日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
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とんでもないパーティー
2006年09月27日 (水) | 編集 |
今日は些かアタマが混乱している。

昨夜は、珍しく「お食事でも」というお誘いがかかって
同僚のNさん夫妻とミスターNの部下、K君、ゆきんこの4名でN夫妻行きつけのバーで午後6時から9時まで歓談していた。

今時、とっても珍しく、N夫妻はとても仲の良い夫婦で、
会話の合間にもお互いの惚れているところを自慢げでもなく極々自然に、賞賛しあうところに好感が持てた。

では、具体的な会話はどうだったのか?
24時間以上経過してしまうと、殆ど正確には叙述できない。

「オレのワイフはどんな仕事振りなの?」
「そうか、夫婦だとお互いの外での姿がわからないんだね。
そうだね、Nさんは営業所にいる時間が少ないよ。それから、誰にでも
同じように笑って話している。好きでも嫌いでも合う合わない関係なく
いきなりお友だちって感じで。それから、同行してるときは、どんどんモーションかけていくからすごいよ。」
「フフフ。でも、友達はいないの。ダンナ以外にはゆきんこちゃんくらいだよ。本音や弱音が吐けるのは。」

けれども途中からは、殆どゆきんこの独壇場になっていた。

「オレは結構もてたんだよ。」というミスターNがABAの話に
関心を示して傾聴してくれるのをいいことに、ゆきんこの熱弁している様を見て、
Nさんも最後にはこう言ってくれた。
「ゆきんこちゃんが、★営業所に入る前から目指してきた論文を書きたいという熱意は、保険の仕事以上のものがあるんだね。
それなら、自分のやりたいことを曲げてまで、支所長に義理立てすることなんてない。もう引き止めないよ。」
「ありがとう。お互いこの仕事を辞めても友だちだよね。」
「N家の家訓は『人生に無駄はない』だけど、自分のやりたいことがあるのなら、それを後回しにするのは無駄ってもんだ。
人間、本当にやりたいことを持っているヤツなんてそんなにいないんだし、あんたにはそのアバ(ABA)をやりたいっていう
熱意があるんだからさ。それと、これからの人間ってのは、強い者と
知恵のあるものが生き残っていく時代だ。
ゆきんこちゃんは、アバっていう知恵を使ってやってみたらどうだい?」

翌朝、月の締め切りを過ぎて昨晩から一斉に書類整理を行った。
シブシブ査定をクリアするための、余計な自己契約をするために、
午前中は、契約成立後の慣れない領収書の作成や納金書などの事務手続きだけで終わってしまった。
これから契約者になった母の少ない年金から、毎月7,000円足らずの
死亡保険を払っていかなければならない。

査定月の締め切りギリギリまで1件も契約がなかったならば、
自分の給料を得るために、営業力のない新米営業員はこうすることが
掟だ。

「うちはさ、そういう会社なんだから。」
そういえば、W部長は21日の研修でそう言い放った。
「それじゃあ、W部長お世話になりました。お元気で~!!」
「おいおい、ちゃんと査定通過してよ!」
研修の最後にそう挨拶したこともリフレインした。

週明けの月曜日は締め切り2日前、支所長から呼び出しがあった。
「ゆきんこちゃん、この(足りない)数字どうするの?」
「・・・査定落ちで結構です。」
その瞬間、支所長が悲しげな表情をした。
「ゆきんこちゃんの設計書作ったの。掛け金は私が払うから。」
「いけません!大丈夫です。私払います!」

それからずっとブルーなんである。
死亡受取人を72歳の母親にして、契約しなくちゃならないなんて。
私は兄弟姉妹もないオバサンシングルなのだ。
母が先に亡くなったら一体、誰が私の死亡保険金を受け取るっていうんだろう?

