TOP   Main   ALL   RSS   Admin

夢の佐世保バーガー


おひなまつりも済んで、3月第1週の日曜日は朝からぽかぽか陽気。

「今日は日中20℃もあったらしいよ。」
と不確かな母の情報を疑う余地もないほど、汗ばむくらいだ。

朝ぼらけ・・・のふとんの中で、携帯メールのベルが鳴った。
「おはよう今日は大丈夫?迎えに行くね。」
ゆきんこの返信。
「おはようございます。今、起きたばかりです。待ってます。」

それからゴソゴソしていると、30分もしないうちにまた携帯がかかって
再びのメールには
「もう着いたよ~」と書いてあった。

「ごめ~ん!まだ顔も洗ってへんねん。」
髪の毛もボサボサで、トイレに駆け込むは、靴下は昨夜用意していたのにどこへいったのか?
だって、Nさんたら、予定時刻の10時よりも10分以上も早く着くんだもの。

そんな叙述はどうでもいい。
やっぱり、10分遅刻して、どうしてもオンタイムにセルフマネジメント
できないのが、ゆきんこの短所だけど、
無事に、Nさんの白い乗用車は出発した。
「ついにこの日が来たんだね~!!」
「半年以上も前から行こうって言ってたもんね!」

仕事では度々、同行していたNさんだけど、休日、普段着で会うのは初めて。

目的地は、大阪・大日のイオンショッピングモール。
オープンして半年も経っていない巨大モールだとか。

半分くらい埋まった駐車スペースに、駐車して、
シネマが入っている建物の奥のショッピングエリアに突入した。
1階の10種類以上ものファーストフードがずらりと円形に並ぶコーナーに
入ると、空腹感もピークに達した。
「この際、何でも食べたくなっちゃうね。」
「でも、もう少しだし、探そう。」

エレベーターの前のフロント案内嬢に尋ねると、営業接客スマイルで
ガイドマップに赤ペンで書き込みながら丁寧に教えてくれた。

「あった~!!」
「佐世保バーガー!!」

そもそもは、
Nさんが昨夏ごろから、★営業所でマイブームを引き起こし、
ゆきんこに一緒に食べに行こう、食べに行こうと誘ってくれていた。

そして、
そもそもは、
Nさんのパートナー、ミスターNが、何となくインターネットで
検索していた、珍しいハンバーガー、
THAT'S SASEBO BARGER!

小さい店のレイアウトはマクドナルドなどよりずっとシンプル。
宣伝チラシや余計なデコレーションも変哲もない。という印象。

メモっていないので、うろ覚えだけど、
そもそも佐世保バーガーは、1960年代に佐世保だけにあった
アメリカ駐留軍のために開発されたハンバーガーショップだった。

それが、最近、大阪・心斎橋にも上陸し、
半年前に、このショッピングモール街の一角にも新登場したばかりだと
いうのだ。

そもそもゆきんこは、珍しい物事に目がないので、
忙しい合間にも、Nさんと他の営業員には内緒の合言葉
「佐世保バーガー一緒に食べに行こう!」を今日までの
目標にしていた。

「なんだかミスターNに悪いね。私の方がさき越して、Nさんと食べに来るなんて。ずっと検索して食べるの楽しみにしてたんでしょう?
テイクアウトで持って帰ってあげたら?」
「ああそうね。そうするわ。」

珍しいバーガーなんだから、レシピはなんだろうとか、
もっとグルメ番組みたいに詳述した感想を書きたいところだけど、
実際には、向かい合ったNさんと殆ど無言でがっついていた。

元お墓のセールスレディのNさんは、★営業所でも将来を嘱望された
期待のポープだったけど、
あの恐るべし支部昇格ノルマが祟ったのか?
ほにゃほにゃのゆきんこの10倍という厳しいノルマに
この1年ですっかりやつれてしまった。

「でも、もう私も3月末で辞めようかな?」
「所長だし、3月から新人のHさんも来たのに、そんなに急には辞めさせてもらえないんじゃないの?」
「もううちのダンナはカンカンなのよ!近々、ダンナが支部長と話し合って決着がつけば、私も3月末で辞めることになりそうなのよ。」
「ええ?本当なの?」
「夫婦で過ごす時間も減ったし、営業中に怪我したり倒れたりと
碌なことがなかったって。前職のお墓の営業スタイルのことは、
K支社長も、養成部のY部長も、何人かの管理職は興味津々らしい。
お墓の営業と比べたって、交通費やお客さんへのサービスは全て代理店生保レディのお給料天引きだから、全然儲からないよ。
すると、支部長は今まであんなに厳しいことばかり言い続けてきたのに、『一体、いくら出せばいいわけ?』と談判してきたわ。

