日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
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手作りサロン
2008年03月13日 (木) | 編集 |
新妻になって10日目。
婚姻届のビフォー・アフターにどんな変化があったのか?
殆ど全く変化なし。
未だ、実家でパラサイトが続く状況で、且つ就職前ののほほ~んとした春間近の今日この頃のような
穏やかな日常だ。

これが、平々凡々な当たり前のささやかな幸せかなと思う。

ちょうど1年前の劇的な身辺の変化を乗り切ったので、表面的にはまだ多少、余裕があるらしい?
週明け11日には、地域の総合福祉施設で、市の精神保健福祉推進協議会と社会保険協議会が主催する心の保健ゼミナールの講演会に参加した。

午後1時30分の定刻には既に市一円からやってきた民生委員さんたちが会場を埋め尽くし、ざっと数えても130名以上が集まった。
講演のテーマは「社会的ひきこもりについて」で我が町にも珍しくない人々だろう。

もっといえば、私の父などはその元祖といえるのかも?
別名、「廃用症候群」とか、世界共通語としてもそのまま通用する「HIKIKOMORI」は、
いわゆる日本的な風土が社会的な背景にあるとか。
日本社会の特徴として、
平均から外れた人が住みにくい社会
失敗から立ち直りにくい社会であり、社会全体が「ひきこもり」に対して無理解であることが、
本人だけでなく、家族もまきこんでひきこもり現象を助長する。

「ひきこもる」彼らは、植物にたとえるとまるで「サボテン」だと講師は形容した。
棘が刺さってそばに容易に近づけない。
水をやりすぎたり構いすぎると腐ってしまう。
他の草花に比べて成長しているのかいないのかはっきりしない。
いつか花を咲かせるのだろうが、いつ何色の花が咲くのかわからない。

なるほど~・・・
それは、もしかするとPさんの形容にも近いかもしれない???

昨日は午後からPさんとお買い物とお食事を兼ねたデートに出かけた。
Pさんが印刷してくれた「結婚しましたはがき」を受け取った。
とにかく、結婚式をするお金もない。
Pさんの親族の反響は「あ、そう」と淡々としていたらしいが、
ゆきんこサイドに関しては、事後報告せざるを得なかった伯母たちのブーイング解消のために
めんどうくさかったけど「結婚しましたはがき」なるものを用意することになった。

そして、今日の午後1時30分から3時30分まで再び総合福祉施設のボランティアセンターに出かけた。
目的は「手作りサロン」で飲み物を置くコースターを作ること。
参加費用はなんと100円!!
通りすがりに見たポスターのその参加費用の安さが目に飛び込み、2月の終わりごろに申し込んでいたのだ。
既にテーブルを囲んで6名の女性が集まっていた。

「すみません。遅れまして・・・」
「いえ、遅れてないですよ。1分前」
ミセスになっても相変わらずのボケかましで、初対面のミセスたちの輪にすんなり溶け込んだ。

「それでは、自己紹介をどうぞ。」
「ゆきんこです。え~と、10日前に名前が変わってまだ使い慣れていません。
名前が変わって昨日初めて市役所から郵便物が届いたんですが、内容は印鑑登録の抹消でした。」
「あら、おめでとうございます。」
「なんだか遠い昔で忘れたわ。」
「まさか、ウソじゃないでしょうね。」
「いえ、証拠のはがきありますよ。これが終わったら郵便局に出しに行きますから。」
「あら、そうなの。」
「あの、センパイとして夫婦円満の秘訣を教えてください。」
「さあ、私たちに聞いても参考にならないわよ。」
「最初がカンジン!」
「そう、最初のシツケがね。」
「はあ~・・・」

常連らしき3名の主婦の方々とこんな会話から始まって自己紹介の段階ですっかり打ち解けあってしまった。

コースターの作り方は至って簡単で、4~5歳の幼稚園児でもできそうなくらいだった。
講師も親切丁寧ゆっくりと教えてくれた。

①パッチワークのハギレを無地と柄物を2枚組選ぶ。
 紺と、茶色にした。

②無地の布の真ん中に縫い代を2センチ位残し、真ん中に正方形ののり付き型紙をのせてアイロン
 で接着する。

③縫い代のはみ出した4隅の渕の糸をほどく。
 この単純作業が結構、気分転換・ストレス解消になった。

④かわいいミニアップリケやビーズで装飾する。できあがり!!

