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ピンチはチャンス!?(七夕前後)

参院選開票後明けの月曜日は、雨が降ったり止んだりの不安定な天気です。
ブログにすっかりご無沙汰していた丸2週間のうちにいろんなことがありました。

まずは、先週7月7日七夕のこと。
前日の6日は曇り空。午前のパート勤務を終えてK駅に戻りました。
いつもは無言で通過する改札口の駅員さんに質問しました。
「七夕記念グッズって、明日何時から発売ですか?」
「3時からです。」
「すぐに完売になりますか?」
「そうですね~、その年にもよりますが。よければパンフットお渡ししましょうか?」
「いえ、大丈夫です。」

次に、帰宅後はお洗濯。
宵には、身内から笹と短冊をいただいたので、願いごとを書きました。
「家内安全」
「商売繁盛」
「世界平和」
「当たり前の願いだけど、難しいねえ。」
4文字熟語だけの願いごとを色とりどりの短冊にサインペンで書いて、ベランダに笹をくくって紙縒りに通して結びました。
そして、
私の切なる願いは・・・
「雇用安定」です!

さて、辛うじてお世話になってきた派遣会社で10ヶ月目を迎えました。
目下、私は上司命令で謹慎中にあります。
「この部署で従事してもらうわけにいかん」
「この派遣先でお前の配属先はもうない!」
涙でグショグショになりながら、数回の面談に耐えてきましたが、
とうとう、上司の宣告を受け入れるしかありませんでした。
「週末、支社で支社長代理と面談に直行するように。」

その理由として
ミスがなくならなかったことと、教育係りの手引きなしにマスターする研修期間を大幅に超過してしまったことを指摘され、支社長代理面接で詳しい経緯を報告する羽目となりました。

翌朝の七夕当日は、一応くすぶってはいましたが、曇りで湿った重い空気が漂っていました。
「帰宅するまでにはなんとかもつかな・・・」
一抹の不安が過ぎりましたが、昨日から乾ききっていなかった洗濯物を笹飾りと共にベランダに干したまま
出発しました。

謹慎といっても、次の派遣先が決まるまで何もせずにいるわけにもいきません。
私に与えられた業務は、付箋メモが印字された紙束をハサミで切り分ける単純作業。
しばし、居候をさせてもらうことになった予備室で従事する女性たちの雰囲気はまた一味違ってました。
同じ業界の同じ派遣先でも、全く業務内容が違っていました。
まず、女性たちは私服でやってきて着替えません。
ひたすらA4の紙束とにらめっこで、誰も私語をしている暇がありません。

事務といっても、つい7月のはじめまで従事していたせわしない接遇や案内、端末入力、電話応対を要する受付業務とはまるで違って閑散としていました。
そういうわけで、ただ黙々と付箋作りに没頭し、誰にも何にも干渉も指摘もされない単純作業で快適な4日間を過ごさせてもらいました。

その一方で、トホホな私に6月から7月にかけて求人応募の紹介が舞い込んできました。
縁ある方が、度重ねて上司に呼び出されては、追い討ちをかけられているという私の悩みを聞いてくださいました。
6月のうちに2件の書類審査と面接にこぎつけました。
残念ながら、2件とも結果は不採用。

そして、最後の1件は昨年、親しかった職業訓練校の同窓生Tさんから紹介を受けました。
Tさんの新しい就職先で募集している専門職の求人が私にぴったりだというのです。
ハローワーク経由で紹介状をもらうという手順に沿って応募書類を七夕前日に投函しました。
そのころ、TVではゆうパックが遅延していることが報道され、やたらに郵便局員が懇切丁寧に対応してくれました。
「これは、かなり重要な書類ではないですか?」
「今日、出せば明後日には届きますよね?」
「はい。でも、履歴書ですから、確実に届くように『特定記録』にしておきましょう。」
「ご親切にありがとうございます。」

さて、七夕当日。
予備室の女性たちが出勤まもなく会話を始めた。
「七夕の織姫と彦星って恋人同士だと思うでしょう?」
「違うの?」
「それが夫婦なんだって!」
「へえ、」
「年に一度しか会えなくなったのは、結婚したとたん二人とも仕事をサボってやらなくなったからなんだって。」
「そうなんだ。てっきり、恋人と思ってた。」
「私、今日、誕生日なんです。」
「あら、七夕が誕生日なの?おめでとう!」
「でも、ちょっと心配で・・・」
「どうしたの?」
「洗濯物を干してきたんですが、午後から雨降らないかなと。」
「私もです。昨日干して、まだ乾ききってなかったものでそのまま家を出ました。
 大丈夫ですよね、天気予報では、午後から晴れるって。」

