日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
茂山狂言会
2005年11月30日 (水) | 編集 |
一人暮らしの2日目
といっても、パラサイトで、3度目のモラトリアムの
わたしは、実のところ、一人暮らしの経験はない。
ただの一度も。

正午過ぎに、昨日の予定通り、スーパーペリカン便の
PCを引き取りにパソコンポの係員がタイミングよくやってきた。

身支度をして自転車で目的地へ向かう途中、可愛らしい若い女性が、
正面から自転車で軽く会釈し、わたしも同調行動する。
すれちがって、振り向き、ブレーキをかけた。
「ごめんなさい。どなたでしたっけ?Mさん?」
「いえ、Nです。」
1秒くらいまだピンとこなくて、
「あ!N先生のお嬢さんですか?」

知らなかった。徒歩1分の行きつけのクリニックの受付の
女性が、まさか、N医師のご令嬢だったなんて。

それから、母の友人から譲り受けたチケットをゲットして
開演時間の2時ちょうどに、市民会館大ホールの指定席に着席した。
友の会のはんこつきの指定席はなんと前から5列目の最も
見ごたえのある場所だ。

着席するなり、茂山千三郎が、中央に正座して、
「狂言の話」が始まった。
幼児から、中高生、女学生に、成人まで、幅広い客層の
狂言に対する反応や狂言の歴史などについて話した。
想像力は、幼児期の子どもたちがもっとも豊かで、
例えば、柿をもぎとって食べる演技ひとつも、
「そこはもうとった。」などどクレームがくるので、
狂言師のほうも手を抜けないとか、
女学生の場合は、狂言師の摺り足の様子が、妙に受けてしまうとか。

演目「萩大名」のあとに、15分間の休憩時間を挟んで、
2番目の演目は教科書で有名な「附子」(ぶす)
主役の太郎冠者は、十三世茂山千五郎の次男、若手狂言師だ。
父、千五郎が主人の役で親子共演と
「あおげあおげ」「あおぐぞあおぐぞ」の掛け合いも
単純に楽しかった。

最後の演目「梟」(ふくろう)も梟に取り付かれた弟を
祈祷で治そうとするが、結局、兄も弟も祈祷師までもが
梟にとり憑かれてしまい、そのジェスチャーがコミカルだった。

言わば、南北朝末期に登場した、能と狂言は、
能が悲観的なら、狂言は昔のコメディーそのものだ。
「面々に楽しゅうなること、めでたけれ。」
役者が去ったあとに、後見という係りが道具を片付ける前に、
そう言って、舞台袖へ降りた。因みに井口竜也という若い男性だ。

直系の男児でない門下の弟子は、こうした下積みからトレーニングを
積むのだな・・・・とついつい板についてない
ABA的観点から、眺めてしまう。
どんな微々たる変化にもいち早く気づく、という自負心を
持ちつづけていなければ、この業界で本当のプロとして食っていけない。

というか、はっきり言って、出遅れ、出直しのわたしにとってもう後はないのだ。

美容師のSさんも来てくれて、終演後に、近くのスターバックスカフェでコーヒーブレイクを楽しんだ。
午後4時すぎのスタバは、満席だ。Sさんは初めてスタバに入り、
わたしは、初めて「マカロン」を食べてみた。カラメルみたいな
歯触りが、印象的な甘いお菓子だ。

眠くなってきた。

明日はいよいよ発表なんだけど、狂言を鑑賞したら、
もう夕方で全く準備ができていない。
大丈夫かな?
ケセラセラ、明日は明日の風が吹く。
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2005/11/30 00:32 | 鑑賞 | Comment (0) Trackback (0) | Top▲
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