⑤柄物の布も同様に裏側に型紙をアイロンで接着する。

⑥型紙に沿って半返し縫いをする。

⑦表に返し、最後をカガリ縫いする。

⑧アップリケや4角に装飾の刺繍糸をつけて出来上がり!!

何せ、針仕事など、最も苦手な私だが、自己紹介が効を奏したのか、
両隣の主婦の方々に厚かましくも、
「これでいいですか?」
「次は、どうするのですか?」
と尋ねると、実に甲斐甲斐しく教えてくださった。
「彼女、どのアップリケにする?」
「星にしようかな?」
「彼氏にプレゼントしたらどう?」
「はい、もうすぐ誕生日なんです。」
「あら~、手作りのプレゼントできていいじゃない?」

多分、新婚ほやほやといういいイメージで余計に親切にしてもらえたような気がする。
出来上がると、タイミングよくお茶の時間になった。
「うわ~、シュークリームとコーヒーも出してもらえて、100円ですか!?
そのへんの喫茶店より安いし、お友達もできて、なんだか今日は来てものすごく得しました!!」
「来月もいらっしゃいよ。はい、ここに名前書いて申し込んでおけばいいわ。」
「ありがとうございます。でも、4月から働くかもしれないので、来れるかどうか」

そういうわけで、たった2時間100円というコストでとても楽しい一期一会だった。
もしかすると、大学院よりもずっとお買い得だったかも?

帰りがけに郵便局で「結婚しましたハガキ」を出し、そのついでに懐かしいお宅へと自転車を走らせた。
ちょうど1年前には、この道を生保レディとして数え切れないくらい往来した懐かしい道のりだ。
1年ぶりに春の気配を感じながら通過すると、「よくがんばったな~」と過去の自分が蘇ってくる。

そして、彼これ9年の付き合いになった元家庭教師先のTさん宅のポストに投函した。
そのまま通過しようとしたが、
まてよ・・・
駐車スペースに見覚えのある車が停まっていた。
引き返し、ダメもとでインターホンを押した。
「こんにちは、突然にごめんなさい。ゆきんこです。」
「ゆきんこ先生!?」
インターホン越しの声の主が玄関に現れた。
「お久しぶりです。お元気ですか?」
「ありがとうございます。すみません、すっかり音信普通にしてました。」
「今日は、I先生も来てますよ。」
奥の玄関ドアの向こうからI先生とF君が顔を覗かせた。
「今日は、こっちに来てたのよ。」
「はい。今朝お電話を差し上げてたんです。ご無沙汰していました。」
そして、I先生の傍に佇むF君に声をかけた。
「F君!元気?お勉強がんばってね!」とガッツポーズを示すと、
F君は微かに口元をほころばせた。

「切手代を節約して郵便物を投函に来たのですが、車が停まっていたからインターホン押しちゃった。」
「郵便物?」
「はい。今、入れたのですが見てください。」
「まあ!ご結婚されたのですか!?おめでとうございます。どんな方?」
「写真に写ったこんな人です。よければ、HPも見てください。」
「先生、忙しいのですか?またお会いする機会を持ちたいですね。」
「ありがとうございます。是非、誘ってください!それじゃ、お勉強の邪魔をしました。失礼します。」

ブログを作る以前の独身時代数年通ったT家から母校を横切り、自転車で帰る道のりも何となく懐かしい。
Pさんの妻になったばかりの私。
でも、高校時代の10代の自分も、独身時代の家庭教師だった自分も全部、今の自分の中から溢れてくるのを感じた。
「♪人込みに流されて 変わってゆく私を あなたは時々 遠くで叱って・・・」



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2008/03/13 21:23 | 仲間 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
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