桜の花が咲いたのを発見したのは、
確か、先週3月下旬の月曜日、19日の朝の通勤時だった。

そうそう、M駅の踏み切りの前で犬と子どもの遭遇シーンをメモった直後のこと。
いつも何気なく通っている道すがらに、「どうして今頃!?」と
すっかり忘却の彼方に葬っていた記憶がフラッシュバックすることがある。

どうしてこんな風にヒトの記憶というのは、厄介なものなのだろう。

反対に、「これを忘れちゃおしまいだ!」
「それを言っちゃおしまいだ!」とわかっているのに、
どうしてわざわざ、人生を台無しにしてしまったりするのだろう。

無意識?なのか、故意なのか?

とにかく、今日の特別の余暇がウソみたいに、ブログからもメールからも遠ざかっていたこの2週間で、ゆきんこの人生はまたまた
劇的ビフォーアフターを遂げた。

何をどう書いていいのか全く頭のなかで記憶の整理整頓ができない。

まずは、このブログそのもののことなのだが、
現実のゆきんこを知る方々、特に仕事関係者の目に触れることが
多くなってきたことは、結果として、私を悶々とさせることになった。
私のブログの内容が決して読み手に対して好感を持ってもらうものではないことは、承知していた。
私自身は、ブログを現実と乖離させておくことが前提で、ありのままを
綴っていたつもりでも、
ブログだって生身の人間が書いた限りは、生々しく辛辣であって当然だ。

たとえ、それが社会通念的に美辞麗句を並べた卒のない文章であっても、公表して書いた限りは、不当なブーイングやバッシングがくることも覚悟しておくことが、私には不覚だったのだ!

私個人の行動を不特定多数の方々がどのように解釈しようともそれは「個人の自由」である。
私が多くの職場を転々としても尚、解消されない永遠の悩みが付き纏っていた。
私を敵視し、或いは嫌悪・憎悪の対象とし、排斥する人々はどの職場を逃れようとも付き纏うものだった。

「子どもを慈しみ、擁護する」という最も平和を尊ばれるはずの環境は
障碍児業界においても、それ以外のいかなる環境においても、
私はこれまで、それを探し出すことはできずに今も彷徨っているのだ。

それは、一見、私を歓迎し穏やかに見えた★営業所でも同じだった。

どこに見出せずにいるのか、
個々人の「心」という目に見えない「環境」のなかに発見できないのだ。

2004年から最近まで一頃、私の心の拠り所であったABA(行動分析学)の理論と専門用語は、
日本における主流の力動学派のようなドロドロクサクサしたところがなくて、「何となく」シンプルで無味乾燥な理性チックな印象を覚え、夢中になった。

しかし、わたしの場合、マイブームよりも他者からのエナジェティックな(ゴーインな)アプローチによって横槍が入ると、
脆くも人生行路そのものが風向きによってフラフラしてしまうことに
この年になっても一向に気がついていない。

右往左往して、10年ぶりの師匠の前にどの面提げて何と言うのか
積年の隠蔽されたパンドラの箱を、自分から開けるなんて、
天然アホのゆきんこにしかできない神業だ!

奇しくも25日未明、六甲の中腹の合宿所では、ゴーゴーと「春の嵐」が一晩中、音を立てて吹き荒れた。

ここで、BGMからショパンの前奏曲第12番変ニ長調「雨だれ」が耳に響いてきた。

私が★営業所にやってきた丁度1年後に、2名の新人営業員HさんとUさんがやってきた。
Uさんの隣で、顧客ファイルの束をシュレッダーにかけたり、
「Uさん、これ使ってください。」
と空のファイルの束を譲ったり。

「何だかいやですよね、入社したばかりで隣の人間が辞めていくなんて。
体がコピーできていくつもあったら、いるんですけど・・・」

「ゆきんこちゃん、ホントにいなくなっちゃうの。」
「あなたの人生を邪魔して悪かったね。」
「O所長、出戻ってきたら、また宜しく御願いします。」

注意:という台詞を私に言ってくれるのは、全ての営業員ではない。

22日(木)最後の出社日に、S支部長からお褒めに預かるような餞のおことばを頂戴し、(具体的な台詞はもう忘れてしまいました)
確か、「いつも明るく楽しくしてくれた」と仰ってくださっていたように思う。
2月の支部昇格以来、高級な色とりどりの花束に囲まれていた上に、
更に花束を贈呈していただいた。

「本当はお花もらうの、あんまり嬉しくない・・・」
特に鉢植えでない「花束」は、私にとっては別れの象徴だった。

「初めて★営業所に来た日から、最後の今日まで、毎日楽しく、
笑顔いっぱいで過ごせたことを心から嬉しく思います。
★営業所のお一人お一人の人柄や雰囲気がいつも私をそうさせてくださっていました。
また、毎朝の「おはようございます」「いってらっしゃい」「ありがとうございます」の挨拶は、人間として基本的ないつどこへ行こうとも
大切なことですが、★営業所で毎日唱えることで、改めてその大切さを
経験しました。
1年間のおつきあいでしたが、皆さんも日々の厳しいノルマと多忙な日々で、大変とは思いますが、どうかお体に気をつけてお一人お一人が、
唯一無二のかけがえのない人生を歩んでいっていただきたいと思います。ありがとうございました。」

