ゆきんこの引き出し

日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。

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三連休の週明け、帰宅は午後9時半。

3連休もどっぷり休んでいたわけではなく、骨折り損のくたびれもうけが
続く、2月は1月に引き続いてスランプモードのゆきんこ

やっぱり加齢のせいなのかな~?
それとも、I助教授がゆきんこを精神分析すれば、
やはり幼少期のトラウマに問題があるのか??

3連休と言えども、実働(とりあえず1件の契約をつけること)をしない
限りはお飯(まんま)食い上げのS生命保険募集人のサダメ。

1月は運良く社長さんのご契約があったが、
毎月毎月、契約と採用にやいのやいのと言われる日々と、
大学院のレポートの締め切りに追われて、かなり精神的に余裕がない。

というより、昨年秋から年末にかけての恐ろしいほどの支部昇格ノルマの最中に、プライベートに大きな変化も生じて、
それを誰にも相談できないから、余計にグチャグチャになっていると
いった感じだ。

自分は辛うじて心身の健康をキープしていても、諸々に降りかかる出来事が不安にさせる。
それなのに、どうして支部昇格パーティーを素直に祝福できるだろうか。

そう。
丁度1年前の支社長面接で、
「一目惚れしました。」と
茶目っ気を出していた保険業界に、全く無知・無邪気だったゆきんこは
1年後、すっかり変貌を遂げていた。

先週から、近づくバレンタインデーに向けて営業員たちは、いつもより
多めにお客さんたちを惹きつける(?)何種類かのチョコレートのセットを用意し始めた。

2月7日だったか、記憶がはっきりしないが、
午前中の身支度の最中、4歳年上のN所長が突如、ばたりと倒れた。
数日前から頭痛が続いていたのだが、激しい眩暈に襲われたのだ。
慌てて、何人かの営業員がNさんを抱きかかえ、壁際に座布団を挟んで
椅子に腰掛けさせた。

O所長が倉庫から新聞紙とありったけの座布団を持ち込み、
Nさんを横たえて安静にすることになった。
その後、数日Nさんは脳ドッグにかかり、今日まで休養をとっていた。

夜の学校の後期授業が終わっても、ゆっくりできる時間がない。
土曜日も午後出勤して、目星をつけたお客様の書類を整えて、
夕方、H市街のBというマンションに出かけた。
玄関から照明が洩れていて、在宅していても、保険屋さんを忌み嫌って
出てこないヒト、ようやくドアを開けてくれても、
今月は、販促品のバレンタインデーのチョコレートを撒き散らすだけで
当然、設計書にまで扱ぎつけない。

午後6時半過ぎ。
すっかり日が暮れた田んぼ道の真ん中を自転車で★営業所へ向かう最中
携帯のベルが鳴った。
「ゆきんこちゃん、今どこ?」
「え~と、今営業所へ向かっているよ。」
「気をつけて帰って来てね。まだ営業所は開いてるからね。」
「うん。ありがとう。」

7時前に無事★営業所に戻ると、Hちゃんがセラピーカードの付属本を
読みながら待っていてくれた。
「どう?そのカード当たってるかな?」
「うん。カードに色んな意味があるんだね。」
「ねえ、Hちゃん真っ直ぐ家に帰る?」
「それは、どういう意味?」
「ずっと前から一緒にごはん食べに行きたいって言ってたよね?」
「うん。だってゆきんこちゃん、忙しかったもんね。
もしかして、今がチャンス?」

というわけで、Hちゃんと初めてディナーをご一緒することになった。
そこでの会話は、割愛するが、
Hちゃんだけでなく、ゆきんこが一緒に過ごす日々が残り少なくなっていくことを察知している彼女たちは、みんな
「寂しくなるわ・・・」
「引き止めたいけど、やりたいことがあるんだもんね。」
と名残惜しそうにしてくれる。

「ゆきんこちゃん、ブログ書いてるんでしょう?アドレス教えてよ。」
「★営業所を辞める時にね。今は恥ずかしいんだもん。」

11日と12日のうちに大学院のレポートを仕上げると、
自分で決めたことはなんとかクリアできた!
しかし、約束をしていたお客さんに電話をかけたところ、
しかも、歯磨きして、化粧して、スーツも着てからスタンバイOKという
状態まで準備していたのに、
「あ、電話くれたの?今日は疲れたからゆっくり休みたいと思って電話しなかったんだけど。また今度、こっちから電話するから。」

こういうことは当たり前なんだけど、やっぱり腐ってしまう。

お陰で、久しぶりにテレビを呆けーっと見ながら、
年明けから描きかけのまんまだった年賀状のお返事を書いて、
10枚くらいは翌朝に投函することができた。

しかし、どうやらゆきんこはいつから不機嫌なのだろう?

