日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

---------------------------------------------------------------

--/--/-- --:-- | スポンサー広告 | | Top▲
イヌは友を呼ぶ!2
2008年02月21日 (木) | 編集 |
午後11時前。近鉄T駅に到着した。
黒い6人乗りのボックスカーが小さい改札口で停まった。
「Hちゃん、お迎えありがとう。」

T駅に降りたのは10年ぶり。
Hちゃんが引っ越して赤ちゃんが生まれたのでNちゃんと訪問した。

今日はHちゃんがトイプードルのチャイちゃんを飼い始めたというので、
動物好きなSちゃんとOちゃん、「イヌの散歩」で論文を書き上げたゆきんこの3名がチャイちゃんに会いにやってきた。

「こんにちは。うわ!ちっちゃ~~い!」

まるで生きたぬいぐるみ!
生後間もないチャイちゃんは、籠のなかで後ろ足で立ち、ピョンピョン跳ねて、早速「出して出して~~」とHちゃんにおねだりした。

おまけに3名の見知らぬ客がわいわいと居間でおしゃべりを始めたから、ちょっと興奮気味。
生まれて間もないというのに、人間にちっとも警戒心がない。
一人一人の顔を覗き込んで「クンクンク~ン」と甘えたような声で鳴き誰が出してくれるのか見定めている。

身辺自立ができていないので、檻の中のトイレでおしっこをしてから出すというトイレットトレーニングの特訓中だ。

「おすわり、おすわり」
するとチャイちゃんは腰を下げた。
しかし、いつもはそろそろおしっこする時間を随分過ぎても、チャイちゃんは一向に放尿する気配がない。

「あ、ダメだ。躾は最初が肝腎なんだよね。」
Oちゃんはチャイちゃんと目が合わないようにクルリと背を向けた。

人間たちがおしゃべりをして、しばらく構わずにいると、
檻の中のチャイちゃんの鳴き声やジャンプは次第に鎮まり、2時間以上も経ってようやく放尿した。

Hちゃんのおもてなしの手料理で幸せ気分を満喫していた頃、
チャイちゃんは、檻の中から出してもらうと、3人のお客の膝に乗り、
すっかり生きたぬいぐるみのように、癒し系アイドルになっていた。

もちろん、4名の話題は、チャイちゃんのことだけに尽きず、
午後4時過ぎまで、Hちゃんが次から次へとふるまってくれるスイーツを
もぐもぐしながらなんやかんやとしゃべくりまくりだった。
気がつくと、赤ちゃんプードルのチャイちゃんは檻の中ですやすや寝息を立てていた。

何たってこんなに友情と共通の興味関心事が溢れるように長く続くとは思わなかった!

お互いの家族、教育、将来の福祉問題、仕事、趣味の英会話、楽器演奏、習い事に、資格取得。アルバムを取り出して一緒に行ったロンドンの卒業旅行などなど。

ついでに、ゆきんこの書きたてほやほやの論文に3名が目を通してくれた。自分なりに色々悦に入って解説したいところだけど、所詮、論文というのは、自己満足をいかに客観的にして「なるほどな~」と思ってもらえるのかというプロセスなのかもしれない。

「そんなめんどうくさいことに高い学費と2年も費やすんなら、まだ手っ取り早くお掃除オバサンでもしてた方がいいんじゃない?」
「そうなんだよ。発達心理学者の先生に個別に相談したことがあって、
『ゆきんこ、ダスキンにでも就職するか?』って言われたもん。
実際、去年は論文書いているより、掃除したり家事している時間の方が長かったくらい。掃除するとスカッとするんだよね。」
すると、ミセスたちは顔を見合わせた。

「うちに来てもらいたいわぁぁぁ~」

人妻というエンドレスの仕事はなかなか自分だけの時間を作ることそのものが難しく、何かに集中して取り組むことそのものが至難の技。
それでも、苦節20年心理学を続けてきたゆきんこの論文に感銘を受けてくれたようで、同窓生たちはYOSOJIの抱負を誓った。
「ねえ、また今年は英語がんばろうよ!」
「うん!一緒にがんばろう!」

学生時代、共に心理学を学んだ時間より、社会人になってからの年月は
その数倍になってしまった。
でも、母でも妻でも何の肩書きも利害関係のない友情は、こんなにもリラックスするのだな~と終始、口元はほころんだままだった。

これまでもこれからもそれぞれの人生が所々でリンクして、おばあさんになるまで、元気で笑い合える友達仲間でいたいなぁ~
とシミジミ幸せだった。

チャイちゃん、私たちを一同に会わせてくれてありがとう。
また会いに行くね!

スポンサーサイト

---------------------------------------------------------------

2008/02/21 20:31 | 仲間 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。