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健康と芸術の秋


只今、NHK「週間こどもニュース」を視聴中。
自動車メーカーは、環境にやさしい水素自動車や燃料電池車を開発中
と紹介している。
化学の実験で、硫酸の中に亜鉛を浸すと、ブクブクと泡立つ気泡
これが水素だ。
水素を燃やすと水蒸気が発生する。だから空気を汚染しない。
この水素自動車は、2006年度より、地方自治体で実用化の予定。
わが町は、いつごろだろうか?

ISOというよくわからない国際規格も2~3年前に早々と採用しているから、比較的早く導入されるだろうと、わたしは思っている。

ハリケーン ウィルマがメキシコ湾上空カンクーンに上陸した。
アメリカも随分な災難続きで、気の毒なくらいだ。
「どうすればいいか、わからないわ。」

朝夕はめっきり冷え込み、6時になる前に日没して真っ暗になってきた
今日このごろ、今日はじめて冬物の入った引き出しから上着を出した。
もう涼しいを通り越して「寒い」と形容したい室温は20度をきっていた。

只今、ニュースでわが町の市民会館大ホールで演説する
拉致被害者家族の有本さんが映し出された。
知らなかった!そんな大事なイベントが行われていたとは!

午後1時、近くのH厚生年金病院へ出かけた。
どこが悪かったわけではない。
病院は、休診で自動ドアの透明ガラスの入り口はまだ閉ざされていた。
中から白衣の初老の医師がカギを手動で開けてくださった。
「さわやか健康教室のご参加ですか?」
「はい。」
「どうぞ、こちらへ。」
案内に従って、初めに入った部屋で、
早速、看護婦さんに血圧を測定してもらう。
「ちょっと低いですね。」
「そうなんです。でも、まだ高い方です。」
「普段はもっと低いんですか。」

予約していた地域の人々の集まりが遅く、訪れた人々は
しばらくリハビリ用の幅広いソフトマットの上に座って開始するのを待った。
アンケートと健康の記録をかねた所定の用紙に書き込みを済ませて、
窓の向こうに風にそよぐコスモスを、わたしは誰とも会話も、退屈もしないでただぼ~っと眺めていた。
どういうわけか、昨晩Sちゃんと待ちに待って見に行った
「マンマ・ミーア」と同等の感覚でずっと観察していた。

このような観察眼がかなりついてくると、
どんなことにも、驚きと発見があり、そんな小さな幸せが
わたしのこころを自然と豊かにしていくような気がした。
そう。万物がわたしの師なのだと。

1時30分を過ぎて、リハビリ科の主宰の医師F先生の挨拶で
「さわやか健康教室」が始まった。
集まった市民は約40名くらい。殆どはご年配のシニア世代のみなさんだ。
ところが、迎えた医療スタッフは若い20才代のお姉さんたち。
その中間にいるわたしは、なんだか不思議な気分だった。
医療系の就職は他業界よりもまだ有利なんだろうか?
失業中のわたし、ちょっと羨ましい。
高校時代、3年間連続で保健委員だったが、当時はそれほど医療に関心もなかった。健康に問題も自覚もない10代の頃だ。

精神・神経科、皮膚科、形成外科を通過して、長い廊下の突き当たり
会場の大きな体育館に通されて、説明が始まる。
「昨年に引き続いての第2回目の今回のテーマは、『歩く』です。
まず、歩く前に、自分の立位での姿勢を意識してみましょう。
わたしたちは、自分で自分の姿を見ることができません。
ですから、他人に見てもらう必要があるのです。」

市民は、数列に分かれて、医師たちの前に立った。
「誰しも、真っ直ぐに直立している人はいません。
 必ずどこかが、捩れたり、歪んだりしています。
まず、それをチェックしましょう。だからといって
気にしすぎないでくださいね。少しでも正しい姿勢を保って
歩くこつをつかんでみましょう。」
一人一人が、人体のイラストに歪んだ箇所を赤鉛筆でチェックして
もらうと、次は平行棒の間に片足立ちをする。
「左が軸足の方が上手ですね。」

