ゆきんこの引き出し
日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。

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憲法記念日

五月晴れのGW到来。
日本じゅうの皆さんがめいめい楽しい計画を立てて、実行中の真っ最中
ではないでしょうか?
関空から海外でGWを過ごす旅行客は、16万4000人だそうです。

ここ数年、ゆきんこはつまんないGWを過ごしています。
3年前から受講してきた「特別支援教育士養成セミナー」の常連受講者
だったり、2年前は受験勉強で臨床心理士を目指すべく予備校通いを始めてレポートを書いていた。

ちらかった部屋の掃除に、衣替えなどしていると、
20代の時みたいなゴーカな海外旅行もそうそう楽しめなくなってきました。

とはいえ、旧友とのお付き合いはかけがえのないもの。
4月29日のみどりの日は、ポートピアランドに位置する「神戸花鳥園」
へ出かけました。

高い天井から色とりどりのベゴニアのハンギングシャンデリアがお出迎え。
夜行性のフクロウさんたちは、ねむそうな目を開けたり閉じたり、
眠ったままだったり。
「もしもし?今ねえ、ハリーポッターの白いフクロウさん見てるよ。」


一番人気は、バウムクーヘン顔の「カラフトフクロウ」
フクロウ以外の色んな種類の鳥さんたちは、餌付けと日頃の躾が上手く
いってるのでしょうか。
人とのふれあいにすっかり慣れている見事なコンパニオンでした。
どの人の腕の上にもチョコンと乗って餌をオネダリしていました。

野生の鳥では自分から人間に近寄るってことは、まずないと思います。
フツウに家庭の鳥籠で飼われている小鳥さんたちも、飼い主以外に馴染むには、それ相応の時間がかかります。

Oちゃんの家族ヨウムのリンちゃんも、よそ者のゆきんこが忘れないうちに介入することで、「あ、また来たんだ。」という感じになってきました。
「リンちゃん、いい子ね~。」
「トイレ行く?」
「シャワーする?」
そして、リンちゃんの18番「♪はとぽっぽ」だけでなく、
今年の1月から教えていた童謡を歌ってくれるようになりました。
「♪こっとりはとっ・・・」
「ってもうたがすき~」

もうこれで、Oちゃんと大爆笑!

転職して1ヶ月あまり。
センパイ営業員のみなさんからは、
「そろそろ疲れが出てくる頃でしょう?」
「はい。仰るとおりです。」
ブログも休日を挟んで10日間更新できませんでした。

出かけて行ってなんぼにもならない駆け出しで、
雨が降っても風が吹いても繰り返し、繰り返しの訪問セールス

「あっ、ちらしと地図忘れた。」
「なんだルスか~。」
と、無駄足を踏むこと数知れず。

究極には、
ピンポーン(インターホンを押す)
「こんにちは。ゆきんこです。」
この文章だけなら、余程日頃の行いがよろしくなければ、
忌み嫌われることもなかろう。

しかし、「S生命の」と付加しないことにはお仕事にならない。
「結構です!今、子育てで忙しいですから!!」
ああ、コワ~イ・・・

ある程度、経験積んだ営業ウーマンなら、こんなことは大手電機メーカーのエンジニアからハローワークのキャリアカウンセラーになったおじさん曰く「蛙の面に小便」なんだけど、

「会社説明会にお誘いしたら、もの凄く怒られました。訪問先のご主人に許可を得て、元々奥さんが外交員をしていたと聞いていたから。」
「随分、いやな思いをしたのか、そういうキャラクターなのか・・・」
「旦那さんの方は優しい感じの人ですよ。」
「優しい旦那さんなら奥さんはキツイ人かもしれないね。」

夕方6時、梅田経由で最も混雑の激しいJR 神戸線の寿司詰め状態の電車に乗って、だんだん汗臭くなってくる息苦しさに耐えること30分。
神経を鈍化させ、人をモノ化していなければ、人ゴミが途方もなくおぞましいという元々の感度を必死に騙し続けて3年目。

「こんな通勤ラッシュアワーがイヤで、バーンアウトして療育指導員辞めたのにな。」

本当は家の中が大好きなひとりっ子で、ちっとも退屈しないのだから、
こんな私が不特定多数の方々にお目にかかる外交員というのも、驚異的かも。(花鳥園のコンパニオンバードに同じ)
休日に誰もいない部屋でブログに向かっていられることで、自分を取り戻してオタクになれるのは、実にシアワセなことだった。
(レポートと、損害保険の試験がなかったら…)

それでも、人生ってのは、厭なことばかりじゃない。
1人の個性も悪いところばかりじゃない。
人生の中のいいことや、出会った人々のいいところを見つけられているのか、そうでないのかという些細な違いなんじゃないかと思えてきた。

例えば、一般的には保育士よりも保険外交員の方が職業のイメージが
宜しくないことを、世間一般の人々から否応なく教えられた。
「でも、実際の世界を知らない人たちの偏見なのよ。」と、
語る仲間たちは、これまで過ごしてきた教育界の人々と同等か、それ以上の人格者かも知れないとまで思える程だった。