私は、もういい。
それよりもこの会社の給与体系ってどうなってるんだろう。
100周年だとかなんとか言って、あっちこっちから無理やり女性たちを
採用しては、無謀なノルマを課し続ける。
もう私、全然ヤル気ないもん。」
「だって、前は、一緒にがんばろうって言ってたじゃない?
もしかして、私が辞めるのせいもあるの?」
「あるよ。あなたといたら面白くて楽しかったもん。
ゆきんこちゃんのいない★営業所なんて、面白くもなんともないよ。」
「そんなに面白いのかな?支部長もNさんと私とでは、随分扱いが違ったんだね。私は何でもブログに書いているから、事実を第3者に知ってもらうことで、防御線張ってるんだよ。
私が夜の大学院に通学しているというのも、下手な扱いができないから
多めにみて、甘やかしてくれたんでしょうね。
そうでないと、今までの職場では、全然生き生きできなくて、笑ってなんかいられなかったんだもの。
でも、いいじゃない。これからは、営業スマイルなしでいい格好も、
上司に媚びたりおべんちゃらもしないで休日に会えるでしょう?」

そこへ、Nさんのケータイのベルが鳴った。

ミスターNが職場でぎっくり腰になり、仕事を中断して帰宅するという
連絡だった。

遊んでいる場合じゃなかったけど、
正午過ぎ、予定通りに車は、鶴見緑地公園内へ入っていった。

次の目的地は、「咲くやこの花館」
世界各地の珍しい草花を地球まるごと凝縮してリアルに展示しているのだけど、あんまり草花に関心の薄いNさんを無理につき合わせた感じがして、じっくり観察はできなかった。

なかでも二人で注目したのは、名画「サウンド オブ ミュージック」の挿入歌で有名なエーデルワイス。
ドイツ語で「高貴な白」を意味する高山植物の代表格である
エーデルワイスは、意外とそこらへんのありふれた感じの花だった。

2週間前に、電車内の宣伝広告で、「シクラメンとクリスマス・ローズ展」を見つけて、行きたいな~と思っていた。
この特別展は、3月2日から4日までと3日間限定。

咲くやこの花館内の展示室に、即売されていたクリスマス・ローズは、
特に艶やかな花ってわけでもないのに、
値段を見てみると、4500円から10000円代の鉢もあって、なかなか手が出ない。
なんとか手の出る小さな苗木を1つ買った。

本来は、自然、天然の珍種の植物が、20世紀から21世紀にかけて人類が
科学技術を著しく発展させたが故に、そのままの自然では生息できないから、こうした温室で丁寧に人工科学によって保護しなければならないというのも、最も我侭なヒトの功罪かも?
そっと何もしないでおけば、余計な小細工もコストもかからないのに・・・

余談だけど、

3月2日のFゼミでも、似て非なる唖然とすることがあった。
そもそも部外者で、ABAの特別支援教育コースから逸れているゆきんこは、
寛大なるF教授のご好意で厚かましく常連ゼミ生もどきになった。
3月2日の午後7時に訪れると既に問答の始まっていたM1年生のY校長のケース検討が既に始まっていた。

プレひなまつりのその夜、
数学大好きなF先生は終始ご機嫌で、口元もほころばせていらっしゃった。
「ABAは、y=f()の関数で成立する。行動の事前事後は、独立変数としての行動が介入することで、事後のyがどのように変化するかを
予測することにある。
これで、常に仮説を立てて、それに基づいた研究計画を立てるんだ。
しかし、失敗はどんな研究にもつきもの。失敗すればするほど、そこには再学習のチャンスがたくさんあるんだ。あまり失敗しないで成功してしまうと帰って、身を挺した経験が乏しくなる。

従って、臨床家も駆け出しで経験不足だとクライアントに対して、
戸惑ったりうろたえたりするものだから、クライアントに操られてコントロールされてしまうわけだ。
だから、クライアントの意に叶った引き出し(反応のレパートリー)を
できるだけ多く用意しておく必要がある。それは即座にできるものじゃなくやっぱり、失敗を多く重ねた経験の数がモノをいってくるんだよ。」

