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ブログの功罪


ブログの世界は、摩訶不思議。
人間はことばを持ち、ウソをつくこともできる有機体だ。
本当のこともウソや虚構も混ぜこぜになっている。

わたしの場合、かなりリアルに日々のことを綴っている。
プライバシーへの配慮は、これまでの仕事柄怠っていない筈だけど、
なるべく真実を綴りたいのは、自分の本能に根ざしたものだ。
このことは、かなり勇気のいることだけど、それを承知の上で
ブログを作っている人々は、話題を選択し提供することは当然だろう。

実名を公表している社会的に著名な方々というのは、常にその功罪を弁えることが必至だ。

ブログを始めた理由は、単純だったし、昨日からひたひたとS生命の
トレーニングを受け始めた私も、そのきっかけというのは、単純だった。
1月5日にハローワークで誘ってくれたのが、足に障碍を負ったBさんだったからだ。

単純に、面と向かい合わないことが前提でコメントできるのが、
ブログのいいところ。

顔を見る、声を出して実際のコミュニケーションをするのとは、大違い。
ことば以外の「その人」自身が醸しだすありとあらゆる情報によって、
話さなくともいろんなことが読み取れたり、わかったりすることは
膨大だ。

それが怖くて溜まらないから、思いかけないところで緘黙に陥り、
障害児業界のプロになりきれずに泣いてばかりきたのだ。
私の実物を十分に知る人なら、それをもどかしく思いつつも、わかって
くれている「だろう」と思う。

今年の1月から、人生のベクトルは思いもよらない方向へ動きだしている。
その一方で、過去にも片足を乗せたままにしている。
こんな中途半端な歩き方ってあるかしら?あるよね。

純粋なNPOだけで生きるなんてあまりにも過酷過ぎる。
それなら、「仕事は仕事」と割り切って、本当に好きなことを余暇にしてしまった方が、今までのように苦しまずに、ゆきんこらしいナチュラル・サポートができるんじゃないか?

それを今、試行錯誤しているところだ。

昨晩、午後5時40分ごろ
夜の学校へ向うJR環状線の電車の中で、大阪駅に着いた瞬間、
向かいの側の座席の壁面の小さな広告に目を留めた。
「ことばは感情的で、過酷で、ときに無力だ。
それでも私たちは信じている。ことばのチカラを」


障碍を持つ人々の世界でことばが通じることは、常識ではない。
だからといって、彼らが無益な存在と単純に遠ざけたり、無視や軽視
してきた歴史は長いし、過去完了進行形でもある。

あまり専門家チックでなく、等身大に今を生きているちょっと変わった
日本に平凡に生まれた一女性が、自分の感じたまま、考えたまま、
行動したままを、誰かに垣間見てもらっているに過ぎない。
その意味で、ブログで自分の世界を公開することには、ようやく
ためらいがなくなってきた。
それも、お陰さまで、元気で無事であること、誰かが読んでくれている
のが嬉しいから、書ける。
だから、幸せという気持ちをかみ締められる。
もっといいのは、たった一人ではなくて誰かと共有できること。
それが、たくさんいる人は、かなり贅沢でもっと幸せだ。

その気持ちが表現できるのは、笑うっていうこれも人間にしかできない
行動のツールだ。
それを教えてくれたのは、他の誰より障碍のある人々だった。

だから、彼らをわかって欲しい。
もちろん、かかわるのはとても難しい人たちで、近づけば傷ついたり、
苦しいことも悲しいこともたくさんあった。

彼らもあなたと同じように幸せになるために生まれてきたかけがえのない存在なのだと。
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