日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
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再会は突然やってくる
2008年11月02日 (日) | 編集 |
昨日、夜中に寝付けず脳ミソがすっきりしない午後をふとんの中で過ごした。

翌日の今朝は、脳ミソのぼんやり感も抜けて休日らしい連休の中日。
母と焼き飯を食べていた午後1時30分。携帯のベルが鳴った。

「ゆきんこさん、Oです。今日はどうしてる?」
「Oさん、こんにちは。今、昼ごはん食べてました。どうしましたか?」
「オレ、姉妹園の障害者施設のイベントに来てるんだ。今頃気づいたんだけど、
(利用者の)Yが『ゆきんこさん、どうしてる?』っていうんでちょっとかけてみたんだ。」
「Yさん、憶えていてくれたんだ。昨日にでも連絡くれたら駆けつけたのに。」
「ごめん、Yが言うまで忘れてたんだ。ゆきんこさん、市内だけどここまでどれくらいかかる?」
「自転車で30分くらいです。」
「こっちは、2時30分くらいまでやってるよ。来るかい?」
「はい。それじゃ、今から行きます。待っててください。」

3連休の国道1号線沿いは、なんだか平日よりも渋滞していた。
そういうわけで急いで身支度して2時前にはなんとか姉妹施設の駐車場へ駆けつけた。
バザー会場になっている駐車場のフェンス越しにYさんが私の姿を見つけてくれた。
「ゆきんこさん!ゆきんこさんや!」
会場は既に撤収モードに入っていた。

最初に微笑んで迎えてくれたのは、担当していた片目を失明した重度重複障害のAさんのお母さんだった。
「こんにちは。ゆきんこさん、今、Aは車の中なのですが、連れてきます。」
「お母さん、私が会いに行きます。」
フェンスの脇に停めていたぬいぐるみがぎっしり詰まった見慣れた車からそろりとAさんが降りてきた。

すると、Aさんは私を見るなり抱きつき行動。
まるでPさんを差し置いての最高の愛情表現やな。
「Aさん、元気にしてる?今日はお父さん、お母さんと来たんだね。」
「はい。元気にやってます。あの夏を乗り切ったので、Aも変わったと思います。」
「ごめんなさいね。。。あの時は素敵なお姉さんになってねとおまじないをかけていたんですけど。
でも、今はKさんとがんばってるんだよね。」
「明日は、保護者会でバーベキューするんです。よければ、ゆきんこさんも。」
「いいんですか?」
「うちは、遅れて参加しますが是非どうぞ。」
「ありがとうございます。」
「A、Yくんが待ってるからゆきんこさんを独り占めしちゃダメだよ。」
「Aさん、私のこと好きでいてくれてありがとう。でも、私、Aさんのぬいぐるみじゃないからね。」
フェンスの外側でAさんとお母さんに会釈すると、フェンスの中に入りYさんと再会した。

「ゆきんこさん。」
「Yさん、呼んでくれてありがとう。」
続いて、Oさん、施設長のY先生、クリーニング班の支援員T氏とI氏も揃って迎えてくれた。
・・・というよりも、そのメンバーが今回の出店に参加していたところに、イベントも終わりかけた
頃に野暮用で顔を出させてもらったといったところか?
もしも辞めてなかったら、当然ここにいただろうけど。
「Yさん、お仕事がんばってる?」
「がんばってるよ!がんばってる。がんばってるよ!!」
大きな屈託のない声で、知的障害を越えた朗らかキャラそのもののYさんが繰り返した。
「すごい!がんばってるんだ。ごめんね。途中でしんどくなってしまって。
なんでやめんとあかんかったんかなぁ・・・」

施設長とOさんが心配してきいてくれた。
「どう?仕事見つかりそう?」
「厳しいですね。ハローワークもいっぱいです。先日、面接を受けましたが不採用でした。」
「そう・・・明日の芋ほりバーベキューいらっしゃいよ。みんなに会えるから」
「はい。是非、行きますね。」
「バーベキュー来てな!」
「ありがとう。行くよ。」

Yさんのご両親は、施設保護者会の会長さんで、施設の立地から新設まで労苦されてきた。
「突然辞めてしまって挨拶もできず、すみませんでした。明日、参加させてもらっていいですか?」
「ええ、どうぞ。」
「Yさんが辞める最後の日に言ってくれたんです。ゆきんこさん、なんで辞めるんや・・・って。
あの夏を乗り切れたらな・・・と。」

悔やんでみても後悔先に立たず。
Oさんが気前よく失業者のゆきんこに果物をくれた。
スタッフはゆきんこに何となく後ろめたさを感じてくれているようだった。

知的障害者の方々はやっぱりゆきんこに素直で優しい。
邪心のないAさんの抱きつきや、Yくんのラブコールが、私の何よりの慰めと励ましになった再会のひとときだった。

明日はワーク☆の芋ほりへ行ってきます!





ついでに・・・

どうでもいい日常の発見。
自分のブログを更新した後、アクセス数が遥かに多いPさんのブログを見てみた。
(私の場合、誰もアクセスしないことに更新の意義がある)
プロフィールをクリックすると、「既婚」と書いてあった。
その文字を見たら背中がこそばゆくなった。

Pさんがネットの外へはみ出すような人じゃなかったら、
お互い「未婚」だったかもしれないね。
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2008/11/02 16:13 | 仲間 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
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