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2009/03/10 (Tue) ダンヨガの驚き効果 その2
失業中には、なぜかしら目まぐるしく非日常体験が訪れるから不思議だ。

ブログの外にいたPさんが私的時空間に当たり前に存在するようになったのも、実に不思議なのだが
それも含めて「これでいいのだろうか?」という私特有の日々はとりあえず連続している。

昨晩、NHKスペシャルでロシアの天才数学者が100年間以上も解けなかった難問を解明したときに、
まるでヒッキーになったかのように、失踪してしまったという謎々だらけのドキュメンタリーに見入った。

さて、そんな類稀な宇宙と数学のことだけをひらすら考えている天才に比べたら、私の日常はどうってこともないだろう。

駅前ビルに1年前に開設したというブレインヨガのスタジオに体験入会して今日で4回目になった。
4回レッスンを受けて体感したことを綴っておきたい。

初回は、40代のインストラクターH氏の体験談レクチャーを「ふんふんなるほど」と聞いていた。
説明はシンプルだった。
H氏は、入会当時30代半ばの働き盛り。
でも仕事のストレスでイライラしてしては、妻子に当り散らしていた。
体重は100キロもあって、暴飲暴食ヘビースモーカーという不健康なライフスタイルだった。
ある日、ダンヨガの講演会を聴講し、「よし、体質改善から」と入会した。
入会当初は、カンタンな前転ポーズもとれず、呼吸も乱れていた。
徐々に、ポーズが作れるようになり、35キロの減量に成功した。
現在は、脱サラしてインストラクターになり、昨年スタジオオープンしたとのことだ。
「私たちは頭を洗ったり、体を洗いますね。」
「はい。」
「でも、脳の中を洗うことはできますか?」
「いいえ。」
「脳はいつも考え事をしてストレスを溜め込み、カラダのなかは汚れています。それを洗い流すのが
ヨガなんですよ。」
「はあ・・・」
「ゆきんこさんは、純真な人ですね。」
「はい、私、そうですよ。よく言われます。」
「感受性がある人は、マイナスエネルギーを溜め込んでしまいます。」
「失業して落ち込んでしまって・・・何をどうふるまってもピンとこないです。
あんまり深く考えずに、リーフレットを見てきました。前から漠然と何か運動とか、ヨガには興味があったんですけどね。」
「ここに来る運命だったんですよ。」
「運命!?」
「そう。それじゃ、まずやってみましょうか。」

他の会員さんたちに混じって、早速エクササイズが始まった。
「肛門を閉めて、尾てい骨を丸めて」
「ユウセンを踏みしめて歩きましょう。」
「笑顔で!」
おかしい。全く指示通りにできない。
鏡に映った笑顔は、ひきつって恐ろしい顔にしか見えなかった。
自分の笑顔にギョッとした。

それから、丹田叩き
数の掛け声に合わせてリズミカルに叩き出すと、次第に気分が悪くなり立てなくなった。
表情は眉間に皺が寄って苦しくなる。立っていることもできなくなり息も荒くなった。
グループから外れてヒーリングルームに連れて行かれると、そのまま寝込んでしまった。
その間、気絶していたのか、トランス状態に陥ったのか、時間がどれくらい経ったのかもわからなかった。

目が開けていられなくなり、眉間に皺が寄ったままひたすら悲愴な表情をどうすることもできなかった。
それからどこからか沸いてくる「気」というものなのか、
腕から指先にかけて地震のようなブルブルと震えが2回襲った。
なぜだか沸き起こってくる涙がどんどんあふれ、それと共にことばにならない叫び声をあげた。
「あああああああああ~~~!!!」

次いで、ようやくことばになった。
助けて・・・た・す・け・て、助けて~!ああ~!助けて~~!!!」

それから退行を起こした。
私は押入れの中に閉じ込められていた。
喉が渇いて苦しいのに、泣き叫んでも誰も助けてくれなかった。
唇はもごもごと動くのに心のなかでは、助けてと叫んでいるのにことばにならない。
それはまだ乳飲み子だったときの記憶が蘇った瞬間だった。

それから、心の奥底からことばがリフレインした。
「帰りたい。帰りたい。帰りたい。。。。」

Tちゃんと会う約束の時間が迫っていることは自覚していて、目を覚まさないといけないのに起き上がれない。
H氏の呪文が耳元でこだました。
「許しなさい。許しなさい。許しなさい。許しなさい・・・」
肋骨の中央にある中丹田のツボを押されると物凄く痛い。
「ああ~、痛い!!」

しばらくして、若い女性インストラクターが囁いた。
「どうしたいですか?」
「お茶が飲みたいです。」
そこで、目を開け体を起こすことができた。

お茶を一杯いただくと、落ち着いて話せるようになった。
「すみません。私、初めてなんですけどどうなっちゃったんですか?」
「よくあることですよ。今まで溜まっていたマイナスエネルギーが一度に放出されると起こる現象です。」
「なんだか怖くて仕方がなかったです。自分でやろうと思ってこうなったんじゃないのに?」
「でも、カラダの奥ではみんな覚えているんです。」
「母からは聞いていましたが、私赤ちゃんの時に父に押入れに閉じ込められていたと。
私は赤ちゃんでした。だから泣いて心では助けて欲しいのに、ことばにならなくてただ叫んでいるだけでした。」
「初回から出せてよかったですね。」
「すみません。体験だけなのにご迷惑かけました。それじゃ、どうも。」
「あ、待って!」
「でも、体験だけですから。」
「そのままじゃ、同じことの繰り返しです。」
「え?」
「今日は途中で倒れてしまったでしょう?明日もう1回来て最後まで体験してくださいよ。」
「いいんですか?2回も無料で。」
「ええ、どうぞ。」

とにかく、こんなに大きな声で号泣したのは生まれて初めてだった。
当然、その夜はぐっすり眠れた。

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プロフィール

ゆきんこ

  • Author:ゆきんこ
  • 2005年8月23日にデビューして、ブログ歴12年目になりました。
    開設当初、障碍児加配保育士を経て、紆余曲折の3年間の夜間大学院の日々を綴ってきました。
    修了後も、失業と再就職を繰り返し、どうにかケセラセラでやってきました。
    出会いと別れの中で次第に専門分野への執着を捨て、遠ざかる日々です。

    独身時代の趣味は、旅行、水彩画、ハイキング、心理学系の読書、リコーダー演奏などでしたが、兼業主婦になってからは家事にまい進、心身とともに衰退しています。
    かなり前に流行った「どうぶつ占い」では「人気者のゾウ」ってことになってます。

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