ゆきんこの引き出し

日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。

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3連休だというのに、特に出かける予定もない。
もちろんお金もない。
昔から、お金に余裕はないものの、何より出かける気がしない。
家でぼさ~っとしていても、時間は過ぎていくし、
退屈する性質でもないから、気がついたらこんな時間って感じ。

それでも、起きている間、家の中で何もしていないわけではない。
サンデーモーニングが終わる頃、ふとんを上げて、
遅い朝食を摂る。

母が、近くの小学校へ「敬老の集いに出かけた。」
わたしは、母に頼まれた手作り絵本の挿絵の構想コンテ
を描くことにした。

子どもの頃から漫画や落書きするのが好きだったのだが、
いつの間にか、かく能力が衰えていることを感じた。
何事につけそうだが、やり続けてこそ、その能力は
維持されるし、苦手なことも、続けているうち、
できるようになると、達成感や自信につながって
それが楽しくなってくる。

わたしにとって、それが障害を持つ人々と歩んできた半生そのものだった。
その反面、彼らと本格的にかかわるようになったことを契機に
それまで自分自身が続けてきた楽しみを殆ど代償にして、今ではそれらのことが当時ほどにはできなくなってしまったことに気づく。
子どもを持って親になることのプロセスもそれに近いかもしれない。

人は何かを取捨選択しながら生きていく。
それが、人生のルーレット。

さて、母が数年前から、自分の自叙伝的童話絵本を
作りたいといっていたそのシナリオは、
戦中の生家のようすを綴ったものだ。

60年以上前の、しかも母の幼い頃の記憶のなかの
イメージしかない映像を視覚的に再現するなんて、
レポートや論文並みになかなか難しい宿題だ。

「送電線てどんなの?」
「何種類もの建築資材が天井まで届く棚にぎっしり
詰まっていた。」
「その資材を牛や馬が荷車で運んでいた。」
「近所のおばさんが電話を借りに来た。」
「小さなまどには、節分の厄除けの鰯の頭が突き刺してあった。」
「近くのお寺に紙芝居屋がやってきて、30人くらいの子どもたちが
御堂の中で聞いていた。」

などなど、戦争中の子ども(母)の暮らしぶりは、
わたしの子ども時代と全く違っている。
それでも、わたしなりのイメージ力で、表現してみると、
母は、わたし独特のイラストのタッチが好きみたいで、
「そうそう、こんな感じ。でも、電話は、もっと目線のところに
本体が柱に取り付けてあったの。」
などと、修正を加える。
ついでに、母の一番古い記憶についても聞かされる。
祖母が、結核で5歳のころに亡くなったこと。
弟は、そのために乳児期を親戚に育てられたので、
なかなか「家族」になりきれなかったこと。
姉に厳しく体罰を受けながらしつけられたこと。


お金がないとかなんとか言ってみても、
全くないわけではなく、今の生活水準を維持するのには、
少し辛抱しないといけないという程度かもしれない。
こんなに科学や技術の目覚しい時代の恩恵を
受けていることに対するありがたみを
どこかで、忘れてしまっている。
仕方ない。わたしが生まれたころは、一通りの
家電製品はすっかり整っていて、それが当たり前だったのだから。

誰かのブログを覗き見て、いろんな世界があることに
改めて驚くし、これも、メディアリテラシーがわたしに
辛うじて備わっていればこその恩恵なのだ。

それにしても、わたしたちは、究極には
放っておけば、自然に自分の好きなことに囲まれて
突き詰めていることに気がつく。
「好き」だということに気がつく前にもう行動して
しまっているのだ。きっとそれはある程度、幼児期に定まっているのだ。

好きな曲は聴いた瞬間に「あ、いいな~。」と感じて
憶えるまで練習する。
「わたし、この人が好き!」という感情は、
もう既に赤ちゃんのころに決まっている。
幼いときに好きな友達と遊んだ。
小学校時代の初恋の面影は、不思議なことに大人になっても変わらない。
「好きだ」と脳みそが決めたことに理由などあるのだろうか。
その意味では、わたしは至って純粋で正直なのかもしれない。
(つまり、子ども)
それなのに、「なぜ、これが、この人が好きなんだろう?」
とまた考え込み、妄信的になってやしないかとモニタリングしてみる。

今、このときが、過去からつながっている。
そして、未知の明日へとつながっている。

わたしは、こんな近未来を描いてみた。
10月になったら、独り暮らしのための下宿を探してみよう。
できれば、学校の近くで、マンスリーレオパレスみたいなのがいいかも。
何枚も書くのはいやだけど、履歴書も書いて就職活動もしよう。
来年は、Y先生のお薦めの資格試験も受けてみよう。

去年のわたしは、受験勉強の真っ最中で、
今、こうしてブログを綴っているなんて思いもよらなかったのだから。


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