ゆきんこの引き出し

日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。

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これまで転々としてきた職場では、大抵人間関係に悩まされてきた。

残念なことに昨晩の親睦会は、それが最もあからさまに噴出した一幕となった。
障害者授産施設ワーク☆の利用者も支援者もクライマックスの猛暑。
最重度の利用者の全面的な生活介護支援を要する☆班では、利用者全員の健康診断月間も無事修了し、常に眉間に皺を寄せていたO氏も利用者も共に穏やかに乗り切ることができていた。

「やったぞ~!!今週だけで売り上げが1万円を超えた!!」
「初めて収穫した野菜って本当にみずみずしくて新鮮ですね。種からできたなんてすごい!」
梅雨明け以降、体調を崩しやすい利用者さんを畑へ連れ出すことができず、室内で暇をもてあまし気味ではあったが、畑の作物が次々と収穫され、即売して我が班では盆と正月が一度に来たような
歓喜を述べ合っていた。

「でも、いつまでもいい状態は続かないぞ。Nだって今週調子よかったけど、いつだって最悪のことをかんがえておかなくちゃ。」
そういって
「よ~し!ゆきんこ収穫して来い!!」
とO氏は利用者さんとクーラーの聴いた室内でお留守番。
容赦なく炎天下の畑へたった一人で収穫へ行くことを命じる。

あんまり私の指示じず、困った行動やうなり声をあげる体格の立派な利用者さんを束でみるより
炎天下の単独行動の方がましだろうとたかをくくった。

しかし、照りつける太陽は私を熱中症寸前へと誘う。
30分以上もすれば、後頭部が痛くなりクラクラと気分が悪くなってきた。

「おう、どうだ?オレの気持ちがわかっただろう?」
「はい。命がけの収穫でした。」

ブツブツ言いつつも、根は気のいいOさんと収穫物を袋に詰めて、週末には松葉牡丹の花も初出荷した。
しかし、事件は楽しいはずだった宴の席で起こった。

身辺自立の課題を残したまま大人になった利用者の皆さん方から片時も目が離せないOさんと私は、
他グループの就労支援者の業務から殆ど隔離され、いつしか険悪になり敵対するようにまでなっていた。つまり、☆班は端的にいって、石潰しのロクデナシであり、
「支援者が利用者に福祉を受けているんやな~」とイヤミを言われ続けてきたのだ。

おまけに、30代半ばの支援員が1名しかいない職員の平均年齢は、50代後半~60代で第1線から退いていながらも職能技術は健在というベテラン支援員で構成されていることが、実は厄介なのだ。
給料や処遇は低められていても、20年~30年のキャリアとプライド、そして障害者福祉という独特の
変コツなキャラクターが、O氏とゆきんこのやることなすことを全て槍玉にあげていた。

その最古参のベテラン支援員のE氏とTさんが円卓の宴を殆ど毒舌で埋め尽くした。
「ちょっとあんたたち、しゃべんなさいよ!」
「あんたがしゃべりすぎやねん!」
施設長はじめ、他の支援員は大人しく二人の大声での言いたい放題の掛け合いをBGMに並んだご馳走に箸をつけていた。
宴のTさんの言動を傍聴していると、障害のある子どもたちのために全身全霊でかかわってきたことは真実だろうと思えたし、基本的にはボランティア精神のある善人だと思う。
ただ、苦手で敬遠してきたのは利用者さんにいつも厳しい口調の大きな訛声で否定文を浴びせていることだった。

一応、コミュニケーションのことで2つの論文を書いた(誰も評価しない)実績のあるゆきんことしては、
不快感極まりない無慈悲な言語機能の嵐と手前味噌な支援はとっても独善的なのだ。
それに、いくら嫌いでも、私には挨拶もしないし完全無視の状態が続き、たまにことばを交わしても
「ゴミ捨ててないわよ!」とか、
「クーラーポット出して」とか、
実につっけんどんな指示しか受けていなかった。

「もうしんどいねん。あついねん。夏休みするわ!」
「ダメです。利用者さんたちはどうなるんですか!」
「私は子ども(利用者)たちにいつだって情熱を注いでるよ。合わない子だっているけど、私の情熱で
どんどんよくなってきた。」
Tさんはこれまでの支援(旧養護)学校での支援員としての実績を自負して、豪語した。

「でも、許さへん。私は話したくない人とは最初から話ししない。あんたたち、一体、どんな支援してきたか説明しなさい!!あんなどこにでも咲くような『爪きり草』売りつけるなんて今までどんな畑作りしてきた!?」
普段は遊んでいるようにしか見えない☆班が売り出した途端、悪徳商法でもやっているんじゃないかというバッシングだ。
作業室では饒舌なO氏が、今回の宴ではずっと苦虫を潰した顔で大人しくチビチビと飲みながら、Tさんの独壇場を聞いていたが、ついにキレタ瞬間だった。

「あんた!いい加減にしろよ!指差して最初から俺が嫌いだとかなんとかって失礼じゃないか!
俺は毎日一人で耕してきたんだ!!」

「あたしだって耕したわよ!あんたたちは畑のことなんて全然何も知らないことはわかってんのよ!」

それまで時折、笑い声も飛び交っていた円卓が、一気に険悪になった。
「私は酔ってない。ゆきんこさんだって、私のこと嫌いでしょう!」
とばっちりがやってきた。
「いえ、私はきらいっていうよりこわいと思ってます・・・」
私は困り笑顔で返した。