「おはよう、ゆきんこちゃん。今日はがんばろうね。設計書準備して!」
「はい。」

ぶっ倒れたN所長、ゆっくり休養できたのか、いつものゴージャズな
営業スマイルで、復帰していたものの、顔色がよくない。

「もう大丈夫なの?」
と先週よりも咳が酷くなっているBさんがNさんに声をかけた。
「実は、内耳の聴神経の血管が詰まっていることが脳ドッグでわかったの。あと1日遅かったら、もう歩けなくなっていたって。それから4時間も点滴を受けたわ。不幸中の幸いだった。」
「やっぱり、脳からきてたんだ!もし1日遅れていたら介護状態だったってわけ?」
「うん。そう。私、身をもってやっぱり介護保障のついた保険って大事だな~と思ったわ。」

11時過ぎに、支社から20代の初々しいT氏がカメラマンになって
3月の社内月報の表紙にする写真撮影が行われた。
当然、★営業所の面々、いつもより気張った衣装に濃い目のメイク
そして、板についた営業スマイルで、
ハイ!チーズ

「ゆきんこちゃん、そのジャケット素敵じゃない?」
「伯母の形見なの。」
「へ~、サイズも合ってるね。」
「うん。タカラヅカが好きだったから、特定のブティックでオシャレな
スーツをコレクションするのが好きだったみたい。伯母に感謝してるわ。」

写真撮影を終えて、一路自転車で小1時間かけてH工場へひた走る。
到着して間もなく正午のチャイムがなったが、
目当てのMさんが昼食を済ませるのを日向ぼっこがてら
春の気配についてO所長と雑談して待機した。
「この当たり、土筆がでているかしら?」
「さあ、いぬのふぐりは咲いていますね。」

顔なじみになったお客さんたちに、
「今日はチョコレート持って来ました。」
と手のひらに乗せると、大抵は素直に受け取ってくださった。

しかし、ちょっと油断した隙に、Mさんが忽然と席からいなくなっていた。
「私、裏を見てきます。」
裏口からどんどん遠ざかるMさんに、
内心「あ~!!しまった!」と半分諦めかけたが、
O所長が傍にいなかったら、しなかっただろうゆきんこの咄嗟の行動。

「Mさ~ん!待ってください!」

走って追いかけると、
Mさんは振り帰って戻ってきてくださった。
「すみません。今日上司と同行で来ました。
この前のお話の続きをさせてもらえませんか?」
「ええよ。」

Mさんは、我々を応接間に通してくださった。
「先週もってきてくれた提案書。嫁さんにも見せたわ。妻の保障もついてるんやな?」
「はい。」
「ほんなら・・・いつもはいろいろあって帰るのも遅いけど、
今日は真っ直ぐ家に帰るから、夕方来てくれるか?」
「はい!ありがとうございます!」

なんと、Mさんに設計書をお見せして1週間以内に契約が決まった。

それからドタバタと★営業所に戻ると、
K支社の上層部のお偉方が続々と★営業所に集まっていた。
Y部長、O所長、Hちゃん、ゆきんこの4名が
★営業所を出発して予約したタクシーで乗り付けたのは、
昨年11月にも親睦会を開いた国道1号線のK道楽。

「メニューは前とおんなじ?」
「かにづくしのコースメニューだもんね。」

午後2時を廻って、★営業所支部昇格祝賀パーティーが催された。
特別ゲストに就任1年半のK支社長、
2005年3月に定年退職したS元顧問
養成部の要職者で噂の高いO支部長、I補佐役
そしてお腹がトレードマークのY部長、Hさんなどなどの豪華な(お邪魔な)面々が勢揃いした。

自然、権威という権威、支配階級にぞわぞわ~っと嫌悪感が走り、
祝宴の席だというのに仏頂面になってしまう。

今日のこの日を迎えるのに、一体どれほどの犠牲を払ったと言うのだろう。
乾杯の音頭を前に、K支社長から祝辞があったが、
こんなとき、都合のよくゆきんこはノンバーバルコミュニケーションに
着目する癖がついている。
純粋に、ニカニカとしたK支社長の口元を斜め向かいから見据え、傾聴するが、視線が合わない。
多分、無意識に睨みつけていたんだな。

管理職というのは全く得て勝手だ。
苦心惨憺した営業員の涙ぐんでの、自己紹介にウンウンという
わかったような素振りだけ見せている(と勘ぐり過ぎている)

そして、反対の左斜め向かいには名高いO支部長が座していらっしゃるから興ざめしてしまう。
ゆきんこの正面に、O支部長の隣り合わせに座ったN所長は、
復活したばかりのヨロヨロの笑顔で、O支部長を接待した。
「私、料理は得意なの。」
「うわ~!O支部長、とん汁の作り方教えてくださいます?」

N所長から去年の秋ごろに聞いたO支部長の噂では、
女史の怒りを買った営業員は、ものすごい剣幕で自己契約も含めて親戚縁者から無理やり契約を取り付けさせると、ボロ雑巾のようにお払い箱にしてしまうらしい。
それを証拠に、Nさんとゆきんこが親しかった同期入社の彼女らは
いつの間にやら闇に葬られていた・・・

そのO支部長の面前での処世術は、やはり生まれながらの営業員か、
元お墓レディとして有名になったN所長が断然長けている。
何だか白々しいわね・・・Nさん。

そんなんだから、自分で自分の命縮めているんでしょ?

