ゆきんこの引き出し

日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。

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更新ができすにもがいていたら、お盆休みもあっという間に終わってしまった。

今日の夕食後、丸々2週間インターネットにアクセスできず、やっとやっと交換したモデムを接続して、溜まっていた120以上のメールにも目を通した。

夏期休暇の前半、8月9日から11日までの3日間は、集中講義の共通科目
「学校経営と学級経営」に出席した。参加していた教員の皆さん方は
ざっと70名。午前9時15分から午後5時までみっちり6時間なのに、省エネで室温は冷房が殆ど効いていないから、団扇でパタパタ扇ぎながら、
朦朧としてくる意識のまま、午後は眠りこけていることがおおかった。
内容は、難解すぎてもうすっかり思い出せないので省略・・・

「ねえねえ、譲与変数ってなあに?」
「わかりません。そうだ、数学専攻の彼女に聞いてみましょう。」
昼休み後に、丁寧に解説してもらったっていうのに、忘却の彼方・・・

16日には、久しぶりに吹奏楽団時代からの旧友のOちゃん、Sちゃんと
3人で天王寺駅で待ち合わせ、堺市のミュシャ美術館へ出かけた。
この時のことは、また別に書くとして、

昨日は休み明けでがんばって午後9時前まで残業した代わりに、
今日は事前に休暇を取って、どうしても出席しないといけないセミナーへ出かけた。

目的地は天満研修センター
目的は、特別支援教育士養成セミナーに出席すること。

昨夜はなんだか、興奮して一睡したかなというころに、夜明けがやってきた。

12月に参加したきりの久しぶりで、小学校の先生方が中心の新規の受講生の方々が増えて、顔触れが随分変わっていた。
本来、3年以内にすべての講義ポイントを取得し、ライセンスも手にして
いるはずが、4年目にして今日、開講の「検査法演習:K-ABC」もやっと
受講できたというわけ。

余裕を持って早めに壁側に近い席を確保して、相席の目上の女性教師が
戻ってきて、軽く会釈した。
「先生は、もうポイントずいぶん取れました?」
「まだ1年目なの。これからよ。」
その時、銀髪の初老の権威が現れた。
私は即座に笑顔を真顔にリセットした。

「台風の風が吹いていますが、日本のこの暑さは大したことないです。
先日、アメリカのネバダ州へ、特別支援教育の就労支援システムの見学へ行ってきました。あちらは42度ですから、水分補給を常にしていないと熱中症になるほどでした。」
ほぼ定刻に、プレゼンテーションを始めた嘗て追っかけまでしていた
T先生が再び、壁際を通り過ぎたのに、私は伏目のまま群集に紛れて
「知らん顔をした」。

おかしいけれど、会社員になった今、いや、
4年前からクビを傾げつつ、腑に落ちない気持ちのまま、受講してきた。

講師は午前の部が愛媛大学のH先生と、午後は国立特殊教育研究所のF先生。

ここで、母が居間の掃除をすると言い出した。(続く)

H先生によると、
2001年に旧LD教育士養成セミナーを開講して6年目のうちに、
2001年には会員数1400名だったLD学会の会員数は、受講者が年々増加し、まもなく5000名にも昇る勢いで、障碍児関連の学会では最大規模を誇る日本特殊教育学会の会員数を越えてしまったそうだ。

因みにH先生といえば、お父さんの代から、障碍児教育界の権威で、
ご先祖さまは、兵庫県界隈を統べるお殿様だったとか。
その身分を窶して、至って気さくなキャラクターは、初めての講演会でのプレゼンテーションとは変わっていない。

「ご先祖代々の熊の書き方は、決まっております。
ム、月、ヒ、ヒ、てんてんてんてん。」
どーっと笑いが起こった。

小学校へ入学し、漢字の読み書きが年々険しくなる発達障碍児には、こうしたわかりやすい絵描き歌方式の書き方をわかりやすく丁寧に教えることが効果的。
と具体例を挙げてくださっているのだ。

確か、8年前に初めて追っかけで、H先生の感覚統合についての講演会を
こべっこランドに聴きに行ったことを思い出した。
H先生の兄弟子にあたる神戸大学のS先生との共著の「感覚統合法」と
2冊も私の本棚に入っている。

「最近は脳神経科学も進んで、男性と女性の性差による脳のメカニズムと認知様式の相違も明らかになってきました。以前『地図が読めない女
 話が聞けない男』っていう本が出ましたよね。確かに、言語性の課題は女性が優位で、男性は抽象的な図形などが優位ですが、総合力は同じ
だそうで、神様は釣り合うように創ってくださってるんですね。」

気になったのは、隣の席の受講生だ。
このセミナーに参加しているのは、発達障碍児の支援にかかわる教職員のはず。
なのに、彼女は傾聴するでなし、記録をとるでなし、何をしているのか?
ひたすら親指の皮を捲り続けていた。
講義内容よりもそんなに気になるのか?それともあなたも??

バーンアウトして、自主リタイアした分際で言えたことではないんだけどね・・

先生たちが通ってくる大学院でも、こうした光景は別に珍しくない。
ビンボウ揺すりの先生や、私語を慎まない先生。講義に関係ない内職をする先生、茶髪にハイヒール、ケバケバシイ化粧の先生、個性も行動も
バラエティに富んでいる。

昼休み、2階の女性トイレは込み合っているので、講師控え室の前を通って3階に移動した。
通りすがりに、何気なくドアの隙間の奥を眺めると、まさかのI先生の
顔が覗いて見えた。

I先生の「行動面の指導」の講義はお馴染みでGW,お盆休み明け、年末または年始の3回開講されているし、事前スケジュールにも明記されていたから別段、驚くこともないのだ。
そう。ABAだって少ないけど、全国津々浦々に複数の指導者がいらっしゃるし、私の殆どジャンルを問わない講演会好きも、彼これ10年になろうとしていた。

午後、担当のF先生は、H先生に比べて2倍速以上の早口で全然メモがとれなかった。
発達障碍児にマッチした具体的な個別のカリキュラムを立てるために、
K-ABCだの、WISC-Ⅲの知能テストから、診断・評価することがまず
スクリーニングされる手順なんだけど、はしばしにF先生のぼやきが入る。
「就労支援の問題も取り組む必要があります。ある事例では、園芸の会社に就職したのですが、段取りができない、仕事がわからない、指示が通らない、調整できないなどの理由で1年でドロップアウトしたんですね。それなら、健常の失業者を代わりに雇用して欲しいと圧力がかかったんです。それから2年経ちますが、まだ再就職できていません。」

学校ぐるみで対応が上手く機能していなかったり、特に学校長が、真剣に向き合おうとしない場合に、F先生のような巡回相談の網の目をくぐって逃げの一手で、問題を悪化させているケースも少なくない。

はぁぁぁぁ・・・これは、他人事ではない明日はわが身の話。
今は保険会社で新米扱いで多めにみてもらってるけど、
いつまで経っても、どんな仕事しても、初心者の域を出ないからお払い箱になってきたのは、自分自身なんだもの・・・

只今混乱している学校の先生方の苦悩がこんなセミナーでも見え隠れしてはいても、辛うじて護ってもらえるPDDのみなさんたちも、
学校の外を出た社会の風当たりは、講演が終了して、夕刻吹いていた大阪の生暖かい台風とは比べることなんてできないだろう。


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