ゆきんこの引き出し

日常の当たり前の何気ないことの中に 「あっ」というささやかな発見を一緒に 味わってくれませんか? でも、もしかすると、見過ごしている当たり前でない大発見かもしれません。

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只今、NHK総合「知られざる野生」を丁度、見終わったところ。
南半球パプアニューギニアの真夏のクリスマスのイルミネーションは、
天然の蛍の照明だ。一斉に樹に留まって、それぞれの蛍が同時に点滅し、雄が雌にプロポーズの争奪戦を繰り広げる。
なかなかゴージャス且つワイルドな求愛行動だ。
日本の男性諸氏にもがんばってもらいたいものだ。
もしも、「今年も彼女いなくて、外へ出かけるのが虚しいんだよな・・・」
なんて、ふてくされているのなら、鳥や虫を拝察してみよう。

口下手でダイレクトに口説けないだなんて言い訳は、生物の世界には無い。
最終的には、ことばなんかは凌駕されるものだ。
夜空には、オリオンとシリウスが輝き、君の工夫とアイデアに満ちた
アクションを見守っている。

・・・・と冒頭から偉ぶった文体なんだけど、
わたしが、星の王子様なら冬の風に昨夜寒そうに震えながら咲いていた
雪の中のバラ園に囁くだろう。
「君のその凍えるようなダンス、なんてセクシーなんだろう。
ベルサイユのバラよりずっと可憐だよ。」
なんてね!

う~ん、10日のポリテクセンターの選考会には落ちたけど、
即座にSちゃんに頼んだところ、なんと来年1月から公演の「ベルバラ」
のチケットが入手できたのだ!
こっちの方が、断然、倍率高かったはずなのに!

本当は、今日家庭教師先のT家のクリスマス・ホームパーティーに
招待されていたのだが、昨夜、訳あってママから電話でドタキャンを告げられた。

昨日、一昨日とお楽しみがあったので、ちょっと長くなるけど、それをまとめて書こう。

一昨日21日は、今年最後の夜の学校の授業。
所属ゼミのY先生(専門は社会心理学、仲間関係)が予め提示された研究論文に、受講生たちがそれぞれにコメントをメールで送信し、それについてディスカッションをした。
・・・といっても、それぞれの現場を抱えている教師たちの思惑があり、
日本人は忌憚の無い意見交換を憚るという文化・風習をそう簡単に
改革できるわけもなく、だんまりになってしまう。
「送信するコメントで、ここは伏せて欲しいという箇所があれば、
それも付記して下さい。」

お題は、クラス仲間間で幼児が2年連続でリジェクト(拒否)される傾向にあるのか、ソシオメトリックテストを用いたその相関と、孤独感についてだ。
ソシオメトリックテストとは、心理学者ドッジが考案した調査質問紙の1つで、内容はクラス内で、各子どもたちが好きな子どもと嫌いな子どもを選ぶ言わば、人気投票みたいなものだ。
類似テストにGUESS WHOテストというものもあり、こちらは
「遊びたい子は誰ですか?」「すぐにけんかする子は誰ですか?」など
ひとりずつ指名して記入するタイプもある。

結果と考察は、固定化されたクラスの中で、一度、人気者と仲間はずれのグループが出来上がってしまうと、それが長期化してしまう。
拒否児に選ばれた子どもは、自然、孤独感を抱きやすく、攻撃的な要素も持ち合わせやすいので、これに対する方策としては、SST(社会性スキルトレーニング)の導入も考慮するのも一案だ。とまとめられた論文だ。(広島大学 前田教授)

10名足らずの学生の各教師たちのなかには、
「子どもの頃にテストをした経験があって、厭な思いをした。」とか、
「R群(拒否児)が出現しないようにクラス替えを頻繁に行なった。」とか、テストの実施そのものに難色を示すコメントもいくつか寄せられていた。
その裏を斯いて、Y先生のコメントは、
「ぼくの娘なんかは、小4でこのテストを受けたらしいけど、
仲良しの友達と離れ離れになりたくなくて、わざと仲良しでない演技を
したらしいが、これは女の子ならではのテクニックで、男の子なら、
こんな巧妙なことは思いつかないだろうな、ハハハ」
途中、真冬の雷が轟き、しばらくして氷雨が降り出した。

「じゃあ、今日はこの後も忙しいんで、ちょっと早めに終わります。」
年明けの題材になる論文を配布して講義が終わり、Y先生とゼミ生たちが
夜の氷雨の街に繰り出したのは、とある宴会場。
既にサラリーマンたちのの忘年会でがやがやと賑わっていた。
ビールをグラスに注いで「お疲れ様でした。」と一同乾杯!

