日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
ご執心もコダワリ?
2005年09月14日 (水) | 編集 |
台風ではないが、窓際のカーテンがはためくほどの
風が一日中吹いている曇り空の一日。

どういうわけか、5歳のRくんは、すっかり
わたしのことが気に入り、廊下などで
わたしを見つけては、腕を引っ張るという行動は、
こだわりチックになってきた。
「ごめんね。今日はまたお誕生カード作りなんだ。
あ~、忙しい。」
そう言って諦めをつけてもらいたいのだが、
職員室にまで探しに来るものだから
ついに、主任が介入し彼を鬼ごっこに誘った。

運動会の練習はいよいよ本格的になり、
午前中は戸外で幼児クラスが合同でリレーの練習で
盛り上がっていた。
わたしは、用務のKさんと、小さい倉庫から
余計な板切れや古い使わなくなった跳び箱などを、
園庭で動き回る子どもたちに当たらないように
迂回しながら、園舎の端の物置に運んだ。

再び、職員室に戻ると子育て支援室の要職者2名が
所長、主任とRくんの協議をしていた。
発達障害児の加配保育士の存続は、この協議次第で、
明日の運命を左右される。不安定だが、仕方ない。
いつまでも、身辺のお世話をする松葉杖は、必要ないのだから。

Rくんの午睡の添い寝の仕方もエスカレートして、
密着しすぎるのは、性に目覚めたりする恐れがあるからと
主任と担任からチェックが入った。

昨日よりも時間はかかって、Rくんは抱っこや膝枕を
求めてきたが、1時40分ごろにR君は眠りについた。

午後から職員会議で正職員が各クラスから一斉に外れると
父母の迎えまで、アルバイトと非常勤職員に
保育が全面的に任されるというシステムになっている。
今日は、Rくんに付き添うことになり、彼は、機嫌よく目覚めると
終始ご機嫌でわたしと手をつないで歩いた。

午後の園庭でRくんは大好きなバッタを見つけると
すばやく捕まえて
「せんせいにあげる」と言った。
「ありがとう。Rくん、先生に優しいんだね。」

風の中、乳児クラスのI先生の押すバキーに乗って
いた3人の赤ちゃんのうち、紅一点のYちゃんに
手を振った。
30メートル以上も離れていてもYちゃんは、
わたしに気付いて愛らしく笑った。
1週間前よりも、覗いた前歯が生え揃ってきたように見えた。

雨がポツリと頭に落ちたのに気づいたRくん
「あめや。はよ部屋に入ろう。」
わたしが手渡した砂場のオモチャを手早く片付けると
1番にクラスに入った。
彼が自らがんばっていることが、わたしにも
ひしひしと伝わってきた。

その手応えに師匠の理論と実践に確かさを
わたしだけが実感していた。

好きな人に喜んでもらいたいから
目の前のことに一生懸命頑張る。
こんな純粋な行いを彼に障害があっても、
一体、誰が否定できるだろう。

明日は2ヶ月振りのゼミなのでお休み


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2005/09/14 22:35 | 未分類 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
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