日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。
人と松葉杖に支えられて
2005年12月20日 (火) | 編集 |
今日もいい天気。空気は冷たい。
学校からほど近いルミナリエは、昨夜も賑わっていたらしく、
最寄り駅の改札は人々でごった返していた。
一昨日の日曜日は、氷点下0.4℃とあんなに寒かったのに43万人も集まったとか。
夜の学校の学生は、たったの3人だった。

一人っ子のゆきんこには、小雪さんという大好きで不思議なお姉さんがいる。
父の最期の虐待から逃れて間もない13年前(1992年)の9月
奈良、大和郡山市の「内観寺」の内観療法で出会った。
言わば、内観というのは、心の垢落としというか、和式の懺悔みたいな
ことをする、一種の心理療法だ。
その涙を共にした一期一会で、こゆきさんとゆきんこは、血のつながらないきょうだいになった。

昨夜、夜の学校から帰宅して玄関の冷たいポストを覗いてみたら
小雪さんからお手紙が届いていた。
11月22日に小雪さんの個展のギャラリーを母と訪れ、そのお礼状と、
3人で一緒に撮った写真が同封されていた。

そして、1994年(平成6年)に小雪さんが投稿した記事も添えられていた。
「身体を考える会」の機関紙に載ったエッセイだ。

「小学校4年のとき、リレーの強化練習で足を痛めたことが、
今から思えばそれが『変形性股関節症』という私の病気の始まりでした。
でもほんとうにわたしが病気だと知ったのはそれから10年たっていました。
登山での下り、痛みで歩けなくなって・・・、
10年間というもの、人一倍歩き、動き回り、スポーツ大好き少女で、
私は健康であると信じて疑いませんでした。
其故、医者に病気だと云われても少しもピンと来ず、事の重大性を認識するのに又十年の歳月がかかってしまいました。
書を一生の遣るべきことと決め、ちょうど油の乗ってきた頃、
かつてなかった痛みがやってきたのでした。
書を遣りたいばかりに手術してしまったのです。
合計1年の入院生活、それにも拘らず、松葉杖での退院。
医者の云う、「歩けるのは勿論、走れるし、書も存分に出来る」と云う
ことばを信じて・・・、
それがことごとく打ち砕かれてしまいました。
私の本当の痛みとの戦いは、退院後から始まったのです。
痛み止めを飲んでも効かない、足の痙攣、眠れない日々が何年も続きました。
ヨガ、ストレッチ、自分で編み出した身体をほぐし、リハビリ、を毎日
続けながら、人が良いと言うことは全て試みました。
電気治療、針治療(四国、高知へ毎月二泊三日で1年半通う)
光線治療、カイロプラクティック、神霊治療(東京や長崎へ)等など・・・
何を試みても歩けるようにはなりませんでした。
十年の歳月が立っていました。
そして漸く気付いたのです。
誰かに治してもらおうといつも受け身だった自分が間違っていたと。
病気と、お友達になって、そして、一生、松葉杖でも良いと・・・・、心の底から思いました。
そしたら、どうでしょうか・・・・、
今迄、鉛が入っていたように重く痛かった足が、急に軽くなり、痛みが消えたのです。
不思議な体験でした。
 心が解放されると今迄詰まっていた細胞も解放される、そして病気からも・・・・・・、心の持ち方一つで、どんな風にもなるんだろうと云うことを、身を以って体験しました。全てが上手く回りだしたのです。
人間医学者との出会い、東条百合子氏の自然療法との出会い、
玄米菜食、そして二年が過ぎ、アレルギー性の身体が、すっかり健康に
自然体で生きていると、黙っていてもいい出逢いが次から次へと・・・・。
良くなる方向へ行くしかないと云うふうに動いてゆきます。
病気は自分で治すのではなく、自然が治してくれる。
宇宙と一体になっていれば・・・・、
手術後、自分のことで精一杯だった私が、人様のことで走り回れるようになったのですから有り難い事です。
筆も漸く持ち始め、今の身体に合った字が書けるようになりました。
そして、書道教室も始めました。
私を囲む全ての人に支えられてここ迄来ました。
こんなに平安で心が充実している日々が来るなんて、痛みと戦っている時には、想像もできないことでした。
生きている、生かされている、ということは、本当に素晴らしいことです。」

ゆきんこも、相変わらず不器用で臆病だけど、
町の電車の中の、怖い顔のおじさんたちに囲まれていると背中が痛くなるし、
おばあさんになった母の前でワ~ワ~昨日も年賀状書きながら泣いたけど、、、、
こゆきお姉さんと生きている、生かされている。
今まで出逢ってきた大切な人々と一緒に。





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2005/12/20 13:35 | 仲間 | Comment (3) Trackback (0) | Top▲
コメント
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2005/12/20(火) 14:28:53 | | #[ 編集]
とても素敵なお姉さまがいらっしゃるのですね。
生きてるって当たり前じゃないんだよね。志半ばで亡くなる人だってたくさんいる。当たり前のように生きていてはダメね。。。苦しくても辛くても生かされてると思えば乗り越えられる。常にそう思いながら暮らさないと・・・。
2005/12/20(火) 21:41:02 | URL | 野ウサギ。 #-[ 編集]
そうですね。
無理に苦しまなくてもいいのでは?と
わたしは、この頃思っています。
苦しくても、傍に居る誰かと支えあって
それを乗り越える明るさや楽しさ、面白さを見つけて生きたいと思います。
2005/12/21(水) 14:28:50 | URL | ゆきんこ #-[ 編集]
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