな超人気の特別展を鑑賞する場合、
閑散とした時空間を敢えて予測しておくと、狙った通りのんびりと楽しめることに味をしめてきた。

鑑賞者は殆どが単独だった。或いは障害のある方と同伴する身内の二人連れであることが特徴的だった。

ダーウィンといえば、進化論を唱えた19世紀の生物学者としてあまりにも有名。
今では当たり前の進化論「種の起源」がどのようなプロセスで公表されたのかを
今回のダーウィン展では、とてもわかりやすく展示していた。

ゆきんこの場合、その人物像とか時代背景、周辺の人々との関係性にも関心を寄せることで親しみを
もとうとするクセがある。
だから、いけないことに現存する素敵な科学者がいたら、実物に近づこうとミーハー根性丸出しで躍起になっていることがあった。

その単純で奇抜な根性が、何となくダーウィンとオーバーラップするところがある。
ダーウィンが名門の裕福な家柄の子息であるとか、ケンブリッジ大学へ行けるほどの才気のある人というのは、科学者になるための前提だけど、
父親の反対を押し切っても、好きなものは好き、誰が何といおうと自分の気概と情熱を注ぎ込める対象があるということが、やはり凡人にはとてもできない科学者や芸術家に憧れるところなのではないだろうか。
・・・と思っているのは私だけ?

時代は大航海時代を経て、大英帝国が世界の覇者として植民地支配を遂げていた。
ビーグル号での大冒険がなければ、ダーウィンに成り代わって他の誰かが進化論を唱えたかもしれない。
もしも、父親の意に応えてダーウィンが医師か牧師になっていたら、彼自身も敬虔なキリスト教徒として神が万物を創造したと唱えていたかもしれない。

ましてや、彼に比類なき観察眼がなかったら、世に抗ってまで実証に実証を重ね、慎重に慎重を重ねた「種の起源」を刊行できなかったかもしれない。

~かもしれないの積み重ねは、ダーウィンを遡り、ダーウィンの死後も未来永劫に渡ってあらゆる科学の叡智の可能性へと連なっている。

私生活の説明も面白かった。
22歳で旅立ち、ビーグル号での航海を終えてロンドンに戻ったダーウィンは、30歳前後に、自ずと結婚を考えたが、それも科学者らしく、自分の人生に結婚の損得まで書き出した。
結局、最も身近な適齢期の女性として、母方ウェッジウッド家の出身で、ビーグル号の冒険旅行に加勢してくれた叔父の娘であったエマと結婚した。
10名の子どもをもうけてとてもアットホームな和気藹々とした家庭を築いたそうだ。

幼い頃から昆虫という昆虫と戯れ、自然のあらゆる細部に目を凝らし、誰よりも嬉々としていた天真爛漫なキャラだそうだから、妻も子どもも自分の研究対象と同様慈しむべきスペシャルな生命体だったの
だろう。

そういうわけで、失業中でも有閑マダムな台風前の1日でした。
明日は、向かう目的地を台風が直撃しないといいのですが・・・



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2008/09/18 18:04 | 科学 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
マラソンランナーの科学
2005年10月08日 (土) | 編集 |
今日も雨が降ったり止んだりしている。
それも、スポーツの秋、運動会の秋だというのに・・・
午前9時半ごろ、家庭教師先のTさんから電話が入った。
「雨が降り出して、運動会は中止になりました。」
「そうですか。わざわざお電話ありがとうございました。
気をつけて帰ってくださいね。」
8月に6歳になったTくんにとっては、保育所で最後の運動会。
その晴れ舞台を見に行くと2週間前に約束していたが、残念なことに
週間天気予報は、的中した。
そして、9月30日まで勤務していたH保育所も。

金曜日の夕方から土曜日の午前にかけて、わたしは臨時に
「一人暮らし」を謳歌できる時間を持っている。
しかし、ブログを書き終えると、気だるく、眠くなって
その殆どの時間を睡眠に費やしてしまった。

もともとバイタリティやスタミナ不足の体質なので、
ひとりであろうとなかろうと
「夜は、寝るもの」と至って子どもに相応しいライフスタイルは、
この国のだんだん昼夜お構いなしのそれに抗って、
いや、というか、昔から地球上の生き物の
当たり前の生得的なバイオリズムをそのままに維持してきたまでだ。

けれども、昨年の今頃も受験勉強に専念するために、
敢えて失業していたのだが、失業という転機、つまり暇は、
いつもわたしを
「これでいいんだろうか?」
「今度はどこへ行って何をすればいいんだろうか。」
こういう哲学的な時間も実は現代人には、本当のところは
無駄なようで必要な時間だ。

わたしが夢中になっているある専門分野(特別支援教育と自閉症関連)
のサイトに毎日、目を通すのは日課になっているものの、
それを見るたび、落ち込みが激しくなる・・・

