ゆきんこの引き出し

日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。

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翌朝、騙され次いでに厚かましく無料体験をさせていただいた。

「おはようございます。昨日はご迷惑かけてすみませんでした。」
「いえいえ、出せてよかったですね。」
「ちょっと怖かったです。」

もう1名の女性インストラクターにも確認の質問をしたところ、彼女も初回から3回連続して号泣していたと話してくれて安心した。
「もうあんなことはないですよね?」
「さあ、どうでしょう?」

前半は初回と同じ、笑顔でユウセンを意識しながら行進するエクササイズから始まった。
倒れて参加しそびれた中半のメニューは、全身身を任せるように頭の先から足の先まで振動させるエクササイズだ。

といっても、どうしていいのかわからない。
アフリカ音楽風のビートの利いたリズムのBGMが流れた。
これも次第に目を開けられなくなり、眉間に皺が寄って、息苦しくなり出した。
「ゆきんこさん、無理しなくていいですよ。マットに座って楽に呼吸して。」
しかし、2回目も指示通りカラダをコントロールできない。
胸座がムカムカして頭が痛くなる。
座位をとることができず、床に突っ伏した。
すると、カラダがゴロゴロと勝手に横転を始めた。
BGMが終わるまで壁にぶち当たっては、反転しゴロゴロとカラダが転がった。

それから座禅姿勢になろうにもなれない。
一人でハアハアと息を荒げている自分が情けない。
清清しいBGMに変わると、やっぱり自然に泣けてきて、でも恥ずかしくて涙を呑んだ。
すると、お花畑の情景が浮かび、懐かしく帰りたい気持ちになった。
それって、I准教授が「君は天使なんだね。」と言ってくれたことと重なるような気がした。

しかし・・・
失業者にこの特別なヨガの料金は安くない。
「う~ん・・・一番安いのは、一生会員ですよね。」
「一生でこの値段なら安いでしょう。」
「でも、今は無理だなあ。」
「人間って欲望があるからお金に執着するのですよ。私も入会したときは全然お金がなかったんです。でも、投資して手放せば、返ってくるのです。その後、私には奇跡が起こりました。」
「え?」
「どうかしばらく毎日通ってください。きっと体調がよくなります。ご主人のためにも」
「確かに私よりも夫に通って欲しいのですけどね。」
「明日もこれますか?」
「明日は先約があるのでこれません。」
「じゃあ、明後日の午前中待ってます。」

申し込み用紙を渡されて、魅惑的な笑顔で送り出されると不思議な気持ちになった。
もう1回参加して決めよう。




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