日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

---------------------------------------------------------------

--/--/-- --:-- | スポンサー広告 | | Top▲
ペーパードライバー教習中
2010年09月10日 (金) | 編集 |
<前回の続き>です。

上司になるだろう才色兼備な女性は、面接の最後に一言付け加えた。
「雨が強まってきましたね。大丈夫ですか?」
「ありがとうございます。折りたたみ傘を持ってきました。少し雨宿りしてから帰ります。」

最寄の関西スーパーで買い物しているうちに、雨は小降りになった。
「ただいま。面接受けたらその場で採用決まっちゃった。」

そんなこんなで、今回の採用面接では、一体、どんな受け答えになるのか全く予想もしていなかったのだが、勝因はどうやら履歴書に書いたボランティア活動のように思えた。

さて、ぼんやりとしてはいられない。
採用が決まったはいいが、翌日の31日から1週間くらいは、罪悪感も混ざっていた。
7月下旬にパート採用された受付業務も早見習い1ヶ月余り経ち、他2名の先輩パート主婦の二人とも楽しく勤務していたところだった。
9月からいよいよシフト勤務を期待されていた従業員仲間にどう告げようかと、足りない頭がグルグルと回りだした。

とりあえず、最初に電話したのは、知人のペーパードライバースクールを自営するOさんだった。
「ご無沙汰しております。新しい仕事で車を運転することになりまして。」
「そうですか。どんなお仕事を?」
「利用者の方たちの家庭訪問をする支援員です。」
初回の教習は、9月2日と決まった。


そして、勤務交代のその時、引継ぎをしていたYさんと、Iさんに思い切って報告した。
「とてもいいにくいのですが、昨日面接を受けたら採用が決まって、両立できなくなりました。。。」
「ええっ!!もうひとつのパートは、ここと両立で探すと言ってたじゃない?」
「すみません。まさか採用されるとは思わなくて、ダメもとで受けたのですが、こんなことになって・・・ごめんなさい。」
「どうしよう・・・9月のシフト組んでたのに・・・」
「ちょ、ちょ・・・っと待って。明日まで考えさせて」
「ほんとにごめんなさい・・・お二人にご迷惑かけてしまって」

この後のことは、綴りたくない。
端的には、ご主人から大目玉をくらった。
8月末日で退職となった。

ABA(応用行動分析学)にかぶれ、ブログを更新させてきた過去が私を自ずと気分転換上手にさせたのだろう。
私に不思議な出会いと別れが拮抗し、転機はまだしつこく感じられる猛暑の中だというのに、明らかな季節の変わり目とシンクロに去来した。
まるで、真夏のミンミンゼミの声で目覚めるやかましい朝がパタリと止んで、
夕闇が6時代に迫り、宵に涼やかに鳴く鈴虫の声のように。

凹む間もなく帰宅すると、盆休み中に新たに出会ったあるNPOの管理責任者のOさんからメールで誘いが舞い込んだ。
不思議なご縁で、Oさんは現在、私が幼少期を過ごした町に在住されている。
ワンルームマンションを多目的な居場所として提供していらっしゃる。
それに、私が一昨年、勤務した授産施設でお世話になった施設長のYさんと旧知の仲というので、格別意気投合したのだった。
Yさんが地元で娘さんと知的障がい者の作業所を新設するにあたり、手ほどきに現地まで行くというので、
即答でお供することを承諾した。

9月1日。Oさんと正午にH駅のホームで待ち合わせた。
「よくお誘いくださいました。ありがとうございます。」
「なかなか返事がこないから、ダメなのかと思ったけどね。」
「まだパート勤務してたらお供できませんでしたけど、昨日の今日辞めたところでした。」
「どうしたの?」
「別の事業所に採用が決まって、2足の草鞋を履けなくなりました。」
「おや、まあ」
出会ってまだ2回目だというのに日暮れまで電車とバスを乗り継ぎながら懇意に話し続けた。

