同世代はいいもんだ!

昨日のブログを書き上げてから、母が一通の郵便を手渡した。
H市の子育て支援室から「平成18年度の保育士のアルバイト登録」の
依頼書だった。
「どういうことよ。9月にはK課長直々に金輪際勤めるなといっておきながら・・・」

午前10時母校H高校の近くのある事務所に、母と参加した。
目的は、市会議員のHさんによる「H市の子育てについて」実態報告会兼
昼食会である。

2児の母でもある子育て真っ最中のHさんは、先代の父、Y市会議員の意思を継いで30代前半で白羽の矢を立てられた女性若手ホープだ。
朗らかな笑顔で、調査に基づく近況をフランクに語った。

全てを叙述するのは、難しいのだが、印象に残ったことを書き留めてみよう。
「広報を見ていますと、なんだかいいことだけやっているように
見えるんですが、マスコミが、いかにイメージが先行しているかも
読み取ってください。ずっと取り組んでいるような記事でも、
ほんの数日だけで、写真にいいとこだけ収められているということが
あります。」

ふ~む。
ゆきんこの数少ない交流のあったジャーナル関係者もそんなこと言ってたな。

「わたしの小6になった娘が言うんです。
『ちょっと前までゆとり教育だったのに、今度はヤレヤレ教育っておかしいよね。』

 最近、教育委員会は、相変わらずの縦割り制度が蔓延っている。
校長に就任するのに、どれだけ自分のスローガンを掲げて、
リーダーシップを発揮していくかを競い合ってます。ちっとも民主主義
じゃないから、生徒たちがついにボイコットした小学校もあります。

「特別支援教育に関しては、コーディネーターを派遣しだしたけど、
全く形骸化しています。元養護学校の教員が担任にあーだこーだと言うけれど、自分の担当の複数の子どもたち以外にも、複数の通常学級に在籍する軽度発達障害の子どもたちの指導を担任にしているという信じられない負担です。根本の問題解決になっていない。
赤字だらけの予算内で担任が、クラスに在籍する軽度発達障害の子どものニーズに応じた個別支援教育のカリキュラムを作るように言われて、
担任一人でやらなくちゃならない。だから、府下では、最も残業や休日出勤が増えている自治体になっているんです。」

悲惨だ!!

「これに対し、H県A市にも調査に行きましたが、こちらは限られた予算でも障害児の保護者のニーズに応じた支援が実践されていました。
校長はワンマンでなく、話し合って進めていこうとするシステムができているのです。

とにかく、大切なことは全て非公開で決議されていこうとしています。この10月の英語教育推進特区の申請も、結局それが通過したのですが、英語が話せる市民を作ろうというスローガン、ブランド都市のイメージだけが先行して肝腎の市民主体ということは、お座なりにされています。わたしも英文科を出ているし、英語も好きだけど、主体である
子どものニーズや成長発達に応じているのかが抜けています。」

やっぱり?
T先生が12月6日のH大学の講演会で「H市にも派遣しました。」
と声高に言ってたけど、どうだかな~?内心は思ってたんだ・・・

それに、英語教育モデル校の特区申請の件も、彼女のブログにアクセスした時、実は河本先生からわたしのブログにもアクセスされていた。
「今や、公立高校の授業料も最も高くなり、目下、公民館の有料化も騒がれていますが、
これも蓋を開けてみますと、H市で社会教育主事の資格を持って専任している市職員は、たったの1名です。」

何だって!?
ゆきんこは、持ち腐れた社会教育主事まであるし、
その履歴書だって、過去7回も採用試験の面接でここの管理職たちの目に
触れていたのに、とても公正に不採用になったなんて思えない。

事実、H保育所の保育士が言ってたのだ。
「議員の親戚や知人で、どう考えても成績悪いのに、コネで受かってる
人いっぱいいるんだから。」

昼食タイムになって、わたしは偶然、H市会議員の傍でざっくばらんに
話した。
お友達ではなかったが、彼女も随分前に、わたしと話したことを
記憶に残していたらしかった。
「わたしのこと知ってたの?」
「ブログに書き込みしてくれてたんでしょう?」
「大人が子どもで、子どもが大人。それは本当にそうだと思うな。
自分がいい年になっても子ども意識抜けないから、同世代は相変わらず選挙にもいかないし。寧ろ、小学生時分の方がちゃんと児童会もあって選挙して『清き一票を』なんて言ってたもの。」
「今は、児童会無いんだよ。児童会活動。校長が独断でアンケートとるの。
今の教育に何が必要か?学力だけを重視してるのね。高校の選択肢は
広がったけど、難関の進学校か、そうでないかで2極化しているから
『普通』っていうのがないの。」
「今の学校の管理職って、はっきりいってでもしか先生じゃない?
だから、塾とか私学志向にも拍車が掛かっているのもどうかなと思う。
システム上、貧富の差が出てきて、それに呼応する形で貧しい家庭の子どもは教育費を払えないから、学力が低下するという傾向になってるのが、心配だなあ。」
「子育て支援も、公立の幼稚園を廃して、保育所も民営化して、
その潰して浮いたお金で、全く別のスタンスの子育て支援を声高にしてるから、矛盾なのよ。」
「管理職を早期退職させて、バイトで埋め合わせてもいい保育なんか
できるわけがないと言ったら、私K課長に追い出されて・・・
それなのに、昨日、子育て支援室から郵便物来てたの。おかしいでしょ?選挙のとき、最後のH保育所の前で、退職したK先生がビラ配りしてたら、主任と所長はいやな顔してブツブツ言ってたよ。」

ともかく、本能的に心地よく集団帰属できる居場所を見つけられている
若者は少ない。
誰もが、腹の底には不信感が渦巻いていた。
それが、無党派のノンポリ層を肥大化させているに過ぎないし、
ジワジワと100人中、99人の無感動、無関心、無責任人間を
育んできた我々世代が受けた教育のしっぺ返しに他ならなかった。

H議員のこんなことばも頭に残った。
「平成20年以降にいよいよ深刻な本当の少子化に突入します。」
参加者のある女性のこんなことばもあった。
「確固とした支持政党があるのは、羨ましいことだと言ってくれた人もありました。」

ごま塩頭の女性たち20数名のうち、子どもはたったの1名だった。
裏方では、落選した議員候補がいそいそとお茶を入れて接待し、
なぜか、T先生がLD講演会の休憩時間に宣伝していたのと同じオリジナル商品の「韃靼麦茶」が振舞われていた。

さて、「発達104(2005年10月号)」を少し読んで幼年教育のゼミの
忘年会に繰り出そう。
I先生のブログは、なぜかキャンディーズの話題で花盛りになっていた。

どんな話が飛び出すかな?
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