私的に子育て支援

先月、8月31日で訓練校最後の修了式を迎え、60名の受講生が賞状を授与された。
なかには、インフルエンザで来れなかった噂のNさんや、実習途中にトラブルが生じたために、数名の訓練生たちが除外されていた。また、なかには複数の証書を授与されている人もいた。
複数の証書とは、3ヶ月間勤しんできた受講内容の資格試験の合格証だった。

「これからも時々会いたいね。」
「また、来月末も会えるね。」
「再受験がんばろうね。」
「就活もね。」
「ああ~、でも就活疲れるなあ~・・・」

各々の実習先は決していいことばかりでなく、最後に臨席したYさんは円らな瞳がチャームポイントなのに、口角をへの字に下げていた。
実習期間の4ヶ月を終えてみたところで、すぐに就職先が転がり込んでくるわけじゃない。
「お世話になりました。」
次期入校生たちのお世話で気忙しそうなヤマピー先生に挨拶し、訓練校の所在する雑居ビルを出た。
時々、交流していた中途身障者のYさんに声をかけた。
「Yくん、元気でね。」
しかし、彼は知らん振りして杖をついて遠ざかっていった。
実習中、コバンザメのAちゃんと同じ現場だったらしいけど、どうなったんだろう??

午前中のうちに、訓練校仲間とは別れて、正午には「旅立ちの鐘」の前でSちゃんと待ち合わせた。
同じ受験にSちゃんは合格して、同じ業界の就活を先んじて始めていた。
長年の友情のおかげで、情報交換でダベリんぐしながら、しばし、午後の優雅な(?)ランチを楽しんだ。

「民主党圧勝でなんだかいい気味!4年前のブログには確か自民圧勝って書いた覚えがある。」
お互い長引く不況と相俟って就活が厳しいことにめげずにがんばれることをひたすらがんばろうと、
ケーキセットに舌鼓を打ちつつ励ましあった。

けれども、さすがに9月に入っても、8月の実習夏バテモードを引きずっていた。
Sちゃんを呼び出し、専用テキストを借りて再受験勉強体制を整えたはずが、スランプモード。

今週、Pさん宅を2回訪問する機会を得た。
2日の夜は、共通の恩ある知り合いであるN先生のお誘いを受けて公共施設で毎月行われている
発達障害児を対象とした事例研究会に初参加した。
N先生によれば、K駅付近のこの施設でとある障がい者の親の会が主体となって、教職員関係者や
小児科医を召喚してのスーパーバイズつきの本格的な支援活動が始まって10年ほどの歴史があるという。
隣のN市内に在住在職する現役の小学校・支援学校の教員が、それぞれの現場で問題を抱えている
発達障害児とその家族支援のためにグループワークを行っていた。

といっても、それはほんの一握りの熱意ある教員なんだろうか?
転職すると決めて1年経過してみると、案外、それまで教職員大学院では当たり前にこびりついていた「発達障害」やら「アスペルガー」「特別支援教育」という文言は、身近に見聞することからフェイドアウトしてしまったように思う。

事例のA君(小4)の問題点を私なりに掘り下げる作業を、ベテラン教員に混じってグループ討議することは、4年のブランクにもかかわらず、別段難しいことではなかった。
私には、最後のH保育所でかかわったR君との日々が蘇ったからだ。
コメンテーターでA君の主治医のY先生が、彼がウツ状態で、リタリンとLドーパを服用しながらギリギリの学校生活を送っていることを慮っての支援を要請して、閉会した。

世間は広いのか狭いのか、私は閉会してN先生に告げた。
「私としては、今回N先生のお誘いいただき、本当にありがたいです。ようやく小児科医のY先生にお目にかかれたって感じです。
5年前の受験勉強の際、研究計画書をお願いしていた自閉症のお子さんは、Y先生が担当医でした。
今年に入って、踏切を挟んだ商店街の一角でわんわんコミュニティというサークルに参加していますが、代表の中学生の保護者の方がY先生のクリニックで愛犬を介したふれあい活動を行っているんです。」
「そうですか。Y先生にかかっている発達障害のお子さんたちは付近にたくさんいらっしゃいますね。
でも、Y先生がABA以外にもそのような活動に賛同していらっしゃるとは知りませんでした。」

それから、P家を再訪したのは、昨日6日の午後。
お正月ぶりに、Pさん一家が勢ぞろいした。
といっても、ゆきんこの場合はP家に仲間入りして1年半と日も浅いし、まだまだ他人行儀が抜けない。

そんなとき、遠慮がちな大人の関係を緩和するのは無邪気な幼児の存在であることは間違いない。
「Yちゃん、来たよ~!!」
「イヒヒヒヒヒ~!」
ちょうど4歳になったPさんの姪のYちゃんの保育は、終日、ゆきんこの専任となった。

「ひとつだけ食べよう」
「くまさんの横にある四角いのな~んだ?」
「これ!!」

長年、大人よりも子どもとかかわってきたゆきんこの保育技術は我ながら廃れていなかった。
Pさんの弟夫婦には、数多の他児たちと比べて我が子が今、どんな発達状況のどんな課題をもっているのかまで、専門家チックに分析はできないだろう。

「ゆきんこさん、いっしょにしよう!」
「いいよ。でも、ママにいいってきいた?」
Yちゃんから無邪気に手を引いてキャッチボールやかくれんぼ、リカちゃんの幼稚園ごっこなど諸々の遊びに誘われると、根っからの子ども好きな私としては、楽しくて断りきれないのだった。

どうも先月、『新・児童心理学講義』を読んだせいかな?
そういうわけで、翌日の今日はかなりくたばっています。。。


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