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6月後半に入り、梅雨本番。
晴耕雨読というので、じめじめと湿気た自室でじ~っと本など読んでいると、
乾ききらない洗濯物や自分にまで、カビが生えてきそうな気分、、、

人の心もある程度はお天気みたいにどうしようもないものですが、
そんな中でも、おや?と思ったささやかな瞬間を書き留めておきたい。

午後2時を過ぎて窓越しに雨の降り具合と同時に植木鉢を見てみたところ、
なんと、ベランダに並べたプチトマト11本のうち、
一番長く伸びた茎の先にとうとう花が咲きました!

3月下旬に、卵のパックに100均一で買ったプチトマトの苗を蒔いてみました。
授産施設に勤務するまで、私的にもほとんど関心がなかった農園の世界でしたが、
新居に移って2年目で、少し余裕ができたこともあり、何気なくトマトの苗を買ってみたのです。
農作業経験豊富な施設の同僚に「卵のパックを利用すれば発芽しやすい」とまでは教わっていましたが、
そもそも植物の面倒見が悪いこともあり、育たなければそれで仕方がないと思っていました。

ところが、意に反して、失業前後の3月下旬から4月上旬にかけて、次々と小さな芽がでてきました。
5月の連休を過ぎ、すくすくと苗が育っていきました。
卵のパックでは手狭になってきて、実家から空いている植木鉢をいくつか持ち帰り、育ちのよい10ほどの苗を植えかえて、残りは畑のボランティア活動をしている知り合いの方に引き取ってもらいました。

それから約1か月経ち、どの鉢のトマトも茎が伸びて毎日の水やりの度毎に伸びる姿が楽しみになってきました。
というか、今のところ、楽しみはそれくらいしかないのですが。

3年前の2008年4月新設ほやほやの授産施設に就職した時も、大きな畑でかなりの数のトマトときゅうり、茄子を栽培していました。
その時は、自分だけでやっていたわけでもなく、利用者の方々の支援や職場の人間関係のストレスに揉まれて、
野菜の成長にまで気配りなどできませんでした。

プチトマトの花は本当に小さくて目立ちません。
支援員当時は、花はいつ咲いたのか、黄色い花だということさえ、気づいていませんでした。

30歳の頃、私は大学の専攻科に入学を果たし、言語障害教育のコースに進学しました。
内地留学の各学校の特別支援学級を経営する諸先生方と親しむ傍ら、進路が決まらず宙に浮いていましたが、
既に世はバブル崩壊。ニート世代が増加し、就職氷河期まっただ中でした。
それでも、30にしてエスケープがてらの再学生生活は、現役大学生時代に引けを取らず、毎日が新鮮で楽しいことばかりでした。

心理学オタクだった私は、在学中の1年間学生相談室で定期的にカウンセリングも受け、それさえも楽しんでいました。特に、箱庭療法が楽しかったのですが、カウンセラーの先生は何もコメントせず、ニコニコと受容してくださっっていました。
どんな相談をしたのか、その内容も通っていたこともすっかり忘れかけていましたが、小さな黄色いトマトの花を見てF先生のことばをふと思い出しました。

「人はどのように生まれても、自分の意思でどこかへ行くことができる。人間は能動的だから環境を変えようとするか、悪しき環境から動いて逃れることができるわ。でも、植物は違う。植物は意思を持たないからどんなところに種が落ち、花が咲くかどうかもわからない。そんな草木でも、コンクリートの上やジメジメしたあまりいい土壌でなくても、根付いて花を咲かせている姿に私は感動するのよ。」

種から芽が出るかどうか期待していなかったプチトマトの苗がぐんぐん伸びて花が咲くとは、
何事もやってみないと結果はわからないものですね。
文字通りに「蒔かぬ種は生えぬ」の逆で、
「蒔いてみたら、花が咲いた」のでした。


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水無月も半ばに入り、(?)失業継続中です。
外出すると、日々の食料品の買い物だけでも出費には違いない。
雨天のときは必然自宅謹慎状態ですが、そうでなくても、じ~っと家で過ごしがち。
加えて、以前は日中働いていた時間帯にテレビやネットをダラダラ見ていると、4月5月の電気代が3月より上回っていて結構、電気代がかかっていることに気づきました。

再就職が決まるまで、来る猛暑時の節電生活に備えていかに消費を減らして過ごしていくのかが課題です。

おまけに、うちは珍しく未だしつこくアナログ放送を使用継続中です。
「終了後はどうするんだ?」と言いながら、未だ地デジ化テレビの購入には踏み切れません。
そんな生活保護スレスレの暮らしぶりをどうかお察しください。

しかし、自由な時間がたっぷりあるのが、ある意味贅沢だと割り切っていたい。
なんたって、ウチの近隣は野山に恵まれ、天然自然の美しい野鳥の囀り声は聞き放題というあり難い環境です。
そこで、お金をかけないさらなる贅沢は、読書の時間。

といっても、若い時分からそんなに読書家、本の虫というほどではありません。
図書館でも、込み入った内容の小説などは借りません。
最近は、掃除術やら料理のかんたんレシピ、雑誌などを見流してるだけで、頭脳プレーを怠るばかり・・・

今回、ミーハーな私が選んだのは、『花言葉』三輪明宏 (2010,PARCO出版)です。
副題として「愛の格言集 あなたの心の友 人生の道案内ガイドブック」
ページをめくってみるまでは、ホントの花ことばだと思っていたのですが、
目次は次のように分類されています。