「ゆきんこさんってほんわか、ほのぼのしてるね。」
「純粋で真っ直ぐな心を持っているのね。」
「あなたの人生を左右してしまって、責任感じるよ。」
「私にあなたのスーツ見立てさせてよ。」

こういうことを真顔で言ってもらったことって、
私の人生にはあんまりなかったのに、
この営業所に来てからというもの、殆ど日常的になったのだから、
「夢じゃなかろうか」と思わなくもない。

お客さんの中にもいい人もいる。
他社商品の証券を見せてくれるお客さんのなかには、本音で話してくれたり、聞いてくれる人もいる。

「介護保障のことは知らなかったな~。これは誰もしらないんじゃないの?」
「そうですか。他の方にもお伝えした方がいいですよね。」
「それにしても、この仕事ってどうなの?うちのオクサンも以前、誘われてたみたいだけど、社会人経験ないからね。」
「私も、誘われて始めたばかりです。前は保育士でした。ずっとバイトだったんですけど、お世話になった先生が私のためを思って辞めなさいと進言してくださいました。」
「あ~、その方が合ってるのに。癒し系だもんな。」
「癒し系ですか?」
「今はその先生も退職されて、親御さんの介護をされていると聞きました。」
「そう。。。オレのところもそんなに余裕はないよ。妻と子どもたち、
1人で家族を養わなくちゃ」

昨日、5月2日の午後は、★営業所で定年60歳を迎えた大ベテランの所長さんの祝賀パーティーを催した。

60歳前後の永年粉骨砕身してこられた支部長さんに部長さん、課長さんの間に挟まれた指定席で、身の置き所にも話題にも困ってしまった。
「H課長、このお仕事に就かれたのはどんなきっかけでしたか?」
「僕は元々建設関係の会社で現場監督をしてたんだが、
昭和53年に当時の上司がこの会社に入って声をかけてもらって転職したんだ。当時不景気になってね。」
「もうこちらの会社の方が、長くお勤めされているんですよね。」
「そうだね。」
「入社して私が感じたことは、こちらの男性社員のみなさんが、
他の男性に比べても誰に対しても、友好的に話をされることが印象的でした。苦手な方とはどうされていますか?先日もインターホン越しに
怒鳴られてしまいました。」
「誰とでも話すのは、慣れるに越したことはないよ。私も何十年し続けてきたからさ。相手がいやがっているのに無理に話すこともないけど、自分から話さないことには、会話にならないんだから。」
「保険の話も、なんというか孫にも衣装って感じで、外交員の服装といい、まだ板についてなくて上手く説明できません。」
「自分のわからないことをお客さんに話したって、わからないよ。
相手にわかりやすいことばで、自分にも相手にも納得できる説明で
いいんだよ。」

つまり、インフォームドコンセントですね?

今回、定年を迎えられた主人公のN所長は、家族からもお客様からも
多くの上司や部下からも人望と信頼の厚い優しく忍耐強いお人柄で知られてきた方だ。
決して雄弁ではなく、
「会社のおかげと思ってる。」
「みんなにいつも感謝してる。」
と、いつも仰っていて、見守っていただけるだけで安心するという
オーラを醸しだしていらっしゃる。
多くの肩書きのある方、ない方から寄せられた祝辞を一緒に拝聴しながら、N所長と共に同席の1年以内に集まった新人営業員5名も含めて、
全員が涙でハンカチを濡らした。

N所長が育成した後輩の営業員も多く、センパイ営業員の誇りは
自らも営業成績をキープしつつも、何人の後輩たちを育てて、出世させていくのかによって賞賛されるシステムだ。
営業員の数が増え、総じて営業成績が上がれば、営業所そのものの実績が評価されるという組織と人材育成は、褒めちぎってなんぼの世界なのである。

N所長は、どの営業員にも優しく骨身を惜しまず指導にも献身されてきた。
それが、私には一目でわかったのだ。
「あ、ABAとおんなじだ!やっぱりABAなんだ。」


大きな花束を机に並べて、今まで見たこともない芸能人級の特大ケーキにロウソク60本と勤続年数の25本に火を点した。
「ゆきんこちゃん、誕生日の歌を歌ってよ!」
「ええ!そんなおこがましい!」

こうして午後4時半で和気藹々と祝賀パーティーが終わり、
早めに、営業所を出て自転車でH駅に向かった。
それでも、定刻の6時30分には間に合わなくて7時になってしまう。

遅れて席に着くと、免疫学の先生が指名した。
「ゆきんこくん。球麻痺について調べてきたか?」
「はい。調べました。」
「よっしゃ。あとで聞くからな。」
「はい。」

先週の授業で、つい質問したら宿題になってしまった。
すっかり時間に追われるライフスタイルになったものの、
4月28日(金)の支社での勉強会の帰りにK医大付属病院前の図書室に
寄り道した。
「応用行動分析学で特別支援教育が変わる」(山本淳一、池田聡子2005)を返却して「トビラノムコウ」(山下康代 2006マキノ出版)を
借りたついでに、1階の医学書コーナーの医学事典をちょっと立ち読みしてみた。