「そん時は、オレが受取人になってやるよ。」
「あ、そう。じゃあミスターN宜しく!」

なんてサラリと会話した。

今朝の自己契約の成果を発表するときも自然、声のトーンは下がる。
そして、午後3時30分には9月戦を終えた成績優秀者のなかに、なぜか含まれていて、祝賀パーティーに参加させてもらった。
理由は、新人のOさんを誘って7月に入社してもらったからだ。
でも、やっぱり嬉しくなかった。

パーティー会場は、大阪・梅田新阪急ホテル内のレストラン「オリンピア」
そこに集まったK支社総勢で営業員はざっと250名。
営業員たちは、飲めや食えやで、バイキング方式のご馳走に1時間半も
舌鼓を打った。

向かい合わせに座った支所長が、こまめにたくさんのお皿を次々と運んできて下さった。14年生保界で培ったお決まりの笑顔付きで。
その笑顔になぜか、気分が悪くなってきた。

中盤に差し掛かると、部長課長たちの吉本新喜劇のBGMで始まった
パンダやバニーガールの着ぐるみショウに、アタマからパンティーストッキングを被って、引っ張り合い競争の余興が始まった。
そしてゲラゲラと営業員の笑いがコダマした。

ううう・・・・目まいしそう・・・

「あんた、起きてる?」
「・・・はい。わたし目が細いんです・・・」
どこの営業所かわからない支部長が真正面に威勢良くどっかと座って、
激励のビールを注ぐ。
「あんたたちには、もたもたしないでさっさと11月には支部昇格して欲しいのよね。何が何でもっていう情熱が足りないわよ。」

その女性の話しっぷりに気分はますます滅入っていった。
女性の隣のNさんは何食わぬ顔で、ゴージャスな笑顔を浮かべていた。
女性が他のテーブルに映ってNさんに聞いてみた。
「知ってる所長さん?」
「ううん。知らないよ。」

いよいよ営業員の大群やパーティーのムードに圧倒され、我慢できずに
中座してトイレに逃げ込んだ。(これがホントの引き篭もり?)

そのほんの10分あまりのうちに、ゆきんこが行方不明になったと
★営業所の仲間が電話をかけたり探し回っていたようだ。

再び、指定席に戻ると、エゲツナイパーティーはお開きになっていて
三々五々に営業員が散っていた。
「ゆきんこちゃん、どうしたの?」
「ごめんなさい。心配かけてしまいました。トイレに行ってただけなんです。」

パーティー会場を去る時、追い討ちをかけるように奇妙なコスチュームの部長課長たちが、花道を作ってわざわざお見送りだ。思わず目を伏せてしまった。
「ゆきんこさん、そんな顔しないでよ」
けばけばしいメイクのT部長が捨て台詞。

「すみません。ちょっと予想外の趣向のパーティーに気分が悪くなってしまいました。」
「部長たちもあれがお仕事だから・・・」
また支所長が笑顔で宥めた。

御願いだから私を自由にして欲しい。
元はといえば、誰のお金でこんな馬鹿げた酒宴を催す必要があるのだろう。

明日は待ちに待った休暇がやってくる。
明日の夜、ゆきんこはOちゃんと暫し、★営業所からも日本からも脱出する。

さらばじゃ!!




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2006/09/27 22:14 | 悶々 | Comment (3) Trackback (0) | Top▲
コメント
この記事へのコメント
 お疲れ様~!え~?明日からどこ行っちゃうの?いつかえってくるの?

 気をつけてね。ちゃんと元気になって帰って来てね。お土産話楽しみにしてます。
2006/09/28(木) 19:36:20 | URL | 小林 一弘 #-[ 編集]
ゆきんこさん、ご旅行・・・?ですか?

身も心もリフレッシュして、また元気な姿を見せてくださいね♪
2006/09/28(木) 21:49:44 | URL | 野ウサギ。 #-[ 編集]
小林さん、野ウサギ。さん、いつも優しいコメントをありがとうございます。
今回、海外旅行保険をかけずに出かけて無事に帰国しました。
2006/10/01(日) 13:06:04 | URL | ゆきんこ #-[ 編集]
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