日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
飛び入り参加することに意義あり!
2005年10月09日 (日) | 編集 |
お天気は、P-カンの晴れ・はれ・ハレ 
昨日の1日中、鬱陶しかった雨から、一変して爽快だ!

早速、一昨日の「Oh!麗しのタカラジェンヌ!」には
Sちゃんからのコメントが入っていてラッキー!
とっても天気がいいので、
11時半に、母と一緒に徒歩3分の地域の小学校へ出かけた。
地域の住民区別の運動会もすっかりタケナワ。
子どもの数はそんなに少ないとも思わないが、わたしの地域は
実は熟年層やお年寄りも多い。多分、子どもの数よりも。

ここ数年、老人会や自治会に担がれてる母は、
何人かの住民の方々と挨拶をするので、わたしもつられて会釈する。

このN小学校はわたしの母校ではないが、選挙の投票とか、
うちにいながらにして、チャイムが聞こえるので、
懐かしい感じはしなくても、とても親近感がある。
隣のAさんは、わたしと同窓生で、N小に隣接するN中の出身だし、
Aさんの息子は、N小の1年生だ。

フェンスに沿って「ビオトープ」や日時計などの卒業制作も目に留まる。
日時計は随分、年季の入った木製だが、「ビオトープ」は平成14年度の作品だ。
一昨年(平成15年)の夏、この町で自然には滅多に見ることの
できなくなった蛍を飼育していると口コミで聞きつけて、
母と観察したことを思い出した。

M町のテントまでやってくると、うちにチョコチョコ来てくれる
裏のWさんや、共同で無農薬野菜を購入している仲間の
Fさんともことばを交わした。
「どれにしますか?」
Wさんが、参加記念品を勧めてくれた。
「こっちの幅が小さい、長いのにします。」
母が引換券を差し出し、わたしは、ラップを取って、ビニール袋に入れた。
「Fさん、ひとり?」
「そう。子どもたちはみんなバラバラに出かけたわ。」
「もうお子さんたち、大きいもんね。」
母は、誘われるがままに、赤いはちまきを首にかけ、入場門へと
向かった。
「あなたも出る?」
「え?わたしも??」
「参加者の条件、50歳以上なんだけど。」
「アハハ、それじゃ出られないです。」

パイプ椅子に座って、その参加者たちがゾロゾロとグラウンドに並んだ。
競技名は「パー3」
内容は、直線状にゲートボールを打ちながら走るというものだ。
ちょっとした工夫だけど、この「ちょっとした」がとてもいい。

母は、普段の老人会の諸活動では、全くゲートボールをしたことがない。
3人1組の競争で、一番身体が小さいにもかかわらず、
中央のレーンで出だしは一番だったが、ゴール前で抜かれてしまった。

それでも、競技に出れば、参加賞は同じ。
「ニコニコのり」を携えて戻ってきた。
「これ、100円かな?」
「もう少しするでしょう。」

帰りがけに、母からご近所のKさんを紹介された。
H市の公立保育所の保育士さんで、つまり、母とわたしにとっては
同業者にあたる。
母の保育所に子どもを預けに来てくださった古い知り合いだった
Kさんとわたしは、共に障害児保育のキャリアを積んでいて、
歩いていける同じ町内に住んでいて、尚且つ間接的な共通の
知り合いが何人もいながら、今日が全くの初対面だった。

「ええ!1年間で市内の保育所5箇所も廻ったの?
 わたしも障害児施設のS園には16年いたけど、
今のH保育所も5年目で2箇所なのに。」
「わたしは、今年の1月にS園にいました。でも、園長のI先生や主任の
S先生が、わたしを気に入らなかったのでしょうか。1ヶ月もしないうちに解雇と仰ったんです。他のパートさんに来てもらうからと。
今、思い出しても本当に恐ろしいです。」
「そう。H市の行政も本当に悪くなったよ。正職員でも何人も
そういう人の話、聞いてるよ。財政難だからよけいに人間関係ギクシャクしてるし、役職に就いている人間の反感を買ったら、簡単に
スポイルされてしまう。それも、いい保育士たちに限って。」
「わたし、K課長に呼び出しを受けて正直に言ったんです。
S保育所はオモチャはボロボロだし、正職員の保育士さんたちも、トイレに行く時間もないって。こんなことでいい保育はできないって。
職員である前に、『わたしは生まれながらの市民です!』と言ったら
内心はビビっていたように思ったんですけど。」
「そこが、アルバイト保育士を放り出した途端、市民になるから、
課長は警戒したでしょうね。
昔は、もっとゆったりのんびりいい保育をしていたんだけど。」
「正職員でも顔を合わせないK課長に2回も会って、
『理想の保育はよそでしてください』と念押しされたんです。
K保育所のM所長にも、『あなたのために辞めた方がいい』って・・・」
「そう。今は危機管理ばかりが声高になって保育の質が本当によくないと思うし、正職員同士でも意見が言いにくい雰囲気になってきてる。
一人一人の保育士の残務が多すぎて、保育所間の交流も稀薄になってるしね・・・」
「障害児保育も30年前は先端でも、大学と連携していないと、情報が
入ってこないから、今は随分遅れてしまっているんじゃないでしょうか。」
「そうね。今の成長の大切な時期をただ、『怪我をさせないように』
見ているだけの保育しか、していないみたいだものね。
本当の保育は、その子の大人になったときの未来のことも考えた保育
であるべきなんだけど、みんなそこまでの余裕がないのよ。」
「いろいろ大変ですけど、K先生、身体に気をつけてください。
 聞いてくださってありがとうございました。」

こんなにいいお天気だけど、わたしは、これまで渡り歩いてきた
このふるさとの保育所での、1年半の日々を振り返ると、
背筋がぞっとした。
友人のSちゃんが、「保育士に向いている」と言ってくれても、
今はどこへも行きたくなくて、前向きになることを拒んでいる
自分から抜け出せない。

昨夜から、韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」も
総合テレビで始まった。あれは、もちろん陰謀に次ぐ、陰謀、
壮絶な血で血を洗うドラマの世界だが、
わたしは、自分の世界と決して解離するとは思っていない。
わたしは、こうして生きているが、いつも人間ほど恐ろしい生き物は
なく、いつ身に降りかかってもおかしくないと思っている。
そして、昨夜読んで、仕上げられなかった宿題のエリクソンの内容と
見事にマッチしているから、余計にゾッとするのだ。







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2005/10/09 14:47 | 日常の発見 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
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