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問題と課題


昨日は父の誕生日だった。
父の引きこもり歴はもう何十年だろう?

私は自身の生活が埒もあかずに不安定なこと、
父の生涯も障害ももう取り返しのつかないことがわかっていて
一体何をやっているのかな~とぼーっとしてしまうことがある。

他人事は他人事だとさらりとしている一般人に比べると、
良くも悪くも、私は自分の周辺に関しては他人事と思わない性質らしい。
自己分析はもう30歳までに否というほどやってうんざりしている。
どんなに自己探求したって自分が何をオペラントし、セルフコントロールするかなんていちいち計算して行動しているわけじゃないし、どんな風に死ぬのかも誰にもわからない。

昨晩も、その前夜も眠りは浅かった。
特別の1日を迎えるその前後は、荷物をまとめる段階でやはり脳内は不要なドーパミン放出されているのか、そわそわしてとりとめのない思考がぐるぐると駆け巡るものだ。

Pさんへの差し入れのお菓子とカップ麺
RさんとMさんにもお手紙とプレゼント渡そうっと!

今振り返ると、自分の結婚の前夜などは今の心境に比べたら、穏やかで安らいだ気持ちだったように
思う。

昨日の朝は、久しぶりに5時台に起床した。
おにぎりもつくって気合十分!

荷物は最小限のつもりだったけど、バックパックはピチピチに膨れた。
自宅を出たのは午前7時。
通勤ラッシュのなか、8時過ぎに大阪駅へ着くと駅構内のアナウンスが流れた。
「今夜は台風の接近に備え、お早めにご帰宅ください。」

う~ん、、、大丈夫かな?
日帰りするにはやや強硬なスケジュールだけど、泊りがけするほどでもないという目的地まで
高速バスで往復7時間あまり
現地の滞在時間は5時間30分

目的というのは、PさんとRさんの本番の応援に行くこと。
失業しなかったら、この目的地に行くことはできなかったけど、
反対にいえば、失業したから応援できたともいえるかも。

往時のバス内で既に隣り合わせの女性は何度も髪を触りながら、
目的地で開催されるイベントの分厚いプログラムに目を通していた。

途中、バスは蒜山高原や大山などを通過し、大学時代に合宿したことなどを思い出した。
現地鳥取県米子市は、台風一過の雲で上空はどんよりと覆われていたが、
のどかな地方都市の風情がいい感じ。
自分の生まれたこの町を都会だと意識したことはないけど、
殺伐とした落ち着きのないムードのなかで育った者からすれば、
ほっとできる地方ののどかな風情というのは、何だか羨ましい。
米子駅に着くと、自然スーツケースを引きずる小集団に追随した。

あれあれ?
さっきの臨席の女性、赤いスーツケースで交差点の前まで一緒だったのに、反対方向へ行ってしまった。
こっちだよ~
とココロで叫んでみたけど、わざわざ追いかけて目的から逸れるのもなんだかね。
いつでもどこでも模範的な親切おばさんできない私であった。

親切を押し売りされても、嬉しくない人たちの存在が少なくないと最近自覚してきたのもあるかも。
それも寂しい。

会場へ着くと、ロビーの受付は関係者で賑わっていた。
お馴染みらしき常連者は、地方都市での再会にちょっぴり同窓会気分かも?
人込みのなかで過去に面識のある人でも、所変わって意外に遭遇するとびっくりしてしまうことがある。
大学院で障害児心理学の講義を受講したT先生の姿も目に飛び込んだ。

「あ!先生!?」
すれ違いにS女史は絶句して不動の驚きの表情を一瞬見せた。
「こんなところでお会いするなんて・・・!」

失業中は、申し込み用紙に記入するとき、往々にして凹んでしまうことがある。
名前は当たり前として、必ず「所属」の欄があるのだ。
空欄で出せず、一応記入して受付担当者に渡した。
一日臨時会員の費用は3000円。失業者には安くない!
手続きを済ませて、PさんとMさんに再会した。
まずは、館内のレストランで腹ごしらえだけど、本番を控えているPさんに余裕がないことは察知できた。

「びっくりしちゃった。私が保育士していたときの市の発達相談員の先生にばったり擦れ違ったよ。」
よもや、S先生だってなんで私がここにいるんだろうと思っただろう。
私の人生ってなんだか平凡じゃないのかな~
普通に保育士業が恙無くできたのなら、ここに来なくてもいいんだから。

こうしたビッグイベントはやっぱり苦手で、居心地の悪さとか疎外感を感じるものだ。
特に、今回はわざわざ来なくてもよかったのにのこのこやってきてしまったというか、
自分がここにいてもいいのかなという感じ・・・