もう少し述べてみると、昨年の秋は大学院に入ること、
その先生の下でABAで論文を書くこと、それがわたしの目標だった。
目標達成に対する努力が中途半端なのだと突き放されたらそれで
おしまいだ。
それも、目標とずれたところで的外れな虚しい努力をしているのかも
しれないと気づくのはとても辛いことだ。
一昨日、旧友のSちゃんとレストランで語り合ったように。

第2志望のコースでは、同じ大学院の講堂で同じ時間帯に存在していても、いないも同然だ。
それが壁一枚を隔てた隣のクラスだったら?
それが、本当に習いたいことじゃなかったら?

でも、落ち込んでいても仕方ないから、自分ひとりでも、
お金がなくても、条件が厳しくても、誰にも見てもらえなくても、
「わたしにはいつもそばに自分がいるじゃないか」
ともっていって、凹み防止するようにしている。

必死に代償しようとする。
本を読んでみる。
ブログを見てみる。
同じことを真似してやってみる。
「なかなかイケテル」とひとりでウケル

全然違うことで気晴らしをしてみる。

逆のこともある。
これぞ、わたしのオリジナルだと知らずにやっていたことが、
実は著名な人の「○○プログラム」と銘打って猛威を振るっている。
人間ってなぜか、JAZZYな登録標章(ブランドやロゴ)に弱い。
それも、心理学的には実証済みだ。

「そうなの!!どうして離れていて会えないのに、
同じような時期にわたしと同じことしてるの!?」
「でも、一緒にはできないんだね・・・」
「真似しないでよ!」
などなど心の中で吠え出したくなる気分に襲われる夜は眠れない。

有名か無名か、この世で財を成すのか否かは、
そうした紙一重のところに潜んでいるものだ。
名乗るのに、タイミングを逸してしまうとただの凡人なのだ。
同じ事を同じように同じだけしていても。
オリンピックと同じで、優勝すれば、メダルや褒章は
1極集中、その人だけが独り占めなのだ。
考えてみれば本当にアンフェアなずるいシステムだ!

今は行動分析にはまっているわたしは、元来オカルトチックな
ユング心理学が好きだった。
そのついでに、星占いも大好きで、案外当たっていると信じていた。

地域生活情報誌今週の星占い(10月9日~15日)によると、
「発言はきっぱりと。苦しい局面でも年長者や、大人物からの引き上げも」

枕元に、そのなかなか現実に見えることの適わない人物の面影が浮かんで、なぜだか「強力脱臭剤キムコ」のような吸引力を思わせる。

雨の日に、一日じゅう家の中にいてもわたしは案外退屈しない。
することなんていくらでもあるし、
何より、活字離れした第3者からすれば、読むのがめんどくさい
こんなサイトでも、わたしにしか書けないものだから、
気がついたら2時間もかけてこれだけ書いている。

ああ、早く宿題のエリクソンの文献読まなくっちゃ!

土曜日のお気に入り番組はNHK「科学大好き土曜塾」だ。
今日のテーマは「マラソン」
短距離ランナーと比較実験しながら、
マラソンランナーは心肺機能に優れ、一回の大きな心拍で
多くの血液送りだすので、酸素供給量も多くなり、その結果、
疲労物質の乳酸も溜まりにくくなる。と解説していた。

ふ~ん。
保育士という仕事は、常に身体を動かしているため、
一般的にエイジレス(年齢不詳)なのは、それとも関連しているかも
しれない。

1位になるだけが目標では、残りの99人のゴールは無意味なのだろうか。

人生はマラソンだ。
それぞれのペースでそれぞれの目標を追い求めていく。
わたしには、わかっている。
わたしは、短距離ランナーで、途中で息切れしてその場にうずくまってしまう。
方や、「強力脱臭剤キムコ」はたまた、「超人バロム1」と崇める
その人は、マラソンランナーでいつも金メダルを取り続け、
自分もいつまでもどこまでも走り続けながら、周囲の人々までその吸引力で走らせてしまう御方なのだ。

白身魚のヒラメは砂に潜ってじっとしている。
敵が近寄ったときにさっと逃げてしまう。
赤身のプリプリした海遊魚のマグロは、悠々と地球を股にかけて泳ぐ。
赤身は酸素を効率よく取り込むミオグロビンという成分だ。

番組は「鍛えれば、鍛えるほど記録は伸びる。」
とコメントして終わった。
これぞ、ABAの真髄なのだ!

とりあえず、わたしは、
①宿題を済ませて、
②雨が上がったら、
③マグロの刺身を食べて、
④サイクリングで、
⑤スイミングに行ってみようと思う。





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2005/10/08 15:10 | 科学 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