それから正午には、新人営業員Hさんと引継ぎの公共施設H衛生工場へ、ご契約をいただいた2名のMさんとSさんにもご挨拶した。
「解約しといて!頼むわ!!」
「はい。」

え~、、、そんな・・・
アフターサービスの切れ目が縁の切れ目ですか。

ともかく、ゆきんこの★営業所に要請された(会社の営利に貢献するという、はたまた各々の目標(野望)を達成するという)使命はとりあえず果たされた。
会社の3月決算も終わって、それまで営業員の数と営業成績が挙がったら、
「はい、ゴクローさん」の使い捨てオバサンに用はない。
よい子よい子のゆきんこは、ちゃんとS支部長との約束は果たした。

営業員を2名採用すること。
支所長から「支部長」と呼ぶこと。

私には富も地位も名声も栄誉も何も要らない。
必要とする人のところへそれは、訪れるものらしい。
心の底では、無用の用ではないかと思われる目に見えない
そんなプライドが、実は人間様にとっては、重要だったりするものだ。
私には陳腐と思われる呼称や称号が、やはり、一個の人間の幸福を左右する。

私は昔からいつも、それをひけらかしているヒトに異常な反応を示してきた。
なぜだかわからないが、私の連綿とした遺伝子が自然、そうさせてきた。
・・・としか、何の根拠もないので、言えない・・・

23日は、楽しみにしていたスケジュールをドタキャンしてしまった。

前日、解約の手続きに、自分の保険の名義変更、午後7時には、夕訪で
担当地区のお客様への挨拶回り、
午後11時過ぎまで書類の整理に追われていたので、他の営業員とも最後の挨拶がきちんとできなかった。
「立つ鳥後を濁さず」と美しく飛び立っていくなんてなかなかできないんだな・・・

だって、彼女たちには明日も、明後日もやってくるのだから。

23日の午前、またもや布団から起き上がれなくなった。
けれども、健康保険証は、期日までに会社に返却しなければならず、
正午前に、ドタバタしているのを承知で顔を出した。
「ゆきんこちゃん、遅いやン」
「すみませ~ん、遅れちゃって」
「なんだか、しんどそうだね。」
「ちょっと熱があるみたいです。また帰って寝ます。」

翌日は朝から雨。
明日から実施されると思っていた「特別支援教育士指導実習」に備えるべく、まずは午前11時に大阪駅に出かけた。
Fゼミの既卒で、現役小学校教愉のH先生のお嬢さんと待ち合わせ。
奇しくも、同セミナーの資格取得を目指していたH先生に無理を承知で
指導実習に際して必要不可欠なマニュアル本を拝借するのが目的だった。

どこへも寄り道せずに、1時前に帰宅すると、押入れからスーツケースを
引っ張り出して、荷造りを始めた。
「明日は、5時ごろ起きたら間に合うかな・・・」
資料に目を通して、興醒めした。

「あッ!今日からになっている!!!」

この時点で、お先マックラ・・・

慌てて、宿泊所に問い合わせたところ、スタッフから折り返し電話するとのことだった。

電話のベルが鳴った。
「どうしたの?もう始まっているわよ。」
その声の抑揚は、事務的で冷淡に響き、瞬時に9年前の大失態の瞬間をフラッシュバックさせた。
「申し訳ありません。カレンダーには以前から明日からと勘違いして書き込んでいました。」
「そうなの。30分以上の遅刻は、受講資格がありませんよ。」
「承知しています。ですが、お金は払い込んでいますので、もしお許しいただけるなら、せめて今から参加だけでもさせていただけませんか。」
「ちょっとスタッフと相談してみます。一端、切りますね。」

それから、熱に魘され、母からの「もうええわ」というくらいのしつこい罵詈雑言を浴びながらドタバタと身支度のスピードを速めて待機した。

再び、電話のベルが鳴った。
「ゆきんこです。」
「事務局の者ですが・・・」
(何でそんなに事務的なんだろう、ま、当然か・・・)
「スタッフと相談の上、参加は許可することになりました。但し、グループワークの参加だけで、受験はできませんから。」
「許可していただきありがとうございます。それでは到着は午後8時くらいになると思いますが、よろしく御願いします。」
「そんなに遅くなるんですか?どこから来るの?」
「H市です。乗り継いで到着するのに、3~4時間くらいはかかると思います。」
「そうですか。わかりました。」