修士論文の助言が丸々2時間以上にも及んだ後、午後9時15分ごろだった。

F教授が努めて優しい声で、
「それでは、残り30分きりましたが、次に発表したい人、どうぞ。」
「はい。」

と助言をいただく機会をもらった。
結論から言えば、本当はご法度の行動を許容してくださっているわけで有難かったのだが・・・

F先生はゆきんこが先週1週間かけてまとめた6ページのプリントをパラパラと捲ると、
「効果を比べるのなら、犬を介在させたA町と統制群のB町というふうにはできないか?」
「先週やっと個別に今年初めてゼミをしていただいたのですが、
Y先生にはその必要はないと言われました。Yゼミにいるので、
最早ABAで論文は書けませんし、ABAとはいえない論文しか書けないと思います。常々、無理はしないで、私の生活の諸条件の範疇で書ける無難な著作にまとめたらいいと仰っています。集めたデータは200以上にはなっていますが、それをどのように数値化して分析するかは、取りながらも見えてきません。昨年6月の中間発表ではS先生からは、『着地点はどこですか?』と聞かれて、
『わかりません』と答えるしかありませんでした。

でも、データ収集しているうちに、何となくの法則は見えてきつつあります。
公園内で殆ど飼い主と犬、子どもの行動は、素通りに終わってしまいますが、稀に触れ合いのシーンが得られた場合には、結局、子ども好きの犬と犬好きの子どもは接近しあいますが、そうでない場合は、遠ざかるということです。」
「・・・それで、自然観察だけで、介入はしないんだね?」
「はい。介入すると、やらせになるし、研究の目的が、教育の専門家を要しない地域の一般市民同士や犬などのありふれた何気ない交流が、コミュニケーションを誘発し、地域の雰囲気を和ませるということですから・・・」

そこで、F教授が苦笑いしたように思えた。
「 好きなモノ同士は接近し合うが、そうでなければ、回避しあう。
そんなことしらべなくったって当たり前じゃないか。私なんて小さい時分に、犬に吠えられたのがトラウマで犬嫌いなんだ。
 あなたには幼年教育の所属ゼミがあるのだから、私からは余計なコメントはしないでおきます・・・」
「でも、私は最初からABAを習いたくて、この学校へ来ましたし、
Y先生からもF先生のゼミでお世話になっていることを承知していただいています。」

まあ、、、、、
そう。
ゆきんこは天然ボケなのが、長所でもあり、短所でもある。

このバカ正直なオペラント行動が、どちらの先生をも
困らせていることはよ~くよくわかっている。
ゆきんこは、よくも悪くもバカ正直。
正直モノがバカを見る。

「だって、私、幼年コースに習いたい教官がいなかったんだもの。」
それこそ、苦しい生保レディのノルマに耐え難きを耐え、そのなけなしの収入を何のために3年間も、総額105万円相当の学費に交通費まで
いい年こいて捻出しなければならなかったんだろう。
将来に結びつかないなら、
正に最高級の無駄な趣味と定義できるだろう???

おまけに、大好きだったI先生は宇宙の彼方(イスカンダル)のように遠く、
毎週、ご機嫌で足繁く通っていても、
目前のF先生は、過労でゴ~ゴ~と鼾をかいていらっしゃり、
校長のY先生は激務の中で、マンツーマン指導のYちゃんのご機嫌を
とるのに毎日必死なのだ。。。

そこに、厚かましく、趣味なのか茶化しなのかわからない
ゆきんこが、こんな論文に帰結してしまおうとしている。。。。

「結局、専門家も臨床家も介入しないし、ABAつかわなくったって、
学校の外の地域は、案外のほほんと犬を挟んで平和にやってるよ。

今の学校はいじめや不登校、ニートに特別支援と問題が山積していて、
先生も生徒も病んでいる。誰かがどこかで死んでしまうんじゃないかというスレスレ危機一髪で・・・

だけど、先生のいない学校じゃない場所では、何にも言われなくても、
指示・命令なんかされなくても、好きなモノを見つけてみんなリラックスしてありのままに自由に楽しく憩っているよ。

もしかすると、お金とって踏ん反り返っている心理の専門家よりも、
犬の方が余計な口出しも介入も経費もなしに、人間同士を和ませているじゃない?」


と、何とも臨床家に対してイヤミったらしい結論が自ずと見えてくるではないか?

これも、ゆきんこらしい発想かも??
そもそも、私自身は、数多の心理臨床家のお世話になりたくてもなれずに野放図にされてきた半生があった。
それを遮二無二なんとかしようとあがいていた半生でもあった。

結局、自分が専門家を要さずに、それに準ずる専門心理臨床教育と癒しを友や、犬や花やアートなどに求めて好きなモノ、珍しいモノを発見することで、乗り切ってきたのだ!