宴もタケナワとなったころ、
S元顧問が、
「新しい営業員の顔と名前を紹介してほしいわ。」
ベテラン所長の最古参から順番に新しい営業員が自己紹介し、
ゆきんこの番が来た。

「平成18年2月入社のゆきんこです。丁度1年立ち、ここにいることを
今改めて、不思議な気がしています。私は福祉畑にいたので、全く保険のことは知らなかったし、S友さんともご縁がありませんでした。
1年経って見ると、お客さんのなかには身近に親しい人もかなりいて、
世間は狭いものだと感じたり、また名刺1枚でそれまでお話することもなかったような社長さんともお話するなど、自分の知らなかった世界も広がりました。また、驚いたのは宴会の多さです。タバコもお酒も嫌いで、パーティーもあんまり好きではないのですが、、、、
とにかく今までの職種とは全く別世界のいろんな経験ができました。」
それまで、視線の合わなかったK支社長が視線を合わせてきた。
「それじゃあ、あなたがもっと成績を挙げられるようになったら、私は禁煙しようかなぁ!」
「ええ!!支社長、そんな無理な約束できるんですか?」
「ゆきんこさん、これからの1年でもっと営業員として成長し、
保険を好きになって欲しいですね。それにボランティアや正しいことだけでは、仕事ですからね。この1年で更に営業に磨きをかけてください。


私ははっきり返事をしなかった。
保険のことなど、なんとも思っていなかった
純粋培養のゆきんこのリアクションを、その後も遠く離れた主賓席から
K支社長はメガネの奥から光らせていたので、
ゆきんこはちっとも面白くなかったけど、腹いせにブログに綴ることに決めた。

重役共にとっては、辞める寸前の、辞めた直後の営業員の吹聴が
何より恐ろしいはずだ。
・・・といっても最重要機密はもちろんあるのだろうけど、
やっぱり、信じられないノルマ制をいい加減辞めて
ビンボウ人から無理やり搾取した保険料で、かにかに食べ放題に
罪悪感を感じない方が、いくら聖業だとエバってみたって、
営業員をバタバタと半殺ししていたのでは、
神経がどうかしているとしか思えない。

まるでハイエナやな。
いやいや、ハイエナの方がなんぼかましかもしれない。

こんな辛辣な文章を書くときは、
ゆきんこも、アタマがどうかしている。
私は社会の汚らわしさに犯されそうになるとき、
無意識に自己防衛で毒舌を吐く傾向があるらしい。

悪しからず・・・









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通りすがりの♀さま、コメントありがとうございます。

私の服装のダサいのは今にはじまったことではありません。今まで他の職場で苛められてきた一因かも知れません。
また、★営業で嫌われていることも既に承知していますので、退職するのです。
あなたも私も、みんな必死で生きています。
こんなコメントを頂くとは、本当に悲しいですが、あなたは普段の私をよくご存知なのでしょうね。

直接、お話したかったです。
ネットって本当に恐ろしい・・・
ブログは私のとっておきの時空間なのに、悲しいです。

2007.03.05 21:34 URL | ゆきんこ #- [ 編集 ]

大丈夫? しっかり!
ご存知の通り、世の中ネガティブな人なんて、多く見積もっても半分しかいませんよ。
自分がネガティブになった瞬間、それに同調する魂を引き寄せるのですよ。
頑張れ~!
私はいつでも、応援していますよ。

2007.03.07 00:11 URL | 小林 一弘 #- [ 編集 ]

小林さん、いつもへタレな私を応援してくださって嬉しいです。仰るとおりですね・・・
アタマの先から足の先まで不安でいっぱいになることが時々あります。
だけど、自分に対する否定的な意見や批判も、日頃の行動に反省しなければならないことが、多々あるからだと自戒しています。

そうね。
通りすがりに見落としていることが一体どれだけあるでしょうか。あんまりにも忙しすぎるのだもの。
相手を思いやる気持ち、目にみえない大切なこと。
なかなか思うようにならなくて・・・
小林さんが応援してくださってるのに、イケマセンネ。
誹謗・中傷を真摯に受け留めつつも、前を向いて生きていかなくちゃ!

2007.03.11 15:22 URL | ゆきんこ #- [ 編集 ]












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