FC2ブログ

カイロプリント

卯月も第2週に入り、子どもたちにとっては新学期の始まりです。
4月に入って1週間はぽかぽか陽気に恵まれていましたが、今日は天気予報通りに粉糠雨が降っています。

さて、私は暢気に失業2週間目。
昨日は何をしていたのかといえば、午前中は翌日雨が降るだろうことを見越して、お洗濯。
正午過ぎには、バイクのナンバープレートを外し、買い物鞄に入れてまずはK市のボランティアセンターへ

先月3月31日に災害ボランティア登録をしてから初仕事です。
内容は、東日本大震災の被災地に送る予定の物資を受け付け仕分けること。
しかも、受け付ける物資は新品のタオルに限定されています。
他の自治体では、どうやらもっと品数も多いみたいなんだけどね。

しかし、実際には一般市民の来訪はすでにピークを超えてだ~れも来ませんでした。
仕方がないので、私がやったことといえば、自宅から辛うじて提供した新品タオル5枚。
それを自分の連絡先と提供物品を記入するリストに加えました。

受け付けの机には、どなたかが用意してくださった被災者の方々へ送る寄せ書きの色紙がありました。
季節に合わせて桜模様で飾られています。
そこで、色紙に一筆。
「You are not alone. 人という字は支えあってできています。人間として、人々の間で共に生きていきましょう」
ともっともらしいことを書き込みました。

それから、本当はタオルだけ受け付けているはずですが、
どうやら衣類とか、その他の物品も交じっているため、それらを仕分けて段ボール箱へ納めました。

しかし、ボランティアコーディネーターのUさんによると、
物品を受け付けているにもかかわらず、被災地に届けるルートや手配が全く算段つけられていないというのです。
おまけに、市と社会福祉協議会とで窓口対応が一本化されていないらしく、せっかくの市民の善意を代行してくれるものやらどうやら。
早い話が、たとえば、歯ブラシ一本届けようにも、送料の方がコストが高いのなら義援金の方がマシだとか。

誰も来ない1時間30分という詰め時間はとても長かったです。
しかし、正確にいうと、物品提供者は誰も来なかったのですが、朗読ボランティアのメンバーらしきシニア女性グループが2時前からぼちぼちと集まり、車座になって雑談を始めました。
すると、部外者の私にもうれしい「棚ぼた」現象が起こりました。
「ご苦労様です。どうぞ」
と、コーヒーとドーナツを差し出してくださいました。
「いいんですか?」
「どうぞ、どうぞ。」
「では、遠慮なくいただきます。」

次なる行動目標のために、2時ジャストにはボランティアを終えて元従業していた事務所へまたもや顔を出しました。
総務担当のY氏が、私にこう告げました。
「今日は離職理由のサインだけで、お渡しする3枚目は改めて郵送します。」
「それじゃ、翌週火曜日もボランティアで来るのでその時、受け取りに来ます。」
「ボランティア?」
「そう。退職直後、災害ボランティアに登録しましたので。」

事務所をものの5分で退散し、次に向かったのは実家。
母の所有するバイクを廃車するため、署名と捺印した書類を3時には市役所へ提出しました。
母のさながら幼児化に似た老いていくプロセスを見ていると、一体、いつまでひとり暮らしできるんだろうかな~?と心配。

そして、3時40分。予約時刻を10分オーバーしてしまいましたが、メインイベントのカイロプラクティックのクリニックへ到着しました。
このクリニックの所在条件に少し難点があるんじゃないかと、ふと思いました。
というのは、バイクを駐車するところなく、診療室前まで階段を上らなくてはなりません。
腰痛や姿勢に問題のある患者さんは、これだけでもかなりの難関のはずだろう。

しかし、クリニックの扉を開けると、複数の患者さんでにぎわっていました。
冗談ではなく、海老のように腰が曲がり切ってしまったお婆さんがお爺さんと仲睦まじく来られていました。
帰りがけには、生まれて間もない赤ちゃん連れの若いお母さんとも待合室ですれ違いました。

