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2006/08/31 (Thu) 未来予想図
今日で8月も終わり。
カレンダーで水中から顔を出すあどけないバンドウイルカくんとも
今日でお別れだ。

この書き出しは、ちょうど1年前のブログとおんなじ。
★営業所の営業員はみんな善良で親切だ。そして献身的で人の何倍も
働くスーパーウーマン。
今も、入社当時のその第1印象はほぼ変わらない。

我々よちよち歩きの新米外交員を手取り足取り指導しながら、
彼女らが外出している間に、子どもたちの保育も、夏休みじゅう送り迎えも含めて助け合っている。
有給休暇だって望めば、いくらでもくれるし、何と言っても正職員で、
福利厚生も男性と互角の処遇に、一見申し分はない。

しかし、見えない醜態にオブラートがかかっているおいしいお話でもある。
なりふり構わず、「誰でもつれて来い」式の採用活動。
これでもか、これでもか、の際限ないノルマ。

「ゆきんこちゃん、O所長と言ってたんだよ、最近元気ないって。」
「あ、そうかな?私、去年まで仕事や人間関係がずっと辛くて泣いてばかりいたでしょう?それが、今年、★営業所に来てからみなさんに歓迎してもらって、心地よく働かせてもらってきたのが、本当に嬉しかった。でも、半年経てば、人間関係も、色んな物事も変わらずにあるってことはないんだなって。」

午前中、K支社で翌月の査定に向けて全員がノルマを達成し、昇格しよう!という気合入れの研修が、W部長から告げられた。
「黙っていたら、お客さんは振り向いてくれず、時は流れていく。
限られたほんの数分でいかに熱意を持ってわが社の商品のメリットを
印象付けるかが勝負です!では、模範会話をやってみましょう。
Nさん、ちょっと前へ出て御願いします。」

打ち合わせなしのアドリブで、Nさんはおきゃくさん役のW部長を唸らせる。

しかし、Nさんは珍しく遅刻した。
そのついでになのか、ロープレを終えると「ちょっとトイレ行かせてください。」と中座した。
「どうしたの?」
「気分が悪くてね。」

昨晩、仕事帰りに営業員同士のバーベキューパーティーに参加したせいかな?
それが理由か、根拠のないNさんへの胸騒ぎで、昨夜はぐっすり眠れず、
私も研修中、最前列でW部長の目を盗んで瞼を閉じてまどろんでいた。

「お待たせ、ゆきんこちゃん。行こか。」
「Nさん、大丈夫?昨夜はどうだった?」
「もう、愚痴愚痴パーティーよ。事情はよくわからないけど、直属の上司と部下がうまくいってないと、先行き心配よね。ゆきんこちゃんと私は、彼女たちと同じ所長じゃなくてよかったね。」
「うん、人間関係に問題があるとわかってたら、初めから入社しなかったよ。
大学院の専門と生保の仕事は似ているとS支所長も言ってたし、それを
真に受けて喜んで入社したのに…」
「実は、一昨日、S支所長に呼び出されたのよ。ヤル気ないんだったら
いつでも辞めていいのよ!って。さすがに堪えたわ。」
「ええ!知らなかった。私にはいつも褒めてくれるし、親切で優しいよ。そういえば、他の営業員も見えないところで叱られたり怒鳴られたりしているそうだね。私は一度も見たことがないんだけど。」
「そのせいかな、体調悪いのは。すっかりヤル気無くしたわ。」
「そんな話聴いたら、私も不安だよ。いつか私にもそんな日がくるのかなって。」
「前の営業もきつかったけど、このまま中途半端な給与で辞めるのも悔しいし、ボーナスも欲しいしなぁ。」

ABA的にこのシーンをどのように分析、考察すべきだろう。

S支所長の二枚舌は、この会社の社風を反映するものだ。
時には猫かわいがりをすると思いきや、「働け働け~!!」と
鞭打つ叱咤激励に蜂の一言。
これを会社のトップセミナーに出席しては、末端の営業員にダイレクトに雷がゴロゴロ落ちてくる。

だからって、そんなに売り上げなくちゃならないの?
心身の健康を害してまで?
保険っていざというときの保障なのに、喫煙コーナーでみんな
タバコ吹かして、肺が真っ黒になるまで、血液はドロドロにしてまで、
ストレス解消で、お菓子を無駄食いして、営業成績挙げるのが、
そんなに素晴らしいことなの?

「どうしてよりによって、ゆきんこが生保なの!?」
親友たちの忠告を聞かなかった私って本当に脳天気なアホだな~。

「ゆきんこちゃん、先月の専門試験の結果来てたよ。」
「ありがとうございます。」
すっかり内容も忘れてしまったが、結果は72点でギリギリの合格ラインを通過した模様。

「今度は一体どうするのよ?何か見つかったら辞めたらいいし、
今のところ何も言われてないんだから、勤められるだけ勤めたら?」

夕餉の会話で母が言った。
「自分でやろうかな?」
「だから何を?」
「何をするか、何したらいいのかわからないから悩んでるんじゃない。」

人間が生きていくにはお金が要る。
でも、お金が要るのは人間だけで、野生動物の世界には不要だ。
ABAの先生のことばがアタマを過ぎる。
「水と食べ物。これがあれば生命維持は可能だ。しかし、それを得るための間接的手段として、人間にはお金や仕事が必要なんだ。」

私の未来予想には、数年前、いやもっともっと昔から郷愁の自然の風景があった。
ハローワークの前に佇んでいたBさんとの出逢いがなかったら、
どうしていただろう?

職業訓練を斡旋するインターネットで、私は何を検索していたか?

そう、実は自給自足の農業経営だった。
まさかと思う方は、アーカイブ2006年1月5日を御覧下さい。










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プロフィール

ゆきんこ

  • Author:ゆきんこ
  • 2005年8月23日にデビューして、ブログ歴12年目になりました。
    開設当初、障碍児加配保育士を経て、紆余曲折の3年間の夜間大学院の日々を綴ってきました。
    修了後も、失業と再就職を繰り返し、どうにかケセラセラでやってきました。
    出会いと別れの中で次第に専門分野への執着を捨て、遠ざかる日々です。

    独身時代の趣味は、旅行、水彩画、ハイキング、心理学系の読書、リコーダー演奏などでしたが、兼業主婦になってからは家事にまい進、心身とともに衰退しています。
    かなり前に流行った「どうぶつ占い」では「人気者のゾウ」ってことになってます。

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