ゆきんこの引き出し

日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。

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「はい。どうぞ。何だと思う?」
午後4時50分
母が、生暖かい半透明の汁の入ったグラスを差し出した。
「ゴーヤでしょ?」
「ぐ~っと一気に飲んで。」
うう、まずい!

今日は昨日よりも30分早く起床。
徐々に、働くモードに入ってきた。
9時半に自宅を出発した。
途中、交差点で偶然、家庭教師先のTさんと擦れ違った。
「おはようございます。」
「おはようございます。」
「いってきま~す。」
Tくんを自転車の後部に乗せていた。
もしかしたら、通院かも?

昨日の午前にも来社したS生命の支社ビル。
昨日のランチの時に、同期になるOさんと約束し、一緒に面接を受けようと待ち合わせた。

「おはよう。ごめん。待ったでしょう?」
「ちょっとね。席取っとくから。どっちに座る?」
「窓際。」
「わかった。はんこここに押してね。」
コートを脱いで、指示通りに行動した。

今日は支社長面接の日。
番号札の先着順に並んで、面接を受けるのだが、早い順に終了すると
教育係のT課長が言っていたので、それを見越して、定刻よりも少し早く
来社した。

面接の役に立つかな?と思って気休めに杉山先生の「行動分析学」の単行本と、先週1月31日(火)のABA特講で使った資料
「第24章 ペイ・フォー・パフォーマンス」を時間まで広げて読んだ。
pay for performanse とは、
「報酬(賃金やそれに代わるもの、ご褒美)が特定のパフォーマンス(達成)に随伴して与えられる仕組み」である。

定刻の10時になったが、なんだか女性の数が減っている。
昨日は30人は5階の同じフロアにいたのに、今日は半分くらいの
18名だった。
私はOさんの次で、9番目。

昨日に引き続き、初めは互礼
「わたしの顔をみてくださいね。大事なアイコンタクトの時間ですよ。」
にんまり笑って若手ホープという感じのT課長が、メガネの奥の目で
女性たちにさりげなく喝を入れる。
氏のやや迫力ありげなアプローチに閉口したり、お試しやいっちょかみらしい女性陣は、昨日の時点で早くもリタイアしたみたい。

「え~、面接の前に、ホワイトボードを見てください。
失礼します。御願いします。ありがとうございました。
これらの挨拶をきちんとして入室してください。支社長のT氏は、鹿児島から赴任されてまだ4ヶ月ですが、気さくで優しい方ですので、リラックスして応じてください。
明日、入社日の連絡ですが、電卓を持参してください。
それから、身だしなみをきちんとして仕事をする服装で来てください。
ジーパン、綿パン、Tシャツ、ミュール…これは、今流行りのサンダルのようなスニーカみたいな履物ですね。運動靴も禁止です。」

はあ~、今まで保育士業界で普段着にしていた服装は、ご法度か。
10年以上愛用してきた膝に穴の開いたジャージもおさらばかな…

相手に不快感を与えない清楚な身だしなみなんて基本中の基本という気もするけど、昨今の子育て事情からすると、この時点で厳しいな~、うるさいな~なんて挫折する人もいるんだろうな。

初めの6人が面接を受けている間、待機者はなぜか、「和田アキ子」さんの初心者心得のビデオを視聴した。
「ここからだと、遠いよね。」
「いえ、大丈夫です。見えます。」

画面の中のアッ子さんは、もっともらしく叱咤激励していた。
「これだけは初めに言っておくけど、厳しいことも仕事のうち。
先輩を見習って余裕を持って楽しみながらいこう。
その人を憎むより優しくしてあげたい。
ファイト・ガッツ・根性・正直さが大事。
他人に迷惑をかけると、会社・仕事・仲間に影響するから輪が大事。」

ふ~ん。これも、心理学的にはサブリミナル効果大だよね~。
何人かの友人の意見も参考に飛び込んでみたけど、
結局、結婚もなんでも、未知の世界を実際に経験して、自分で手応えを
掴むのが人生だから、
何がいいと言って、常に前向きないい発言をする社員の姿勢に好感が
持てたのと、「人間関係の良さ」それに尽きる。

次の7番から12番の新入者の面接の番が来た。
「ゆきんこさん、今の気持ちはどうですか?」
「ドキドキしています。初めて支社長にお目にかかり、お優しくて
気さくでいらっしゃるので、一目ぼれしました。」
「そんなこと言われたら、どこに隠れようかなぁ…」
K支社長は、机の下に潜り込むポーズを取った。
私も、ちょっと言いすぎたかな… 反省

「Bさんの勧誘で来られたのですね?」
「はい。ハローワークの前でお会いしました。」
「そうでしたか。彼女は足に障碍をお持ちですが、そんなことを気にせず、ひたむきに頑張ってくれています。」

小さい子どもがいる女性にも配慮してくれるところが、
多くの女性営業員を束ねるトップの寛容さが自然とにじみ出ているように感じた。

「何か質問があれば、お伺いしましょう。
この仕事はね、仲間と競い合っちゃいけません。昨日の自分と明日の自分を比べる。その方が、身についてくるんです。」

「難しい仕事で、一挙手一投足でできるとは思いませんが、そのような
心情を、支社長ご自身はどのように心がけて社員に奨励されていますか。」
「うん。この仕事は、お客さんのニーズをどれだけ的確に捉えられるか
に掛かっている。その能力は、女性の方が長けていると思うんです。
できれば、私が直に全てのお客さんにお会いして、伺いたいけど、
この地域に関しては、まだ4ヶ月で何も知らないでしょう。
だから、よく知っている女性の貴女方から教えてもらうしかないんですよ。本当は、僕が全部見て回りたい。それができないから僕の分もがんばって欲しい。そんな気持ちで励ましています。答えになってるかな?」

性別を超えたところで人間性に曇りのない人物は、こんな素晴らしいことを何のてらいもなく言えるのだなと、感銘を受けた。
それに、正直であること、挨拶を励行することも幼児期の課題なんだけど、ベースがしっかりしてるというのは、「人生の地震」にも揺らがない包容力と自信に満ち溢れている気がした。

面接を一緒に受けた女性の中には、出産で退社したが、再入社という
女性もいた。
「また新しい気持ちで、新入社員として取り扱いますので、そのつもりで。」

ただ、優しいだけでない生保の世界。ユルクナイ
隣の10番の若い女性もやや不安そう。
「お母さまが30年間もお勤めだったんですか?」
「はい。内情はいろいろ知ってるだけに、心中複雑です…」

いいのかなあ…これで
まだ迷っていた。
なんでもっと平凡じゃいけないのかな。







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久しぶりにお邪魔したら雰囲気がガラリと変わってますね!いい感じです。

新しいお仕事の世界に一歩前進?なのかな。生保のお仕事って厳しいんでしょうね。でもゆきんこさんならバリバリ生保レディやれそうな気がするよ。応援してますv-218

2006.02.09 09:28 URL | 野ウサギ。 #- [ 編集 ]

野ウサギちゃん。励ましのコメントありがとう。
不安もいっぱいだけど、ある意味では新鮮です。応援してもらえると、本当に嬉しいです。お互い健康には、くれぐれも気をつけましょうね。

2006.02.10 16:59 URL | ゆきんこ #- [ 編集 ]












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