日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
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千の風になってね?
2007年08月06日 (月) | 編集 |
本日、原爆投下記念日。

8時15分、オンタイムで追悼記念式典をTV視聴し、利発そうな小学校6年生の男女のペアが登壇する「平和の誓い」を見終えるや否や、
勤務先に向けて下り坂を滑り落ちるように自転車を走らせた。

昨日、8月5日。
祖父の眠る墓へ、母と伯母(母の姉)と叔母(母の妹)と4人で出かけた。
「Mちゃんは、今日休み?」
「あんた、えらいね~。うちのM子なんかは、休みだからって法事にも墓参りにもこないよ。」

タイムリーに、冠婚葬祭にマメに顔を出し続けていると、どうやら親戚の覚えはめでたくなってくるらしい。

今朝、勤務先の玄関先に置いてあるツバメの糞を受けておく段ボール箱の中を、新人職員が眺めていた。
「あらららら~!かわいそうに・・・」
私も一緒に覗き込み、眉をひそめた。

軒先から4羽中の一羽のヒナが、今朝方落下し、即死した模様。
「どうします?このまま処分するのは気が咎めます。保育現場では、
埋葬するところはあるけど・・・」

駅前のショッピングモールを挟んですぐの職場はとてもアーバンなところ。
おまけに誰にお伺いを立ててよいやら、私の所属部署の上司も同僚も終日不在だった。

部署の違う隣の課のK先生にことの次第を告げると、部下の先生たちは
私の言動にクスクスと笑った。

なんでそこで嘲うの?

しばらくして人事部に採用されて間もない元気はつらつというFさんが、清掃係の女性に尋ねてくれて、結局事務員のTさんも加わって3名でつばめの雛を埋葬することになった。
Fさんが用意周到に、割り箸につばめのイラストと8月6日と日付も記入していた。
「墓標もかいてばっちりですね。」
Tさんが、ひなの入った小さな箱にティッシュペーパーをのせたものを
そっと持ち運んだ。家で文鳥を飼っているので、小鳥の扱いには慣れているようだった。

Tさんが事務室の奥からスコップを探し出し、建物を囲む花壇の木の根元を少し掘り出した。

Fさんが箱に土をかけ、割り箸の墓標を立てた。
「お花もあるといいけど・・・」
隣接の保育園の外側に小さな白い花が咲いていた。
私がそれを摘んで、墓標の両側に刺した。

Tさんが両手を合わせ呟いた。
「つばめさん、安らかに眠ってください。」

再び、業務に戻るとき、私はつばめの巣を見上げ、1羽少なくなった
3匹のひなに声をかけた。
「みなさん、落ちたらダメですよ。気をつけてください。」




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2007/08/06 22:09 | 日常の発見 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
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