ああ、そうか・・・

MさんとPさんは事前打ち合わせのため、レストランを出ると一時解散した。
ぽつんと一人3階の会場にとり残された。
基本的に気長な私は、ひとりでぼ~っとしているのはあんまり苦ではない。

エレベーターの前にオレンジのTシャツ姿の男子学生3名が座って雑談していた。
廊下で自販機の飲み物を購入し、廊下を隔てた中庭へ移動した老賢人の姿を見てみぬふりをした。
「まさか、ABAの大御所K先生では???」

しかし、K先生にとっては私は通りすがりの見知らぬ一般人
日本のABAの神様と崇められているK先生が、私みたいな、隠れ信奉者に気づくはずもない。
もちろん、なれなれしく近寄ってご挨拶など滅相もない。

知っているのに知らんふり 見てみぬふり
その罪にならない罪が積み重なって取り返しのつかない大罪になる。
それでも、介入したために失敗した罪の方が見過ごすことよりもはるかに重い。
だから、知らんふり。

表層では、何の介入も事前事後の変化もない2者の個体は通過した。
大方のそれぞれの人生は、このように変哲もなくスルーしていくものだ。
どちらかが、明確に示すオペラント行動を生起させない限りは。
その意味で、行動療法家はいつでもどこでも抜け目ない観察者だから、
被写体になる側としては、ちっともココロが休まったきがしないのだ。

ダーウィンみたいに無心にただただ観察しているのではない。
いや、ダーウィンだって種の起源を編纂するには、相当な年月をかけ、時代の宗教者に抗って実証するまでに数々の方略を練りに練ったのだ。

すごすごと会場に戻り、資料に改めて目を通すことにした。

2時30分を過ぎて、Pさんをはじめとする発表者たちが小会議室に現れた。
机を並べて、配布物などを設置し終わらないうちに、次から次へと聴講者が入室してきた。
「どうぞ、ご署名をお願いします。」

定刻になり、マイクを通して司会進行役のF先生の声が会議室にこだました。
この先の内容については、やむなくオフレコにしなければならない。
「王様の耳はロバの耳」と書いておこう。
表現の自由があるといっても、あらゆる刊行物は、検閲を受け、時代によっては隠蔽されてきた。
人間社会には、社会性だの、不文律だのルールという縛りがあるのだ。
人間は、サルにも犬にも退化することはできない。

そう思うと、人間に生まれたことを悔しく、恨めしく思っている人間の数は測り知れないのではないか?人間関係ほど、疎ましく猜疑に満ちた危ういものは他にあるだろうか?
ダーウィンが父に勧められた医師を生業に選ばなかった理由は、麻酔なしで小さな子どもに処置することが耐えられなかったからだそうだ。

無事発表が終わると、ほっとした表情の関係者に挨拶したのも束の間、
慌しくもと来たバスターミナルへと小走りで退散した。
バスは定刻の5時30分に発車し、指定席に座ると自然寛ぎモードにはなった。
車窓は、大山を抜けると次第に暗さを増し、日没が早くなったことを覚えた。

どういうわけか、ことばにできない気持ちというのがある。
それをブログなり何なりで言語化すれば、ココロは幾分浄化されたように感じられる。
ことばに吐き出すことが、刃になりかねないおそれをもたらすのなら、ぐっと秘めておかなければならないことがある。
それが、俗に言う精神分析の「抑圧」というものか?
開けてはならないパンドラの箱なのか?
ココロに渦巻く言語化してはならない感情。
人間だから誰にだって自然なことでしょう?
ベクトルを失った情熱は、心の中でアイデンティティと共に崩壊し、不燃焼爆発を起こそうとする。

その理由が自分のなかではっきりしているのを自覚し、隠蔽しなければならないことが辛い。
その対策に、無駄だとわかっていて、やはり私は、心理学の専門書を読み漁ろうとしている。
無駄だとわかっていて・・・









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昨日はお疲れ様でした。
そして、突然「どうだった?」なんて質問してしまいすみません<(_ _)>
私としては笑い声を出せて緊張がほぐれましたが。

うちのPちゃんにも、ありがとうございました。
Pちゃんに渡すと一人ゴソゴソしてました。
そして第一声が「どうすればいい?」だったので私は「は?」と聞き返してしまいました。
「どうすれば・・・」って言われても(困)

Pちゃんの第二声は・・・
「だって住所知らんもん」
あっ、そういうことね!お返事したいけど住所を知らないからってことね!
「じゃ、メール???」

というわけで、Pちゃんがメールするそうです。
こういうことは、のんびり屋さんですので、気長に待ってあげて下さいませ。

♥ 2008/09/20 22:26 by Mさん Pagetop△














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