Nさんだって車の中で言ってくれたのだ。
「パートナーはやっぱり好きになってくれる人というよりも、
自分が好きな人じゃなきゃダメよ。」
「Nさんにとって、ダンナさんと、その他の男性とどう違うの?」
「ダンナのすることはどんなことでも許せるね。病気でも、ダメでも、
調子の悪いときでも、やっぱり好きだという気持ちは変わらない。」
「それじゃあ、私を送らなくていいよ。時間がもったいない。早く家に帰ってミスターNを見てあげてよ。ぎっくり腰で帰ってきてるんでしょ?」

Nさんの自宅から最寄のK駅でNさんと別れて、
H駅から自宅までとぼとぼと、30分くらいかけて帰宅した。

M町に入ってすぐに、全く未知の地域住民と初めて会話した。
「こんにちは。今日はいいお天気でしたね。」
「そうですね。」
「お花が綺麗に咲いて素敵ですね。いつも通る度に思っていました。」
「今から植え替えようと思ってね。」
「今日は、友人と『咲くやこの花館へ行ってきました。クリスマスローズ展やってたんですが、結構高いんですね。ですから、苗木を買ってきました。」
「あら、ちょっと見せて。私も行きたかったのよ。でも、今日の午前中は京都へ出かけたの。ここに咲かせているのはクリスマスローズよ。」
「そうですか?さっき展示場で見てきたのとよく似ているなと見入って
いたんです。」
「よかったら、株分けしてあげるわ。結構上手く増やせたの。
秋ごろにまた声をかけてちょうだい。」
「いいんですか?ありがとうございます。★ー◎のゆきんこです。」
「すると、Nさんの近くかしら?」
「多分。それじゃ、帰って鉢植えします。失礼します。」

全然、ABAが無益なのかといったら、そんなことはない。
ゆきんこが生保レディになったのも、特に大きなご褒美を期待せず、
人畜無害な品行方正を自分なりにオペラントに維持したいのも、

自然体で可愛がられているワンコたちや、
家の軒先をさりげなく飾る花のようでありたいからだ。

その理想に反して、北向きの我が家の草花の殺風景なこと!
辛うじて猫柳とスミレの花が、咲いているだけ。

「ゆきんこ」という独立変数は、ヒトの行動の事後を和ませる?
という従属変数で、どのように数値化できるでしょうか?
F教授!







スポンサーサイト




お久しぶりです~ヾ(o´∀`o)ノ
後期の授業が終わって、すっかり主婦生活に
浸かっているまい豆です☆

ブログの印象が変わって
大人チックにそして可憐なカンジになりましたね♪

でも、ゆきんこさんペースは相変わらずのようで。笑☆

佐世保バーガーの夢、実現おめでとぅございます!!
中身はどのようなものだったのかが
気になります・・・!!

ワタシ、F教授が誰だか全然わからないんですが
幼年の先生ではないですよね~(;´▽`A``
Y先生は相変わらずのようで・・・。
うちのゼミ教官S先生もいたって変わりなしです。
彼について、話したいことがいっぱいですよぉ~~~!!!
10日にお会いできるのを楽しみにしてます(*´∀`)

♥ 2007/03/08 15:58 by まい豆 Pagetop△

発表会お疲れ様でした。

まい豆さん、白いワンピース、花嫁さんのようでした。
あなたも私も悪気なく目立ってしまうタイプらしいので、お互い現実社会での行動には気をつけましょう。(わたしの場合、もう手遅れ?)
S先生も色々お悩みのようです。悩んでいない人って表面では威張っていたり、成功しているように見えても、本当は誰もいないのかも?

♥ 2007/03/11 15:28 by ゆきんこ Pagetop△














管理者のみ閲覧可能にする



Trackback URL
» http://sateraito.blog20.fc2.com/tb.php/229-0d12beda
» FC2blog user only

ボケボケは、木瓜(Chaenomeles): バラ科の植物。 ボケ (植物)を参照。ぼんやりした状態。ピンボケ、時差ぼけ|時差ボケなど。(Lag)呆け: 特に老人に見られる痴呆を主とした症状のこと。認知症(Senility)を参照。ボケ・惚け・呆け: 漫才や軽口などの話の中でとぼけた事など 植物辞典【2007/09/30 18:02】
| Main |