ゆきんこの引き出し

日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。

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只今、千秋楽前日の大相撲秋場所を観戦中。
注目は、ブルガリア出身の琴欧州の優勝なるか!?

琴欧州といえば、わたしに思い出させるブルガリアの青年
目に浮かぶ。
2004年の5月末まで英会話サークルに入っていたのだが、
ブルガリア出身の留学生のニックさんと出会ったのは、
2004年の1月と3月のことだった。
当時のレギュラーの講師だったニュージーランドの
ケーシーが一時帰国している時に代わりに来てくれたのが
ニックさんだった。
「ブルガリア・ヨーグルトって知ってる?」
「ああ、もちろん」
その端正なスラブ系の顔立ちと日本の歴史に
釘付けで、尚且つ将来外交官志望と語ったニックさんの
質問攻めにサークル仲間は圧倒されるほど、印象的な
キャラクターだった。

いよいよ、12勝1敗琴欧州の土俵入り

3月の終わりに再会したとき、わたしはニックさんの顔を見るなり
「わたし、あなたにもう一度会いたいと思っていたのよ!」
I am so glad to see you again!
と臆することなく発した。
当時、わたしは直接会話が英語でも日本語でも
苦手で、予め作文にして音読することを習慣にしていた。
ニックさんには、確か「小児科医療フォーラム」に
出かけたときの様子を聞いてもらったと記憶している。

ああ!琴欧州の足が土俵から出てしまった!
「2敗になってしまいました。」
「硬くなってたのかな。」
「稀勢の里の気迫勝ちですね。」
などなど、アナウンサーと解説者のコメントが入る。

英会話が終わったあと、わたしはニックさんと
東海道沿いに駅まで自転車を並べて走った。
彼は、英会話では触れなかった自分の趣味の話をしてくれた。
「これ、見てよ。ぼくは、相撲ファンなんだけど、
琴欧州を応援してるんだ。」
「そうなの。」
「彼は、ブルガリアでもすごく強かったんだ。
君も応援してくれよ。この英字新聞の記事、君にあげるよ。」

 4月には帰国するといってニックさんと握手して別れた。
「君はいいワイフになる。仕事も素敵なパートナーもきっと見つかるさ。」
通りすがりの異国の青年に会うこともないだろうけど、
きっと彼は、琴欧州の今場所の活躍ぶりに固唾を呑んで
見守っていることだろう。

午前中、「地球大好き」という番組の中でこんなコメントを聞いた。
「人が認めてくれなくても、自然や森が認めてくれればいい。
森の中に生きようとする者ならば。」

それに感化されて、朝食を食べているうち久しぶりに
ハイキングに出かけようと思い立った。

紺色の布製のバックパックに、
バナナ、かりんとう、ごませんべい、イカリ豆
お茶にビニール風呂敷、そして、岡本夏木著「幼児期」の単行本、
みんなの歌とリコーダーを詰め込んだ。
自転車の籠に乗せて午前11時に出発。

外へ出てみると、快晴で陽光が眩しかった。
気温はきっと30度以上はあっただろう。
通過する道路沿いに、広がる田んぼは黄緑の葉と黄土色の稲穂が
頭を垂れていて、野生の彼岸花の紅が艶やかに見える。

「星の里いわふね」に12時前に到着し、自転車を止めて
川辺でバーベキューを楽しむ家族やグループの間を縫って
13時7分歩き始めた。ゴールは吊橋「星のブランコ」だ。

「あら!あの虫何だろう?」
見たこともない昆虫がひらひらと跳んでいるのに気がついて、
わたしは、その虫のあとを追って歩いた。
その虫というのは、蜻蛉のようでもあり、蝶のようにも見える。
羽は真っ黒だ。何ていう虫なんだろう。
後で調べてみようっと!

バーベQ広場を過ぎると、誰もいなくなり、
わたしは「♪あの素晴らしい愛をもう一度」を
くちずさみながら、独り小道を進んだ。
耳を澄ませれば、ミンミン蝉にツクツクボウシの声
遠くから聞こえる鳥の囀り、川のせせらぎ、風に揺れて竹林の葉のそよぐ音。
音楽好きなわたしも、こんな自然のハーモニーは
人間が創り出すことは決してできないんだと
ひとり感無量になった。観客はわたし独り。
なんて贅沢だろう。そして、なんて残念なんだろう。
誰とも共感できないなんて・・・

という気分に浸っているうち、帽子の上に乗せて引っ掛けていた
10年前にフランスの蚤の市で買ったサングラスを
どこかで落としてしまったらしい。
ベンチでランチを食べる若いカップルの横を通りすがって
こっちが何となく恥ずかしくなってしまったせいだろうか。
それとも、時折目にする黄色い蝶に見とれてしまったせいかしら?

13時45分、ゴールまであと400メートルの「ぼうけんの路」
ここからが、勾配の急な丸太の階段がずっと続いている。
10分で丸太の階段の坂を登りきると、目の前に
吊橋「星のブランコ」が現れた。
スタート地点から55分でゴールに着いた。

橋の全長は280メートル、最高地上高50メートルの
「耐候性鋼材」でできたこの吊橋は、普通の錆とちがって
水や酸素を通さないから、内側の鋼材まで浸透することを
防ぎ、年月の経過と共に、こげ茶色の落ち着いた外観になる。

橋の中央でまた誰もいない時空間を満喫し、カイカ~ン!
少し強い風と、自分の歩調に橋の揺れを全身で感じていた。
家族連れの男の子が「ヤッホ~!」と叫ぶけど、
コダマはなかった。
14時5分、星のブランコを渡り切って、おねすじの路を
300メートル下る。もとのぼうけんの路に戻りついたのは、
14時20分だった。

ピトン小屋付近の楓は黄緑色だが、中には、赤くブレンドされた
葉も見つけた。何年か前にはじめてここを訪れた時分と同じように
きっと勤労感謝の日辺りは、もっと大勢の人々で賑わっているだろう。
行きも返りも人工のロッククライミングを楽しむスポットに
同じ男女がぶら下っているのには驚いた。

帰り道は、ゆっくり掲示板も読みながら帰る。
「天の樟船渓谷の朝霧

天の川の上流には鮎返しの滝の景観はたくさんの大岩が
一ヶ所に集まってとても珍しいもの。
元禄2(1689)の南遊紀事(貝原益軒)によれば、
『岩船石の下を天川流通る。奇境也
凡、大石は何地にも多けれども、かくのごとく、
おびたたしき石の一所にあつまれる処をいまだ見ず』」

まだ、時間もあるし、足を伸ばしてみよう!
と思ったが、道路が決壊していて通行止めになっていることを
示す掲示板にがっかり。

お腹が空いて、3時から10分間、さっき恋人同士が
座っていたベンチに掛けて、おやつを食べて休憩。

3時15分天の川に一羽の白鷺の姿を発見した。
くちばしで川の中の餌を突っつく。
餌はなんだろう?ここからでは、川の中の生物まで見えない。

15時30分自転車を止めていた「星の里いわふね」に到着。
デジカメを持っていたら、何枚か実写も添えて載せたかったんだけど。






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