今年で2年目の夜の幼年教育コースのY先生のゼミは
2年生が2名、1年生が2名の4名でこじんまりしている。
現場も職種も年齢がバラバラなのが、いいところで、それが、
Y先生のねらいでもあった。

「類は友を呼ぶ」で、似たもの同士は、幼児期から自然、仲良しになるが、それが固定化されることなく、流動的な仲間関係が健全だというのが、「僕はアメリカ嫌いでね。」というY先生のモットーだ。

同期で2歳年上のTさんは、男性で学部は元々経済だったらしいから、
初めの頃は、かなり場違いな感じと、幼年教育の内容に抵抗感もあった
ようだが、「だいぶリラックスして慣れてきました。」とビールを飲んだ。現場でサンタクロースになって子どもたちにプレゼントすると語っていた。

子どもにクリスマスのプレゼントを何にしようかとか、
子ども時代はサンタをいつまで信じていて、いつごろファンタジーに気づいたかとか、印象に残ったプレゼントは何だったのか?など
ざっくばらんに談話した。

ゆきんこにとって、実は3回目のゼミなのだが、前の研究室やメンバーの
雰囲気とのギャップにもようやく慣れてきた。
T先生は、アメリカでドクター(博士課程)を修めた権威だったから、
アメリカ大好き、英語を話せないのはナンセンス。
7年前当時、プレゼンテーションも、ディスカッションもディベートも全く初めてで全然できなくて、緘黙に陥り、悔しい思いをした。
現役のバリバリ教員たちに囲まれて研究室はいつも花盛りだった。

ここで、「風のハルカ」にも英語で主役のハルカが、英会話するシーンがオンエア中。


明けて、昨日は朝9時半に家を出た。学校も仕事もないのに。
しかも、こんな朝に限ってなんという寒気。氷点下1.6度。
なぜ、珍しく雪が積もっているの?

自転車に乗れないし、Oちゃんに返そうと思っていたPCも携帯できなかった。道中
でも、私は出かけた。ある目的のために。
ダウンジャケットの上から上下のウィンドブレーカーを纏い、
ピンクのビニール傘をさし、ゴム長を履いて誰も歩いていない市街地へ向かって一歩一歩雪をざくざくと踏みしめながら。

去年の初詣で、清水寺の近くでにわか雨に降られた時に買った
安物のビニールのピンクの傘が、突風に煽られ、針金が曲がってしまった。
大幅に遅刻して、やっと辿り着いたのがハローワークの一室。
再就職支援セミナーが既に始まっていた。
耳にタコができるほど、同じ説明がプレゼンターの口からこぼれ出た。
「ふらふらしている時間が長くなるほど、企業さんは意欲のない人と
評価します。面接は簡潔、明瞭に。口ごもったりしないで堂々としましょう。明るく元気で即戦力になる人材が求められています。」

そんな都合のいい完璧な人材が、対象のどこにいるっていうの?
そうじゃないキャラクターだから、落ちこぼれて何度も首切られて、うろうろ失業してるんじゃない。
去年の秋、大学院受験の面接に備えて週1回通ったマンツーマンの指導カウンセラーの叱咤激励指導が、フラッシュバックし、口角が自然、下降した。

セミナーで束のような資料をもらって、隣室に入りPC検索できる求人を
少し覗いた。
隣のN市でもアルバイトの保育士は募集中らしい。

建物の外へ出ると、雪は既に止んで正午の陽光に解け始めていた。
特急に乗って、小1時間でOちゃん宅に到着した。
目的は、DVDで宮崎アニメの最新作「ハウルの動く城」(2004)を鑑賞することだった。

宮崎アニメには、1984年の「風の谷のナウシカ」に始まり、さまざまの名作があるけど、「ハウル」の見どころは、
①キムタクらしくないハウルの声、
②呪いの魔術をかけられた年齢と風貌がコロコロ変る主人公ソフィーと主題歌の主は、倍賞千恵子さんであること、
③時空を超えた寄せ集めグループホームと老人介護問題も内包されていた点だろうか。

映像技術のミーム(文化的遺伝子)は、毎回刷新されて見応えあるが、
(例えば、ハウルが城の中で、ベーコンエッグを料理するシーンで、
透明な卵の白身が、段々白くなり、プクプク泡立つところ)