はあ~、、、
日本語でも理解不能なのに、英語の医学事典まである。
そういえば、お医者さんってカルテにドイツ語で記録してるもんね。

「おい、小児科病棟勤務!球麻痺って何や?」
それは、5年前の話で1年くらいしかやってないんですが。。。

「私は保育してただけで、、、
球麻痺とは、延髄の麻痺で、舌下神経、舌咽神経、迷走神経が障害され言語障害、嚥下障害、構音障害を伴います。
また、仮性球麻痺は、この神経経路に通ずる大脳皮質の延髄路が障害されます。」

講義が終わって、顎髭がモチーフのH先生は、
「いちいちプリントに書いてあることを説明してたんじゃ、先の病気の
話まででけへんやないか。しっかり読んどけ!」
と言い放って、午後8時講義室を出た。

ベテラン風のメガネの先生が話しかけてきた。
「あなた、いつも先生の質問によく答えているわね。」
「いえ、実は以前勉強したことはあったのですが、もうすっかり忘れていまして。球麻痺ということばに聞き覚えはありましたが、
改めて学びなおしてよかったです。」
「私も養護学校でそうした症状の子どもたちと接しているものですから。
それがこの資料なの?平成11年にD大学にいらっしゃったんですか?
しっかり勉強されたのね。」
「そうですね。この資料は当時の宝物です。今は医療系の勉強は教育系ではできなくなりました。私はたまたまその過渡期に言語障害のコースに入学できたので、本格的に大脳の解剖実験学習も経験させていただくことができました。指導教官の先生もアメリカと日本で医学博士号を取得された方で、言語病理学の第1人者として今も幅広くご活躍ですが、教育系の大学にいらっしゃったのも、考えてみればラッキーだったかもしれません。」
「もしかすると、T先生のことじゃ?」
「ええ、T先生をご存知で?T先生、有名ですよね。去年の今頃もテレビに映っていらっしゃいましたから。」
「あなたはD大学の大学院にいらしたの?」
「いいえ。専攻科です。教員免許を有していることと3年以上の障害児関係の職務に従事していることが当時の入学条件でした。」
「それじゃあ、教員免許を持っているのね?」
「ええ、中学・高校の社会科ですが。」
「出身の大学はどちら?」
「O大学です。阪大系列の先生方に心理学を学びました。」
「そう~~~」
「同窓だった先生方は『ことばの教室』や通級指導教室などの専任でした。でも私は、保育士でも何でもないんです。当時の資料は箪笥の肥やしになってますから、どうぞゆっくり御覧になってください。」

私は脳神経学のファイルの束を女性教諭に差し出した。

何なの?矢継ぎ早なこの質問攻撃は?
聞くだけ聞いて、自分のことは何も自己開示しないなんて。

さて、どうしようかな?
折角のGWを有意義にするのかどうかも自分次第だけど、
今日は憲法記念日だから、
憲法が自分の日常とどんな関係があるのか考えてみるのもいい。

自分の身体を支えているのが骨格だったり、
自分を自分で命令してくれているのは、脳ミソだってことを
自覚しているのは専門家くらいのものだ。
自分の生活が成り立っているのが、この国に生まれて
憲法に裏打ちされていることに気がつかないのも当たり前。

布団の中でしばらく各党の代表者が円卓を囲んでいた「憲法記念特集」を視聴した。
イラクへの自衛隊派遣問題や、靖国参拝に対する中国・韓国との
政治的軋轢、その矛盾を解消すべく憲法改正について議論が交わされた。

GWを満喫しても全然構わないし、わたしだってゴロゴロしたり好きなことしている。
でも、今日は何の日か忘れていたり、大事なことが何かわからないとか
「かんけ~ね~よ」族が、どれくらいいるのかな~と気がかりなのは、
おばさんになった証拠かな?
難しいことはわからないけど、わからないことをそのままにしておくからわからないままなんである。

来年、4月29日は「昭和の日」5月4日が「みどりの日」になるそうです。


午後、土弄りをしていた母の姿を見て、12月の中之島バラ園で頂いた綿の種を筆箱から出して、植えてみました。
芽が出てくるのかお楽しみです。


















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プロフィール

ゆきんこ

  • Author:ゆきんこ
  • 2005年8月23日にデビューして、ブログ歴13年目になりました。
    開設当初、障碍児加配保育士を経て、紆余曲折の3年間の夜間大学院の日々を綴ってきました。
    修了後も、失業と再就職を繰り返し、どうにかケセラセラでやってきました。
    出会いと別れの中で次第に専門分野への執着を捨て、遠ざかる日々です。

    独身時代の趣味は、旅行、水彩画、ハイキング、心理学系の読書、リコーダー演奏などでしたが、兼業主婦になってからは家事にまい進、心身とともに衰退しています。
    かなり前に流行った「どうぶつ占い」では「人気者のゾウ」ってことになってます。

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