今度は座位をとってみる。
「お尻の真下に、坐骨が座面にゴリゴリとぶつかるのがわかりますか?
それを意識した状態で、自然に上半身を真上に乗せます。
加齢と共に、前かがみになるのは、腹筋が衰えるのと、地球の重力に負けて上半身を支える力がおちてくるからです。
人間以外の動物には腰痛や肩こりはありません。
動物は生まれると4本足ですぐに立つ。
人間は立って歩くのに1年もかかるのは、人間ならではの複雑な骨格構造のせいで、一番重い頭を一番上に乗せて背骨のカーブのバランスを保ち2本足で立って歩く。
だから、腰痛と肩こりは人間の避けされない宿命なんですね。」

厚みが5cmほどの細い板の上につま先だけを乗せて
踵を浮かせてバランスをとって立つ。
反対に、踵を板にのせてつま先を浮かせる。
このバランスが案外見た目以上に難しかった。
「最後に、苦手な方の軸足で片足立ちしてみてください。」
「あ、さっきより楽に立てます。」
「お家の敷居の段差などで、試してみてくださいね。
つまづいたり、転倒防止のトレーニングになりますよ。」

次は、「生活習慣予防のための運動」のアドバイス
交代したプレゼンターは、わたしよりももっと小柄で若い駆け出しの白衣の女医さんだ。円らな瞳が印象的で、はきはき強い語気で話す姿に
明らかに聡明さを感じた。
「こんな自分よりもしっかりしている若い人もいるんだ。」
と見とれてしまった。

①右手の人差し指と中指と薬指の3本で、左手首の親指付け根の動脈を
 触って脈を計る。心肺能力の指標になる。
 安静時脈拍(    /分)
 
②次の計算をする。
 210-(年齢   歳)=   / 分
 この値を最大脈拍の100%と考える。

③健康維持に最適の運動は、
日常、運動している人なら60%
0.6×(100%脈拍ー安静時脈拍)+安静時脈拍

あまり運動しない人なら 40%脈拍が運動中の目標となる。
0.4×(100%脈拍ー安静時脈拍)+安静時脈拍
 
わたしの目標脈拍は、129/分

これを算出した後、参加者が並んで3分間体育館を巡回歩行した。
1回目はいつもの歩く早さで
2回目は早歩き

ポイント
○自分の心肺能力に応じた歩行スピードで
○20分以上続けて行う
○最低隔日、毎日続けるとベスト
○継続することで、心肺能力が向上する

わたしは、両隣に居合わせたシニアの女性、男性と
談話しながら、最後は笑顔まで交わした。
「一人だとなかなかがんばれないけど、みんなが集まるとヤル気が出るわね。」
「なんや、あんたの目標脈拍まだまだやんか。」
「そうですね。普段運動しないから、もっとしないといけませんね。」

参加することに意義ありで、最後に「お~いお茶」ももらって
挨拶して帰った。嬉しい♡

戻る廊下の途中に「病児保育室」のプレートも目に飛び込んだ。
4年前、1年近くを過ごした小児科病棟のプレイルームが懐かしく
脳裏を過ぎる。 ちょっぴり未練・・・
ハロウィーンのお化け屋敷ごっこで
入院中の子どもたちとカラーセロファンやスズランテープで
お化けを作って、看護婦さんたちをお客さんに招いて
脅かしたり、大爆笑したことは、ずっと忘れないわたしの宝物だ。

でも、普通の平凡などこにでもいる素朴な市民。
それもわたしらしいアイデンティティだ。
偶然、横にいるお隣さんは、
年齢も性別も何もかもを超えたただの人間同士。
ちょっと同じ行動をその場でするだけで、笑顔になれるし、慰めたり、励ましあえる。
きっと昔の共同体はそんな感じだっただろう。

IQの高すぎる白衣のスタッフは、目の前で気さくに跪いて、
にわかな作り笑顔を見せるが、シニカルなわたしには高飛車で無用な存在に思えた。
本当に健康だったら、病院へのこのこ出てくる必要もない。
けれども、こんな大きな町で、気軽にそんな関係が作りにくくなった。

わたしも含めての、若者が生き辛く目標を見つけにくかったり、人間関係が下手だったりするのは、急激な環境の変化に晒されてきた
さまざまの要因があるが、端的に言ってモノと
人間が多すぎるからだと思う。





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