「ゆきんこさん、お待たせしました。先週1日のカイロプリントの結果です。」
このクリニックを初めて訪問したのは、退職した翌日の4月1日でした。
なぜか、3月と4月の節目は退職してがっかりというよりも、翌日予約していたカイロの初診に期待する気持ちの方が強かったのが不思議でした。

多項目に渡った問診票に健康状態や、改善したい希望などを書き込んでいきました。
身長、体重、骨密度、体脂肪率、血圧、体温など、一通りの身体計測を終えて初体験したのが「カイロプリント」
「まず、この黒い上下スーツに着替えてください。」
次に、本来、シンメトリーになっている体の左右の肩・腰・骨盤・膝・足のポイントと中央線上の額・顎・みぞおち・臍に白いドットシールを貼る。
最後に、方眼模様の壁に沿って正面と、側面の写真を撮った。

このお楽しみカイロプリントの姿勢評価を聴きに再来したのでした。
「あ、お腹が出てる。」
「カイロプリントの姿勢では思ったほど悪くはないんです。実は、痛みを訴えておられる腰や背中のゆがみよりも、頭の角度が前傾になっています。腰以外には首などに痛みを感じませんでしたか?」
「そういえば・・・、症状はぎっくり腰がひどかったので、首はさほど痛みやゆがみが気にならなかったかもしれません。」
「体はつながっているので、痛みや患部そのものにアプローチしてもよくならない場合、その源を直さないとよくならないのですよ。ゆきんこさんの場合は、」
「首からゆがんでいる。」
「そして、側面の歪みが大したことはないのですが、正面写真では、肩に比べると骨盤が上下にずれています。この場合は、他者からもそれほど姿勢が悪いとは見られませんが、たいていは左右、前後に捻じれているのが殆どです。首の施術矯正から始めると、徐々に背中と腰も連なって改善してくると思いますよ。」
「なるほど~。。。今まで整形外科や接骨院でも背中のつっぱり感をどうしてもくれませんでした。ただ痛み止めの湿布とか、ストレッチとか。」
「姿勢の矯正は日本では医療の範疇にないので、治療の仕方を知らないんでしょうね。私も元はリハビリを習得しましたが、習いませんでしたから。」
「ちょうど、今週はNHKの番組で腰痛対策のシリーズをやってるので視聴してるんです。」
「あら、そうですか!?」
「でも、真似してやってみても果たしてこれで効くんだろうかと思っちゃうんですよ。」
「腰痛といっても、原因や症状は様々だから、TVでオンエアされるのはあくまで一般的な対処法です。だから、どうしても例外的に治らない人が出てきます。カイロは言わば、オーダー治療。ひとりひとりの症状や原因が違いのだからアプローチもきめ細かく的確になります。」
こうやって科学的なデータを用いて説得されると、サテライト時代のクセが抜けきれず、素直に納得してしまう。

私よりも一回りも若いセラピストの施術に癒されて、痛みの根源の首のツッパリ感が緩んで、なんとなく腰もいつもの鈍痛が和らいだ気がした。
寝ているときの枕の高さも助言してくださり、後頭部が布団に接するくらいが理想の高さだと教わった。
「ありがとうございます。早速、今夜から実行します。」

最後に、メアドを交換した。
親切なことに、Y先生の勧めで10日大阪・天神橋で開催される日本姿勢科学学会「基礎セミナー」に参加することになり、当日、便乗させていただけることになった。
「お父さんのY先生は、私のこと覚えてくださってましたか?」
「それが、父は帰宅したら寝ているので話す機会がないのです。」
「え?一体何時までお仕事されてるのです?」
「夜10時くらいかな。」
「それは、先生も帰りが遅いし、お父さんも早寝ですかね?」
「そうですね。父は現役教員の時から結構早寝でしたよ。」

初回訪問で私のカルテに書き込まれたY先生の珍しい苗字に遠い記憶があった。
「私、小学校のころ、Y先生と同じ名前の先生に教わりました。」
「それは、私の父です。」
「じゃあ、先生はY先生の御嬢さん!?」

そういうわけで、親子WのY先生のお世話になるだなんて、30年以上も経って予知できるだろうか?
Y先生は、すでにご隠居されているとのこと。
当時、何歳だったのかなY先生?
スポンサーサイト



Comment

Post Comment

非公開コメント

Latest posts