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年をとればとるほど、振り返ってみると思い出がどんどん積み重なっていく。

その分、新しい出会いも、別れも増えていく。
新しい何かを求めることは、何か捨てなければならないということ。

2週間前に引いたセルフセラピーカードは奇しくも(必然的に)
ヒーリングの「Letting Go」と告げた。

そのどちらもを厚かましいことに手に入れることはできない。
それが「取捨選択」っていう四字熟語。

待ちわびる人と、別れを告げるべき人との境界にいる私を
そのどちら側にもいる方々は容赦してくださるだろうか。
私がそのために分裂しないように、日々の憂さと不安に紛れて
心身の健康を損なわないように、オーバーリアクションで、
今、ここ、この瞬間を、噛み締めて過去を振り返り、未来に備えている
予感を、春一番に吹かれて・・・
なんてね!

丁度、10年前の2月にも似たような転機が私に訪れた。


春一番が吹いたと報道された昨日のバレンタインデー
わが故郷は、終日雨で、レインコート着ながらずぶ濡れの自転車営業。
今日、午前中に★営業所で開催した「為になる年金セミナー」に召喚するお客さんを探すため、H市内を駈けずり廻ったり、電話をかけてみたり。

自分が「砂かけばばあ」のように、とっとと保険業界を去るわけにいかず、支部昇格という契約ノルマを達成した暁には、採用ノルマ20名を達成するのも、お仕事。

午後4時までに、お客さんを呼べなかった営業員は、翌朝も駅前に立って
「お客さんを拉致せよ」との指令が下される。
自分がコマになっているうちは、それでもどこかしら
「しょうがないやんな。」
と割り切って、春2番のさむ~い朝、結露でベチョ濡れになった窓を拭いてから、新人営業員のYさんとスーパーに向かった。

「Yさん、お友だちには声をかけなかったの?」
「私、友達いないです。」
「え~意外!たくさんいそうなのに。」
「結婚してからは、殆ど付き合いもなくなりました。」

10時10分を廻って、講師の養成部山口部長が、10名ほどの平日、仕事をしていない女性たちに弁舌を振るった。
「人という字は、2画で、男女が支えあってできているそうです。自署には載ってないよ。どっちが男だと思う?」

「私はダンナに支えてもらっているから右側が男。」
「なるほど・・・説法では、左側が男だって。その理由は、仮に支える
右側の女性が、先立ったら男性は、倒れて生きていられない。だけど、
その逆に男性が先立てば、女性はツッカエがとれて伸び伸びできるから
長生きするんだよね。」
そこで、笑が渦巻いた。

「だけど、女性が長生きするのにお金がなかったらどうする?
年々社会保険制度なんてコロコロ変わるんだから、女性が一人で生きて
いくためのお金どうするの?
年金払いたいけど掛けるお金がない。
安心してください。わが社に入社すれば、お給料がもらえるし、それで
年金にも入れます。」

そのコテコテ関西の落ちに再び笑いがコダマした。

1年前に同期入社したが、昨年のうちに査定落ちして今は別の職種を
探しているNさんとも親しい、HさんとKさんがサクラになってやってきていた。
他の営業員に気付かれないように二人に聞いてみた。

「他に求人出てる?」
「う~ん、職種によるけどね。」
「今どうしてるの?」
「この前、面接に行って返事待ち」
「うちの営業所どうかしら?」
「明るくていい雰囲気じゃない?」
「K営業所は、みんな仲悪かったもの。」
「私も査定落ちで、所長も部下が減ったから降格したみたい。」
「それじゃあ、この営業所でやりなおしてみる気あるの?」
「それはもうないな。仕事はきつくなったけど、ノルマはなくなったからやっぱり開放感あるよ。それに、私は他社商品の方が好きだしね。」
「私の部下になったKさんの話では去年、私たち新人営業員の教育係だったW部長、入院で長期療養しているらしいわ。」
「あの、介護・介護ってやかましかったW部長が!?」
「どこで働いてたって、いつ病気するかわからないもんね。」
「Nさんも、先週倒れたんだよ。」
「ええ、ホント!?」
「うん・・・他人事じゃないよね。」

今日、1日で大事な転機真っ最中の話題は、ゆきんこのアタマの中で
満載になっている。
誰も読んでくれないのをいいことに、(レポートが無事に提出できたのをいいことに)もう少し書いてみよう。

午後7時前に見慣れない番号を表示して携帯のベルが鳴った。
「ゆきちゃん、久しぶり~!」
「Hちゃん!!」

なんとその声は、10年以上も聞いていなかった心理学科のクラスメイト
Hちゃんだった。
旧友のなかで最も早く結婚した彼女のお子さんたちは、
年賀状の中ですっかり、パパママにそっくりになっていた。

「年賀状着いたよ。」
「ごめんね~!今年本当に忙しかったんだ。あの水彩画の年賀状、友だちに手描きだから、いつもは時間かけてかいてたんだけど、どうしても
描けなかったんだ。来年も無理だと思うよ。」
「毎年、綺麗な水彩画、楽しみにしてたから嬉しいのと久しぶりなので
電話したんだ。随分、忙しいんだね。」
「うん。今保険会社で働いてるし、夜は社会人の大学院に通っていて、
もう両立できないから、会社は3月で辞めるんだけどね。」
「へ~!保険会社で働きながら、大学院!!すごいじゃない!」
「年賀状に書いてなかったかな?」
「全然知らなかったよ。」
「まあ、結婚も子育てもしないで、気がついたらって感じだけどね。」
「去年の年賀状見て、ブログ1回見たけど、すごく難しいことが書いてあったからビックリしたよ。」
「まあ、書くのはずっと続けてきたからね。」
「また、久しぶりに会いたいな~。私も子育てにひと段落ついたから、
社会福祉士の資格を目指しているんだ。」
「子育てしながら、新しい資格を取るなんて大変だね。私も資格とってもお金ばかりかかって、仕事にはちっとも結びつかない・・・」
「結婚しないでずっと働き続けていても、働きながら大学院まで行ってもそうなの?」
「女はどんな生きかたを選択しても、低所得には違いないよ。
私もずっと転々とバイトだもの・・・またゆっくり会いたいね。」
「久しぶりに会いたいわ~!」
「今、ちょっと忙しいんだけど、また時間作れたら連絡するね。」

・・・などと、書き綴っていたらもう11時を廻った・・・
おやすみなさい。



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