1自分を書輝かせるための言葉
2つらいときのための言葉
3自分を磨くための言葉
4美しく生きるための言葉
5人と上手につきあうための言葉

どれもなるほど癒されることばですが、
ゆきんこ特選をいくつか抜粋してみました。

「地獄極楽はあの世ばかりにあるのではなく、
自分の心のなかにもあるのです。
同じ問題でも、見方、考え方を変えてみるだけで
地獄にも極楽にもすることができるからです。」


「好き放題 おいしいものを食べて、飲んで
健康でいたいというのは図々しい。
口から毒を入れれば、病気になるのは当たり前。
これも『楽あれば苦あり』です。」


「人は姿勢が崩れると感情的になる
首と背筋を伸ばし、体を左右対称に保てば、
魂のお行儀も立派に良くなり、冷静でいられます。」


「なぜ花は美しいのでしょう。
見る人を慰めて、何も見返りを求めない。
ただひたすら献身的だから、花は美しいのです。」




天空の農園で女子会


水無月に入り、早くも5月下旬には梅雨入りした気象情報により、本日も雨でした。
昨日5月31日は、台風2号が過ぎ去ったもののどんよりとした曇り空。

午前11時。
リニューアルしてまだ1か月経たない大阪駅の改札口に同世代の主婦5名が集まりました。
「久しぶり~」
「おかえり。いつ帰ってきたの?」
「たった今。」
「今!?」
「昨日臨時の仕事入って4時までやってたの。おかげで寝不足・・・」
「それは、大変だね。実家に帰ったらゆっくり寝てよ。」
「うん。新しい大阪駅。なんだか空港みたい。」
「あ、この時計台だ!ポスターに写ってたの。」

遠方から帰阪したOちゃんを迎えて、リニューアルしたばかりの大阪駅へ「天空の農園」を見物しようということになりました。
主婦業には、プラスアルファで園芸やら家庭菜園の手入れがつきもの。
天空の農園はこじんまりとした畑にひととおりの野菜や果物、ハーブが栽培されていて、何となく「これならウチでもできそう」っていう気にさせてくれます。
「いちご赤くなってる!」
「これは、ブドウね。子ども連れでブドウ狩りが楽しめそう」
などと、感歎のことばが口をついて出ました。

農園を後にして、徐にOちゃんが私の服装をほめてくれました。
自宅や近所では、ポロシャツにジャージとどうでもいい服装をしているのが常ですが、いつになくオシャレしてみました。
深緑の麦わら帽子に、若草色のサマーセーター、ちょっと変わったプリント柄模様のグレーのサテン地のフレアスカートでコーディネートしてみました。
「ゆきちゃん、今日のファッション今の季節にピッタリで素敵。」
「どうもありがとう。今日は皆に会えるし、どうしてもこのサマーセーターとスカートにしたかったんだ。今日を逃せば、もう来年以降はこんな恰好できないと思って。」
「大丈夫。年齢なんて気にしないで好きなファッション楽しめばいいじゃない。学生時代から体型が変わらないね。」

話題は、大阪人の特徴、GWの旅行のお土産話、東日本大震災にまつわる話題、お互いの近況、介護と教育、資格試験と就職などなどに終始しました。
40代ともなると、今はそこそこ元気でいてくれてもいずれやってくる夫と自分の親の介護問題と、
いよいよ年頃食べ盛りの10代の子どもの進路と教育問題に板挟みになってくる年代です。
それでも、バブル景気を知っている世代は、30代世代とは切実感が違います。
なんとなくのほほ~んと学生時代を謳歌して、あんまり将来の明確なビジョンがなくても、
すんなり就職できた世代ですから、ありがたいと思います。

「こんなかわいいお店したかったな~・・・」
「一人暮らししてみたいわ」
若いバブル時代以来、家族抜きで可愛らしい非日常的ショッピングに興じつつも、買うのはやっぱり家族の品々。
売れ筋商品としては、節電に備えて、小型扇風機やひんやりグッズとアロマのリラックス商品が目立っていました。

ラクアという新しいショッピングビルをブラブラ抜けて、お馴染みの地下街ホワイティうめだへ
「歩き疲れたし、そろろろお茶しよっか。」
アフタヌーンティの奥の座席をキープして、お茶とケーキセット、おしゃべり三昧を5時前まで楽しみました。

それぞれ抱えてる悩みやストレスはあるけれど、
何が嬉しいといって、それぞれ家庭を営みながら、元気に働いて、
年に数回は、時間をねん出してこういうひとときを共有し、味わえることです。
会うごとに知らず知らず笑い皺と白髪がお互いの顔に増えていき、
「え~と、何だっけ?ことばが出てこない。」
なんてセリフも増えてきて、
「子どもってすぐ覚えてしまってすごいわ~!」
「私たちもそうだったのよ、子ども時代は。」
「そうよね。」
「今時、家族バラバラで孤独な人も増えてるから、年をとっても友達ってとても大切よ。」
「不満や愚痴を聞いてもらったり、おしゃべりするのって認知症予防になるよね。」

と適当にフォローしあえるのが、中年力でしょうか?
おばあさんになっても、何度でもまたこうしてお出かけして集まりたいです。




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