日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
採用は突然に・・・その2
2010年08月31日 (火) | 編集 |
盆休み前後から、こじんまりとしたカウンターで、唯一無二の25年以上は使い込んでいるレジを打って、カウンター実務をはじめました。
お金のやりとりに両替、お客さんからの預かり品の確認、タグの取り付け、数日後の受け渡しの繰り返しで、
これまでやってきた仕事内容のなかでは、一番シンプルで主婦向きの仕事内容です。

その反面、雇用条件もいまいちで面接時に断る人もわりといたらしい。
地域の情報誌に載っている最低賃金を破っているし、雇用保険も何の社会保障もありません。
それもそのはず、個人事業主で、業績も悪化している上に、この残酷な猛暑でお客さんの数が例年よりもがた落ちしている。
じっとカウンターの奥で日暮れを待ちわび、ガラス越しに入道雲を眺めていると
「まるでポニョみたいな気分になってくるんだよね~」
と、世話役で同世代ママのYさんがつぶやいた。

「ここは一人で寂しいけど、慣れたら気楽よ。社長の奥さんが言ってくれたけど、お客さんが来ないときは本を読んでたってかまわないのよ。」
「え~!!? 私、今までの職場でそんなこと言ってもらったことありません。」
と、とろけそうなゆるい職場環境が気に入っていた。

しかし、職場環境の緩さと、収入は反比例して厳しいのは否めない。
お盆休み明けにも空いた非番の時間や休日には、やっぱりハローワークにでかけて求人検索をかけていた。

ちょうど1週間前の25日水曜日の午後。
正午から午後にかけてH駅前の美容院でカット&カラーをしてからついでに付近のハローワークに寄っていた。昼下がりというのにPCブースはほぼ満席だったが、待たずに空席に滑り込めた。
偶然、新居から最寄の福祉事業所の「支援員」の求人票が一発目でヒットした。
「ダメもと」で応募したところ、会議で不在だった担当者から30分ほど経過して直々に携帯電話に連絡をいただいた。
面接は、週明けの30日の午後4時と決まった。

そして、昨日週明けの30日。
一通りの業務を手ほどきしてくれたYさんと懇意に二人で勤務する見習いを終えて、
月末の2日間は、ベテランのIさんと過ごすことになった。
「私、独り立ちしたら非番に別の仕事を探しています。」
両人には、採用直後からそう仄めかし、家計がラクでないことを理解してもらっていた。

しかし、自分でも思わぬ展開に今も信じられないくらいだ。
午前から午後にかけて4時間半のパート勤務を終えて、一時帰宅。
今度は履歴書を入れた封筒をリクルートバッグに詰め替え、スーツに着替えた。
用意していた想定質問もなんだかうろ覚えだ。
けれども、ふてぶてしいことに全く緊張はしていなかった。

なんとなくここまでスムーズにきて、面接も実に自然でスムーズだった。
「では、履歴書拝見しますね。」
「どうぞ、ご査読ください。」
「・・・これは、もったいない履歴ですね。」
「ちょっと消しゴムで消したいくらいで。。。」
「もう保育士に戻るつもりはないのですか?」
「大学院に進学した前後から腰を痛めまして、断念しました。腰痛が災いして子どもたちの安全を守ることに限界を感じ、 転職を考えました。」
「保育士さんは腰を痛めている方が多いですね。イヌのことで論文を書かれたのですね?」
「それも、保育士ではなく一般人として何ができるか?と苦肉の策でイヌの散歩のシーンを集めました。」
「是非、読ませてもらいたいです。私どもの事業内容は多岐にわたっていますが、最近アニマルセラピーの効果に関心を寄せていたところです。」
「そうでしたか!ありがとうございます!」

<続く>
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2010/08/31 12:28 | 就職活動 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
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