ゆきんこの引き出し

日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
人生には予期せぬ墜落事故のようなことが起こってしまうものです。

3月の後半になって、ほとんど同時に二つの同窓会の誘いが舞い込んできました。
ひとつは、旧友から大学の吹奏楽の同期会です。
さんざん参加しようかどうか、迷いましたが、
こちらは、26年ぶりの再会です。
若かった20代前後の先輩後輩仲間が時を経て、すっかりおじさんおばさんです。
私もどうかしちゃったのか、再会の嬉しさよりも恥ずかしさの方が勝ってしまい、
結局、仕事を理由に不参加としました。

もう一つは、恩師F先生のご退職記念の祝賀会です。
これでも昔、ブログ開設当所は、一応保育士であり、社会人大学院生という肩書をもっていました。
いえ、自慢したい訳じゃありません。
吹奏楽はわずか4年の歳月でしたが、
3つの大学、大学院で心理学、特別支援教育を専攻し、曲がりなりにも40歳までは学業を積んできました。

その当時の恩師のF先生には、拙者のブログの経緯とともに、
約10年間にわたり、お世話になり続けております。
そのF先生のご退職記念講演会にお招き預かり、
K大学まで馳せ参じました。

最終講義は、話し切れない伝えきれないF先生の人生訓が凝縮され、
最後に記念撮影して、無事終了しました。

ここまでは良かった。
その次が実に困った困った。

遡ること、2年前の4月。
F先生の研究室を不意に訪れ、
再就職のお世話をいただいたお礼に伺いました。
あいにく、更年期症状のために、十分仕事に従事できず、
不本意にもわずか8か月の雇用期間で、何にもお役に立てないまま、
火の見櫓的役職であったセンターを去る羽目となりました。

懐深く、どのお弟子さんたちをも抱合するF先生のご配慮で、
即座に、私に相応しい次の就職先をご紹介いただいたにもかかわらず、
因果応報というのか、私はちょうど18年前にもやらかした
指導教官の顔に泥を塗った忌まわしい過ちのために、
F先生はじめ、特別支援教育界隈の人脈を
自ら断ち切ってしまったのでした。

なので、どの面下げてって感じで、
またもや直々のお電話でお誘いがあったので、
断ることもできず、出席したのです。
しかし、

なんでそういう私が、F先生の正面向かいの指定席なの?
言ってみれば、F先生の刺客であった私なので、
あまりにも立派すぎたその役職なんてできる訳がない。

その私座すことになった席は、当時の役職の席よりも
酷い席でした。
F先生に近しい方々といえば、教育臨床のエキスパートを育てる
著名な方々が取り囲んでいます。
中には、NHKクローズアップ現代に出演されたT先生も
隣席しておられます。
そういえば、12年前の面接試験の時、予めT先生は仰いました。
「全員合格させてあげたいけど、定員数がありますので、不合格だったらごめんなさいね。」
受験者全員に宣言してるのか、自分だけに言われたのか、
合格させることが決まっている管理職の方々は顔パスのコースですからね、
まあ私に言ったんでしょう。

そんなT先生に再会するのもアンビリーバボー。
10年経ち、もうすっかりただのおばちゃんになった私に、
入る穴はどこにもありませんでした。
当然、畏れ多すぎて、御酌をすることもできませんでした。

冷や汗かいて、平静を装い、只々ご馳走をいただくのがせいいっぱいでした。
もちろん、私には数少ない同期の桜の方々にも再会することができたので、
寧ろ、F先生の真正面席よりは、その方々と同じ末席でいいのになあと
思いました。

しかし、その方々と再会するのも10年近くの歳月が流れています。
自分からなんとか話せたのは、F先生の孫弟子にあたる
2年前のセンターで同僚であったK先生だけでした。

なんというか、かけがえのないF先生とのご縁に導かれ、
「私ってなんでこんな人生なんだろうなぁ・・・」
と、否応なくふりかえらざるをえない会食のひとときでした。

おばはんみたいとけなされていたコートのボタンが、
最寄りのK駅のプラットホームに着いた瞬間、
弾け飛んで、電車とホームの隙間に落ちていきました。
駅員さんに頼んで、落ちた付近を懐中電灯で照らしながら
探してもらいましたが、暗くて見つかりませんでした。
そういうしょうがないことってあるんです。

帰宅してフォーマルスーツを脱いで、ほっとしましたが、
失言やら悪態ついたことに自己嫌悪が募ります。
つまりは、懺悔の気持ちが増幅し、申し訳ない気持ちになります。

私は、恩師のF先生に背いてこれまでの履歴を捨て去っても、
今の自分、今のアルバイトの仕事、そして仲間に
ずっと安心し、満足しています。

本当は綴りたい内容でもなかったんですけどね、
過去を振り返ると、自分の悔恨をむしかえしてしまう
そういう中年期にある私です。
最近、目が悪くなり、特にまぶしいのが苦手です。
F先生の相変わらずの笑顔がまぶしすぎて、ご尊顔を拝するのは、何のお役にも立たず去った私にちょっと辛いのです。
そして、立派なられたお弟子さんたちもやっぱり眩しくて、じわりと涙が滲んでしまうのです。

二度とない1日だから、敢えて邪な心を晒し、自戒を込めて綴っておくことにしました。
でも、F先生、心配しないでください。
春からのご栄転とご活躍をお祈りいたします。

スポンサーサイト












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://sateraito.blog20.fc2.com/tb.php/555-223df3fc

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。