2日の10時には、元門真自動車運転教習所指導教官のO氏に自宅前に来ていただき、第1回目のペーパードライバー教習が始まった。
「ご無沙汰しております。今日からよろしくお願いします。」
O氏に再会するのは、これで4回目だろうか。1年以上経過していた。
初めて出会ったのは、2009年3月末のこと。
商工会議所が主催した「創業者セミナー」に参加したときだった。

「私、ペーパードライバーなんです。」
「ここにお客さんおったわ!」
隣りのテーブルに座したのがご縁で、その時、教習所を脱サラして創業して間もなかったO氏の名刺を頂戴していた。
「では、初めに免許書確認させてもらいますね。」
初回の教習では、ハンドルを握るのは、実に20年ぶりだと改めてゴールドカードの自動車免許証を見つめ、時の流れを感じた。
「ちゃんと、ミッション車で取得したんですね。」
「他の人よりすごく時間がかかりました。当時の指導教官が熱心すぎてちょっと強面の方でした。」

さて、おそるおそる一直線の初心者コースを走って様子を見てもらったところ、
「う~ん、ブランク長いわりには、思ったよりも上手く運転できてるね。」
「ほんとですか!」
「通常10回で終了だけど、これなら6回で一人で運転できそうだよ。」
新しい勤務先に就業するまでの2週間の間に1回50分、全6回の教習で再び、運転できるなんて!
自転車や公共の交通機関だけではなかなか行けない所へ自由に行くことができ、行動半径が大きく広がる嬉しさがこみ上げた。

何せ、ハンドルを握らなくなったのは経済的な理由はもとより、やっぱり事故になったらどうしようという不安が先立ってしまったからだ。
忘れもしない、24歳のいつの頃か、
運転技術を鈍らせたくないと、当時、JR茨木駅でOちゃんと月1回待ち合わせてレンタカーを借りてドライブを楽しんでいた。
ミラーを見るのが苦手でOちゃんとペアになり、助手席に座った方がドライバーの補佐役で地図や位置確認などの役割を交互にすることで辛うじて乗っていた。

また、仕事で営業車に乗ることもあったのだが、その時にはエンストしたり、一方通行を逆さに入ったりと
度々恐ろしい目に遭っていた。

今回の教習では、不安よりも楽しさの方が大きくなっていたし、この道30年のベテランO先生の指導で安心して教習に臨めた。
いや、新しい仕事で必要に迫られたことが運転のモチベーションをあげさせたかもしれない。
身近なところでは、老いて難聴になった母が、事故に遭うリスクが高まり、次第に外出しなくなってしまったことが大きな要因になっていた。
最近の報道では、雇用の不安定と、生死の確認もされないまま、高齢者が人知れず孤独死を遂げてしまう因果は、家族間の絆を断ち切られてしまったことが背景になっていると解説されていた。

2回目の教習は4日。
小高い丘陵の新規住宅予定地の起伏の多い蛇行した道で複雑なハンドル操作練習。
初回では、テキトーにまわしていたハンドルの加減が車体の左前アンテナを目安にすることがわかってきた。
「こわいと避けようとして急ハンドルをきってしまうけど、一番大事なのは、まずブレーキ操作。」
「はい。先生の経験から運転やめといた方がいい人っていますか?」
「いるよ。ブレーキが遅れる人。急に止まれないときは、追突するからね。」
「じゃあ、早めにブレーキ踏めばいいんですね。」
「そうだね。」

3回目は、6日。
徐々に、いつもの慣れた道も走行するようになってきた。
はじめに、K駅のロータリーで待ち合わせの練習。
「駅のまん前は人とタクシーで混雑するから少し離れたこの位置をお勧めします。」
「教習所よりもとても実用的ですね。ありがとうございます。」
それから、スポーツセンターの大きな駐車場で駐車練習。
3回出入りしてぶつからずに停められたけど、ミラーをみながらまだまだなんとなくの感覚だ。
ポイントは、ハンドルを1回転させてまた、反対に一回転戻して直進し、斜め45度の角度をキープすること。
駐車にはどうも自信が持てない。