「もう辞めてやる!!」
Tさんは悔しさと激情のあまり泣き出した。
60代のおばさんが取り乱すと本当に怖い・・・
「まあまあ、おかあさん落ち着いて・・・」
「ここは楽しいお酒の席よ。仕事の話し合いは後日にしましょう。」
「施設にとっては皆さん誰もがかけがえのない存在です。」
常務理事やら、大学病院の主任を履歴した看護師さんまでもが、その場をなんとか穏便に運ぼうと
したが、施設開所の初日からギスギスした関係がなんと全職員一致の親睦会で一気に噴出したのだ。

既に、3ヶ月の試用期間満了後、7月の常務理事との本採用面接で、
私は正直に支援員同士の人間関係に悩んでいることを伝えたのだが、
「どこにだってあるからさ」と理事はその時大事とはとらなかった。
しかし、年配でパートのTさんのわがまま暴言振りを諭してくれるのは、もう常務理事しかいないのだ。
それくらい、職員は結束が希薄で、ジコ中な集団に成り果てていた。

「ごめんなさい。7月に就職されたばかりなのに職員の人間関係が曝されてしまいました。」
「それじゃあ、私たちはこれで・・・」
苦笑いして嘱託調理員さんたちが退席した。
「私も、バスの本数が少なくなるのでこれで・・・」
売られた喧嘩はさらりと交わし、早々に立ち去って火の粉を浴びないことが賢明と判断した。
玄関でタバコをふかし、頭に血が上っているO氏に一声かけた。
「Oさん・・・月曜日きてくださいね。」
「さあ、わからんね!」
「じゃ、失礼します。」
とにかく、この後どうなるのか、立ち尽くしているOさんの反撃を見届けるのがこわくて逃避防衛本能だけが実行された。

たった4ヶ月のつきあいにしても月~金まで6時間密室のような擬似家族的集団で諸々の仕事上話をしては、Oさんの「目には目を」という報復精神を知り尽くしていた私としては、最愛最悪の事態しか想像できなかったのだ。

大人になっても大人になりきれない大人同士の喧騒
それを自覚せずに、否定文やジコ中な暴言を吐く大人
そこで自省したり、自己嫌悪できるならまだ自己成長もある。

もともとお酒もタバコも忌避してきた私にとっては、反対に嗜癖して宴を台なしにして平気な年配者たちに辟易していた。

月曜日がくるのがこわいけど、休日だけは自分だけの時間を満喫したい。
ヒトの振り見て我が振りなおせ
ケセラセラでいこう。
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ゆきんこさん、はじめまして。病気(並でない)を持ちながら働いている職場の関係、特に上役との関係は大変だと思います。私はそううつ歴18年の年金生活者です。

私は、ゆきんこさんと違い企業の技術者として長年働いて来ました。新商品の開発に携わり、会社の主力商品に育ったと言う幸運にも恵まれました。しかし、18年前上司が変わり、その上司が私の納得出来ない条件での開発を指示して来ました。私は「無理を通せば道理が引っ込む」を信じて技術者として働き、成功をして来たのに、その無理を言って来たのです。新しい上司と口論しましたが受け入れてくれませんでした。

本当に会社を辞めたい気分に成りましたが、子供が小、中学生であること、家計を守る為に、しぶしぶ仕事を続けることにしましたが、眠れなく成り精神科にかかりました。上司とも険悪なまま開発を続けました。案の定、開発は失敗しました。その上司は、私に指示した内容ではコストが掛るから止めにしただけだとうそぶきました。そこで、私は完全に切れてしまいました。幸い、他部門の部門長に拾われ定年まで仕事が出来ましたが、私の病気は未だに続いています。

ゆきんこさんに、こんなことを言うのは無理かと思うのですが、納得出来ない人、場所から離れることは非常に大事なことだと思います。私の例で言えば、もっと早く別の部門に移してもらう様に頼むか、最悪の場合は仕事(会社)を止めて一から出直すことにつきる様に思っている今日この頃です。

これは、年金生活者だから言えるこかも知れませんが、危険、嫌なものから距離を置く事が出来たら、病気はひどく成りません・・・(_-_)。
そんなことは、無理、無理、無理って言う言葉が聞こえて来ますがー・・・・ (>o<) (>o<) (>o<) (>o<) 。

生物界でも、お互いが近づくと相手を威嚇しますが、ある距離を置くと穏やかに成ると言いますね。人間も同じだと思えます。

2008.07.29 17:52 URL | tom jerry #4ARdecsc [ 編集 ]

tom jerryさん
コメントは以前にもいただきましたよね。
真摯なコメントをありがとうございます。
私の儘ならない人生に関心を示していただき
感謝しています。悩みは尽きないものですが、
tom jerryさんのコメントを参考に私なりのユートピアを目指し、一進一退しながら無理のない人生を歩きたいですね。
tom jerryさんもどうぞご自愛ください。

2008.08.02 10:55 URL | ゆきんこ #- [ 編集 ]












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