日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
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桜並木の奥には、親子杉
2011年04月06日 (水) | 編集 |
平凡でつまんないなどとぼやいていられない、未曽有の災難がいつ他人事ではなくなるかもしれない。
そういう切実感を誰もが、感じている今日このごろでしょうか?

それにしても、ただいま失業中にもかかわらず、私の卯月はこんなに穏やかでいいのでしょうか?
昨日は、日本晴れだというので、布団を干し、多分、大好きな掃除をしたらやっぱり埃が拭われてすっきりしました。
すると、なんだか明日が楽しみになってきました。
「天気予報では明日も日本全国快晴!やっぱり花見にいこう!」

午後1時。
出かける前にピーナツバターを塗ったトーストを食べて、ぽかぽか陽気の戸外へ電動自転車を走らせること数分後。

平安時代から貴族に愛でられてきたという桜の名所へ着きました。
きっと、私だけではないだろう平日真昼の花見見物人。
なんと先んじて、大勢の市民の方々が車座になり、6分咲きの桜の下で宴会を楽しんでいたのでした。
しかし、集団の特性をじっくり眺めてみると、
主婦グループ、ヤンママグループ、女子中学生グループ、引退シニア男性グループ、パパ抜き3世代家族など、
やっぱり働き盛りの男性は除外されていました。

各々盛り上がっているグループを横目に、桜並木を奥へ奥へと進むと、雰囲気はひっそりと一変し、鎮守の神社の鳥居の前に来ました。
2月の半ばに訪れて以来、今年は2回目です。
境内に続く石段の前で、登ろうか、引き返そうかとしばし、迷いました。
くるりと振り返ると、前回、見過ごしていたご神木に目が留まりました。
「親子杉」です。

太い幹に支えられ、上方に3本に分かれた幹がまっすぐ天に向かって伸びています。
立札には、「家内安全・円満・安産の御神木」と書いてありました。
私にとっては幼い頃よりの何よりの願い。
思わずこの杉に手を合わせ、拝みました。

そして、さっきまでためらっていた境内への階段を上り始めました。
「♪一日一歩、三日で三歩。」
足を交互に踏み出すだけでも、前進しているには違いない。
我ながらポジだなと思う。

2度目の階上までの参拝は、思ったよりも早く着きました。
「こんにちは。」
展望を先に楽しんでいたシニアの男女4名と会話しました。
「今日の見晴らしはどうですか?」
「あなた、前にもここへ来たことあるの?」
「2月に来ました。その時は、まだ雪が積もっていて曇ってました。」
「そう。ここへはよく来るの?」
「いえ、今日で3回目です。近所に住んでますけど、住民になってもうすぐ1年です。」
「そうなの。」
「どちらからですか?」
「N市よ。」
「見晴らしが良ければ、大阪市から万博、京都まで見えることもあるそうですよ。」
「そう。今日はどうかしらね。」
「今日は春霞だな。」
「春霞?」
「ああ、温かい陽気だと反って霞んで見晴らしは良くないんだ。1月から3月の晴天が一番眺めがいいんだよ。」
「そうですか。展望するなら冬がいいんですね。」
「うん。」
「ありがとうございます。それじゃ、ちょっとお参りしてきます。」

なんていう偶然の出会いとちょっとした会話は人畜無害。
後腐れなくていいな。

再び元来た桜の並木道を戻り、小学生の男の子たちが小川のザリガニに夢中な傍で、
立て看板の案内をメモしました。
平安貴族の和歌を一句。
「またや見ん K野の御野のさくら狩 花の雪散る春のあけぼの」(新古今和歌集 藤原俊成)

気分はすっかりおじゃる◎になりました。

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2011/04/06 17:15 | 日常の発見 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
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