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2005/09/19 (Mon) こころの電話
3連休の最終日は、敬老の日。
朝から、それに因んだドラマ「輝く湖にて」
「森光子さんの放浪記」のドキュメンタリーを視聴した。
生老病死に四苦八苦の煩悩に苛まれることは、
有史以来の不可避な我々の課題だ。

わたしは、偶然見つけた講演会に出かけるのが好きで
そこで印象に残ったセリフを後から何度も反芻してみるのも
好きだ。
本のなかの感動したことばも、書き留めてみたりする。

お気に入りのブログの主は、業界では超有名人だから、
いつも多忙そうだが、案の定、3連休も更に忙しそうだ。
正午にリンクしていたブログに選挙についてのコメントを
かなり意を決して(という内容)
送信ボタンを押したところ、リジェクトされてメールに
戻ってきた。

そうこうしているうちに時間が迫ってきて、
午後1時すぎに身支度を始めて、
2時から6時まで「こころの電話相談」の当番を担当した。
2004年の6月以来、仕事と学業の合間に月に1回始めた
ボランティア活動だ。

最近は、講演会や読んだ本のなかの台詞を、電話相談で応用してみると、
案外、お相手にストンと納得してもらえて、
「なるほど~」
「わかりました。ありがとうございました。」
と言って貰える事が増えてきた。

相談員もそれぞれ異なるフィールドを持つ
人々の集まりなので、電話応対しない時間は
当番になった相手同士で雑談するのも楽しい。

それでも、「類は友を呼ぶ」だから、
相談員になった動機は、自分自身の
人生においての危機を乗り越えた結果、
「共に悩みを理解し、分かち合いたい」ということに行き着く。
要は、電話のこちらもあちらもそんなに変らないと
感じることが多くなった。

だから、「わたしもおなじです。」なんていう台詞も
言ってみると、相手の方も安心してくれるように思う。

しかし、相談者は身近なところで
「聞いてくれる人、わかってくれる人がいない」という点で
孤独な人といえるのかもしれない。

かくいうわたしも、専門の心理学や障害をもつ子どもたちや人々に
かかわりながら、「わかる」「共感する」ということが、
どこまでわかっているのか、それを計る物差しはないんじゃないかと
思っている。
電話を切った後は、「本当にこれでよかったのかな?」と思う。

人を信頼する、信用することの難しさを思うし、
相談室から窓の外を、駅のロータリーに屯しているタクシー、
バスや乗用車、人々の往来をぼんやり眺めていると、
「なんのためにみんな生きているんだろう。
明日、わたしが死んでも、どうってこともないやんか。」

夕方にかかってきた電話の相手との会話を抜粋する。
「死にたい気持ちと、生きたい気持ちが半々です。」
「半分は生きたいんですよね。」
「はい。」
「あなたが死にたい人なら、ここに電話してこないんじゃないですか。」
「死んでしまったら、あなたとわたし、こうしてお話できませんね。
生きているからあなたは、電話をかけてきたのでしょう。
もっと生きたいと思っていらっしゃるのでしょう。」

但し、どんな風に生きるのか、それがその人唯一無二の
人生においての幸福感を左右することは否めないと思う。
それは、不器用なわたしにも、幸せだと言い切ることが
できないで、相談員というボランティアをしている所以だ。
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プロフィール

ゆきんこ

  • Author:ゆきんこ
  • 2005年8月23日にデビューして、ブログ歴12年目になりました。
    開設当初、障碍児加配保育士を経て、紆余曲折の3年間の夜間大学院の日々を綴ってきました。
    修了後も、失業と再就職を繰り返し、どうにかケセラセラでやってきました。
    出会いと別れの中で次第に専門分野への執着を捨て、遠ざかる日々です。

    独身時代の趣味は、旅行、水彩画、ハイキング、心理学系の読書、リコーダー演奏などでしたが、兼業主婦になってからは家事にまい進、心身とともに衰退しています。
    かなり前に流行った「どうぶつ占い」では「人気者のゾウ」ってことになってます。

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