そんなわけで、熱が出ていようがドタバタしないではいられなくなり、
荷物もスーツケースに突っ込むだけ突っ込んで、雨の中を出発した。

もう、この時点で受講資格がなくジタバタしたってしかたがないのに、どうしてジタバタしてるんだろう。

午後6時。
思った以上に乗り継ぎが良過ぎて、最寄り駅の谷上駅に着いたはよかったが、駅長室で宿泊所へのアクセスを尋ねると、
「一駅前の箕谷駅で下車して、そこから市バスですね。」
というので、反対のホームで、着いたばかりの電車に飛び乗った。

すると、おかしい???
着いたところは、一駅どころでない元の木阿弥の「新神戸駅」

結局、一往復して再び、6時30分に谷上駅に到着した。
そこからホテルに電話したところ、マイクロバスを手配してくださることになり、大助かりだった。

私のズッコケ人生に、なぜかこんなマンガみたいな不注意は、往々にして付き纏う。

降りしきる雨夜の中を、マイクロバスは山奥へと向かって走り抜けた。
ホテルのフロントから2階の食堂に案内されると、入り口で、電話の主が
困り笑顔で、出迎えてくださった。

「この度は、申し訳ありませんでした・・・」
私はこの権威ある女性の前で、お辞儀して同じ台詞を一体、何回言っただろう。
「どうしたの?おでこ?」
「はい。電話を切ってから、慌ててしまってトイレのドアでぶつけました。」
「そう・・・。あなたは今からAグループに参加してもらいます。荷物を置いて、食事を摂りますか?」

嘗ての師匠は、「あんた誰?」って感じで、実に他人行儀。
それにはちゃんと、イワク因縁の訳が大有りだったし、そのリアクションに呆れる弟子も少なくない。

それよりも、全く面識のない向学心に燃えた全国津々浦々から集った先生たちの方が余程、初めて会ったとは思えない温かい歓待振りだった。

「雨の中大変だったね。ここにお座りなさい。」
「ありがとうございます。」
「随分、遅くなったのね。どうしたの?」
「それが、明日から開催だと思っていたのです。」
「あら~!!うっかりしてたわね。」
「前日から熱を出していて、昼からのんびり身支度を始めたら、日程が
違っていることに慌てて気がついて・・・」
「そんな人、たまにいるわよね。でも、今から本格的なグループワークだから大丈夫よ。」
「いえ、30分以上の遅刻は、もう受講資格ないのですが、納金してるし、母が旅行だと思って、参加だけでもさせてもらうようにとけしかけてくれて。懇願してそれで許可を得て駆けつけました。」
「いいお母さんね。そうよ。この参加者のなかには、2~3回受講している先生たちだっているし、全国から高い交通費払って受講してるんだから。あなたも、熱を出しても参加するためにここにきたのはすごいじゃない。」
「先生方、随分上手に慰めてくださるのですね。そうですよね。ありがとうございます。あ~、もうこれはこの資格とるのを諦めろって神様のお告げだろうと思いながらきたんですよ。
途中で、電車にも乗り間違えたり、出かける前にたんこぶまでつくっちゃって・・・。ホントばかだな~ってね。先生方にお会いできて、私
そのためにきたのなら、よかったなと思います。」

ネームプレートを見ると、どの先生方も遠方の地名が書かれていた。
「そうね。がんばりましょう。ワークまでもう少し時間があるからお食事ゆっくりどうぞ。」

とにかく、見ず知らずの環境にポンと飛び込むには、勇気が要るのだけど、お熱にたんこぶ、そして、また師匠に恥ずかしい顔を向けて、呆れられるという救いようのない3点セットの災難が、吹き飛ぶ一瞬だった。おまけにご馳走にもありつけた。

午後7時から10時までのグループワーク
因みに、今回の参加者は100名。
Aグループ、Bグループ2つに分かれ、更に、Aグループは、あ~えまでの
4つあり、私は初心者集団13名のあグループに仲間入りした。
「すみません。遅れて参加させていただきます。宜しく御願いします。」
間もなく「会社員」という肩書きをも消滅するゆきんこに、
先生方は、「せんせい」と呼称してくださった。

ワークは、事例Yくん(小6)のWISC-Ⅲという心理検査のデータや情報収集されたプロフィールとアセスメント資料を分析し、障碍種別の総合的判断と、認知特性を明らかにした上で、
具体的な教育方針と配慮を列挙して、方略を立てて、個別の指導計画を
立てるという一連の作業だ。

1セッション3時間を所要して、司会進行、ホワイトボード記録、PC転記
発表の各係を担当して、討議する。









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コメント

保険のお仕事、お疲れさんでした。これからも頑張って!
出来るならば、意識してのんびりするようにしてね。

お元気ですか?

ゆきんこさん、お仕事お疲れ様でした。
新学期が始まって約1ヶ月、
私もだいぶ落ち着いた生活をしています。
今、家で出来る仕事に変えたので、
またブログもこまめに更新できそうです。

腰が痛いのは、辛いですね。

腰が痛いのは辛いものです。
私も14年間悩まされました。

私が考案した腰痛解消法をお試しください。

【3分腰痛解消法】で、検索すると見つかります。

腰をお大事に。
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