わたしは、「アルプスの少女ハイジ」や「未来少年コナン」などが
お気に入りだ。

日が暮れないうちに、次の目的地に出かけようと、Oちゃんの身支度を
急かして(我侭)その間、彼女の家族、ヨウムのリンちゃんや岡目インコのラックン、セキセイインコのルーちゃんと暇つぶし。
リンちゃんは、挨拶ことばも増えてきたが、時制に関係なくおしゃべりを続けていた。小鳥さんたちも、よくしゃべることが、健康のバロメーターだそうだ。

「わたしさあ、動物を介在した2者関係で論文書こうと思い立ったんだ
けど、どう思う?」
「あんまり言いふらさない方がいいんじゃないの?またネタをパクられるかもよ。」
「そう!明日の夜深夜放送でそのドキュメンタリーするんだって。
タイトルはえ~・・・論文なんていうんだっけ。」

専門的には、このよくある現象を「換語困難(かんごこんなん)という。
ある人の顔は浮かんでても名前など、固有名詞がなかなか出てこないというのは、当たり前にあることなんだけど、
思い出さないで放っておくと、加齢と共に徐々に語彙が減少する。
だから、しばらく考えて忘却しないことが、ささやかな認知症の防止になる。

地下鉄の乗り継ぎのホームで思い出した。
「そう!論文捏造(ネツゾウ)だ。ノーベル賞候補の研究者のドキュメンタリー」

淀屋橋で下車して、大阪市庁舎前に出た。
ノルウェーからプレゼントされたモミの樹のクリスマスツリーの前で
記念撮影。
それから、光のルネサンスのイルミネーション並木道を抜けて、
中ノ島公会堂を通過し、17日から開催されている大阪芸術大学主催の
「アーツアンドローズ」を鑑賞した。
そこで出迎えてくれたのが、芸大の学生さんたちのバラをモチーフにした個性豊かなデザインの作品の数々と、凍えて揺れていたバラ園だった。
Oちゃんもわたしも、学生さんたちの力作はもちろん、雪の解け残った
生垣のバラにも心を奪われ、闇夜に目を凝らして鑑賞した。

会場の一番奥のステージで寒そうに演奏するガイジンさんのプレスリーっぽいロカビリーをBGMに、
だんだん身体がかじかみお腹も減ってきた。
通路に沿って立ち並び呼び込みの国際色豊かな路店のうち、
ある女性の声かけで、無料のワークショップも楽しんだ。
主催は、NPOシニア自然大学のメンバーで、松ぼっくりで簡単につくる
ミニツリーを伝授してもらった。

①天然の綿花の綿の種や屑を取り除いて、
②薄くふんわり綿を指先で丁寧に広げる。
③マツボックリにボンドで雪らしく、貼り付ける。
④銀色のスパンコールの針金を上から下へらせん状にグルグル巻きつける


「うわ、もうできちゃった。5分くらいですね。この針金どうやって作りますか?」
「文房具店でどこでも100円くらいで売ってますよ。」
「取り除いた綿花の種は、持って帰って5月の中旬ごろに蒔いてごらんなさい。秋ごろに綿花ができるわよ。」
「はい。ありがとうございます。」
わたしは種を紙に包んで、筆入れの中に入れた。

それから、福引も楽しんで、お気に入りのギャラリーを横切って
梅田へ徒歩で足早に移動。
手袋をはめていても、指先が痛くなり、ひもじくなってきた。

お鍋を食べようよとOちゃんにリクエストしていたけど、
なかなかお目当てのお店が見つからず、結局、小さいステーキハウスに
カウンターに落ち着いた。
青ねぎたっぷりのビーフステーキと味噌汁、ライスのお替りし放題で
お値段は、なんと999円

最後は喫茶店で心置きなくダベリングした。
「来年はこんな暇なことしてるかどうかわからないから、
年賀状、1枚ずつ別の絵柄で描いてみたの。好きなの選んで。」
「へ~、上手だね。どれにしようか迷うな。この犬の毛色とか顔の感じ
よく描けてる。水彩の濃淡も工夫してるね。」
「ありがとう。模写だから実際の写真はもっと可愛いんだけど。
イブまでに投函するつもりで、ポストに入れちゃおうともう見られなくなるでしょう。」
「この犬のイラストもいいけど、こっちの親子のネコにするわ。」
「わたしもこれが、一番気に入ってる。Oちゃんのところなら、
また見に行けるよね。」
「額に飾らせてもらうね。」
「うん。ありがとう。じゃあ、持って帰ってよ。」
「ええ?もう今すぐくれるの?」

3度目の美山に旅立つ約束をして、Oちゃんに手を振った。
「メリークリスマス!」

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