この日は退職してから1週間。
午前の教習を終え、午後から思い切ってガラスの自動ドアをくぐって再び、お詫びの挨拶に訪れた。
「この度はとんでもないご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。」
「こういう運命だったのかもね。」
「そういってもらえるとちょっとほっとしました。こんな辞め方、罪悪感でいっぱいで。
 その後、シフトはどうなりましたか?」
「本店から若奥さんが来て埋め合わせてくださってるわ。」
「そうですか。今日はお客できました。」
依頼の物を預けて、支払いを済ませ、笑顔で自動ドアを出ると、わだかまりの気持ちは少し楽になった。

そして、4回目の教習は8日の午前11時から正午過ぎまで。
台風が北陸地方に接近し、運行が気になったが、小雨程度でほぼ平常運転ができた。
長距離で万博公園付近の大きなロータリーを素早く車線変更。
それも、O先生がタイミングを見計らって指示器を出す指示をしてくれるからであって、
「こんなところ、独りでは絶対無理やわ。」
と、ぼやきながら安全運転。
「上り坂では、スピードが落ちるからもっとアクセルを踏んで。前の車についていかないとスピードにムラがあるのはよくないよ。」
しかし、バックライトが点灯しない大型トラックの後部をしばらく走るのは、ちょっと困った。

勤続30年という輝かしい履歴を投げ打って、自営のペーパードライバー教習に転じたのにはそれなりの理由があったらしい。
全国には、何百人もの同業者がいるらしいのだが、地元ではニーズがあるのに教習所では儲からないのでことごとく断っていたそうだ。
そこで、幟を揚げたのが偶然ご近所のO氏だった。

次回、5回目の教習は12日(日)の予定だ。
一昨年の秋にボランティアをしていたホースセラピー牧場の沿道で待ち合わせ、Oさんを便乗してもらうことになった。
O氏の教習の魅力は、何といってもすぐ実用できる技術を効率よく身につけさせてくれること。
そして、マイルドな人柄に裏打ちされたさりげない指摘もソフトで、すぐ改善しようと思わせてくれることだ。

それにしても、私の望みは何といっても、安心感のある長期雇用だったはずなのに。
誰かが遺した耳の痛いことばが脳裏に焼きつく。
「人生は思い通りにはならない。しかし、やった通りにはなる。」
今年に入ってはまっているお気に入り番組の「ゆうがたクインテット」がちょうど終わった。
さてと、今夜のおかずはかぼちゃのスパゲッティサラダにしましょう。
スポンサーサイト

---------------------------------------------------------------

2010/09/10 10:57 | 季節、気象 | Comment (4) Trackback (0) | Top▲
コメント
この記事へのコメント
NoTitle
おぼえていますか?
ご無沙汰しています…
はるか一年前のメールを頼りに、送信してみたらエラーでしたので、こちらにお邪魔しました。
ご迷惑でなければ、声をきかせて下さい^^
アドレスは変わっていません…
2010/09/14(火) 16:00:48 | URL | ai #-[ 編集]
脚フェチ
脚フェチの貴方、自分好みの脚で脚コキされてイカされたく有りませんか?プロ級の脚コキなら手の数倍は気持ちいいですよ
2010/09/16(木) 16:37:28 | URL | 脚フェチ #Lul/urqE[ 編集]
グリー
グリーで理想の人と出会いたい…あなたの希望を叶えます。素敵な出会いをしませんか?
2010/09/19(日) 21:05:59 | URL | グリー #hSWuJ2Pw[ 編集]
Re: aiさんへ
> おぼえていますか?
> ご無沙汰しています…
> はるか一年前のメールを頼りに、送信してみたらエラーでしたので、こちらにお邪魔しました。
> ご迷惑でなければ、声をきかせて下さい^^
> アドレスは変わっていません…

あ~~~!すみません。
時々更新はしていますが、誰もアクセスしてないと思い込んでいて最近、コメントをちっとも見ていません。
1年前のメアドは、PCを買い換えて使用していません。
今、使用しているアドレスと交信した履歴がなく、アドレスもわからないのでこちらからも送信できません。
ご迷惑でなければ、シークレットコメントに連絡先を再度お知らせくだされば、ありがたいです。
2010/10/20(水) 21:50:17 | URL | ゆきんこ #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。