退勤後、どんよりとした雲はより重たく、派遣先の巨大な建物を出てしばらくすると
ポツリポツリと降ってきた。
H駅から電車が発車し、一駅目のM駅に着くともうザーザー降りになっていた。
M駅で降りて善意の傘を拝借して、激安スーパーでお買い物。
私も暢気だなあ・・・
だって、ジタバタしたって洗濯物が濡れているのをどうしようもない。

そして、雨といえども、その当日は七夕だったという光景を目の当たりにした。
午後3時。
K駅に戻ってくると、カメラを構えた30人ほどの鉄道マニアと思しき一群が出迎えてくれた。
改札口にも群集がざわざわと傘を片手に屯していた。
どうやら、当日タイムサービスの記念グッズがお目当てらしい。

そもそも人ごみが嫌いな私は、ちょっと驚いたけど、
一群を一瞥して平然とK駅の改札をスルーした。

次に、新居の賃貸マンションの入り口には、蛍光色のキャップをかぶったシニアボランティアの男性が3名
佇んでいた。
「すみませんねえ、お邪魔して。」
「雨宿りですか?」
「そうなんです。七夕まつりの準備中に降られまして」
「どうぞ、この傘お使いください。」
「ありがとうございます。お返しに来ますね。」
「いえ、善意の傘で駅から借りたので、駅に返してくだされば助かります。」
「では、そうさせてもらいます。」
傘を手渡した男性がマンションを出ると、10名以上ものボランティアスタッフの男性諸氏がゾロゾロと回廊から連なって去っていった。
当然ながら、ベランダの洗濯物も七夕の短冊もずぶ濡れになり、地べたに落ちていた。

翌朝の8日
昨日の雨と打って変わってカラリと快晴。
退勤直後、見知らぬ着信電話の番号が携帯電話に記されていた。
折り返しの電話を入れると、早々に応募先につながった。
「いかがでしょう、来週の月曜日、面接に来ていただけますか?」
「よければ、明日の午前中所用で付近に赴きます。勝手を申しますが、午後からお願いできないでしょうか?」
「いいですよ。」
電話の向こうの長は、重厚で落ち着きのある声で快諾してくださった。

こうして、都合よく?ダブル面接が9日と決まった。
午前中は、現職の上司と。
午後は、星に願った未来の上司と。
急なことで、事前に何を問答するのか、どう説明するのか、
この年まで数え切れないくらい履歴書を出しては、面接して不採用の繰り返し。
場数は踏んだつもりでも、職場も相手もケースbyケース
自分のことって上手く整理整頓して初対面の相手にアプローチできないものだ。

午前中も、午後も2人の異なる上司と話して感じたことがあった。
何といってもどっしりと落ち着いているのだ。
私を責め立てるのではなく、私はどんな人物なのか、
どんな仕事なら私らしく務められるのか、
上司に望まれた仕事ができそうかどうか、
それを見極めようと熱心な質疑応答が交わされた。

そういえば、2件目の面接も結果不採用だったけど、
1次も2次もかなり長時間話が続いた。
9日も午前中は1時間余り。午後は30分余りとクタクタになった。

今回の午後の採用面接を紹介してくれたTさんの退勤に合わせて午後4時に待ち合わせた。
「どうだった?」
「随分、たくさん質問を受けたよ。」
「それは、かなり真剣に考えてると思うわよ。」
「だといいけど・・・」
「だって、履歴書が届いて、翌日すぐ面接なんてすごいじゃない。」
「Tさんの時はどうだった?」
「もう汗かいて緊張しちゃって。保有資格のことを聞かれたかな?」
「それは全然なかったな~。最後に、『自己PRしてください』と言われてすっかり忘れてた!」
「私はそんな質問なかったな。」
「同じ職場の面接でも、採用条件や仕事内容によって違うね。」

七夕は雨だったけど、
雨でもデートできたんでしょうか?
私の明日はどうなるんでしょう?
人生もお天気も不安定。
雨が降ったりやんだりです。
おや、
雲間から青空が見えてきました。
夕焼けはきれいかな?




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